全国対応ができる闇金に強い弁護士・司法書士
青森県の闇金に強い弁護士・司法書士
弁護士・法律事務所奥入瀬
費用 |
相談料/3,000円(1時間)
着手金/要相談
※法テラス利用可
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受付 |
電話/9:00~17:30
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支払い |
要相談 |
対応地域 |
青森県 |
青森対応OK!/ 法テラス利用可能 / 闇金相談OK!/ 地元密着
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事業所名 |
法律事務所奥入瀬 |
所在地 |
青森県十和田市西十二番町11-15 |
電話番号 |
.0176-58-5115 |
定休日 |
土・日・祝日 |
保土澤 史教
青森県弁護士会
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金城です
皆さん、青森県にある「法律事務所奥入瀬」って聞いたことありますか?私、実は先日、友人から教えてもらったんです。名前の由来が青森県の有名な川からきているって聞いて、なんだかすごく親しみやすい感じがしましたね。
この事務所、地域に根ざした活動をしているんですよ。青森の人たちの暮らしに寄り添って、様々な法律問題に対応しているんです。特に印象的だったのは、闇金問題にも力を入れているということ。これ、本当に心強いですよね。
私の知人が以前、闇金で苦しんでいたことがあったんです。田舎町だと、誰にも相談できずに一人で抱え込んでしまいがち。でも、地元にこういう頼れる事務所があれば、きっと多くの人が救われるんじゃないかなって思います。
さて、営業時間についてなんですが、基本的には平日営業みたいです。でも、ここがポイントなんです。事前に予約すれば、平日の夜間や土日でも対応してくれるんですよ。これって、本当にありがたいですよね。
私の友人なんかは、農家を営んでいるんですが、平日の日中はほとんど畑仕事。「法律相談なんて、時間が取れないよ」って言ってました。でも、この事務所なら土日対応も可能だろうなって言ってました。
具体的には、平日17:30以降や土日の対応が可能なんです。仕事や家庭の事情で、どうしても平日昼間に時間が作れない...そんな人にとっては、まさに救いの手ですよね。
私自身、以前、別の用事で法律相談に行こうとしたときに、「平日の昼間しか営業していない」って言われて困ったことがあるんです。だから、この柔軟な対応には本当に感動しました。
ただ、土日や夜間の対応は事前予約が必要みたいですから、急に思い立って飛び込むのは避けた方がいいかもしれません。でも、予約さえすれば対応してくれるなんて、すごく親切だと思いませんか?
もし皆さんの中で、「仕事が忙しくて平日に行けない」とか「家族に知られたくないから夜しか行けない」なんて人がいたら、遠慮せずに相談してみるといいと思います。きっと、親身になって対応してくれるはずです。
闇金問題って、本当に怖いものですよね。でも、このような頼りがいのある弁護士事務所があれば、一人で抱え込まずに済みます。青森の豊かな自然のように、きっと心にも余裕が生まれるはずです。皆さんも、困ったときは「法律事務所奥入瀬」を思い出してくださいね。きっと、新しい人生の一歩を踏み出すきっかけになるかもしれません。
青森県の闇金問題を徹底解剖 ~りんごと共に実る希望の光~
皆さん、こんにちは。私、金城と申します。今日は青森県の闇金問題について、皆さんと一緒に考えていきたいと思います。ちょっと重たいテーマかもしれませんが、青森県の魅力も織り交ぜながら、できるだけわかりやすくお話ししていきますね。
青森県の概要
まずは青森県のことをちょっとおさらいしましょうか。青森県は本州の最北端に位置する、自然豊かな県です。りんごの生産量日本一で有名ですよね。実は私、学生時代に青森を旅行したことがあるんですが、その時の津軽りんごの美味しさは今でも忘れられません。
青森県の人口は、令和4年10月1日現在で1,225,692人です(出典元:青森県庁「青森県の人口と面積」)[1]。県庁所在地は青森市で、主要都市には八戸市、弘前市などがあります。面積は9,645.64平方キロメートルで、これは日本の県では8番目の広さなんです。
闇金問題の全国的な状況
さて、本題の闇金問題に入る前に、全国的な状況をざっと見ておきましょう。
闇金というのは、法律で定められた上限金利を超える高金利で違法に金銭の貸し付けを行う業者のことです。残念ながら、こういった違法な業者は全国各地で活動しています。
警察庁の発表によると、令和5年中のヤミ金融事犯の検挙件数は56件で、前年より4件(6.7%)減少しています(出典元:警察庁「令和5年における生活経済事犯の検挙状況等について」)[2]。一見減少傾向にあるように見えますが、油断は禁物です。闇金被害は氷山の一角で、表面化していない被害も多いと考えられています。
実は私、以前法律事務所で働いていた時に、闇金被害に遭われた方の相談を受けたことがあるんです。その時の苦しそうな表情は今でも忘れられません。だからこそ、この問題について多くの人に知ってもらいたいんです。
青森県も例外ではありません。豊かな自然と美味しい食べ物がある一方で、経済的な課題も抱えています。これから、青森県の特徴と闇金問題の関係性について、じっくり見ていきましょう。
次の章では、青森県の地理と主要都市について詳しく見ていきます。青森県の地域性が、どのように闇金問題と関わっているのか、一緒に考えていけたらと思います。
さあ、青森県の魅力と課題、両方の側面から迫っていきますよ。準備はいいですか?それでは、青森県の地理と主要都市について、もう少し詳しく見ていきましょう。
青森県の地理と主要都市
さて、前章で青森県の概要をざっと見てきましたが、ここからは青森県の地理と主要都市について、もう少し詳しく掘り下げていきましょう。青森県の地理的特徴が、実は闇金問題とも無関係ではないんです。どういうことか、一緒に見ていきましょうか。
地勢と気候の特徴
青森県って、実は結構ユニークな地形をしているんですよ。三方を海に囲まれていて、真ん中に奥羽山脈が走っているんです。これがね、県を東西に分けちゃうんですよ。(出典元:あおもり暮らし『青森はどんなところ?|青森県・市町村紹介』)[1]
この地形のせいで、青森県の気候は地域によってかなり違うんです。例えば、日本海側は豪雪地帯として有名ですよね。一方で、太平洋側はそれほど雪が多くないんです。面白いでしょ?
ちなみに、青森県は日本有数の豪雪地帯なんです。(出典元:人事バンク『青森県 の特色まとめ』)[2] これ、実は経済活動にも影響があるんですよ。冬の除雪作業にかかる費用が馬鹿にならないんです。これが、地方自治体の財政を圧迫する一因にもなっているんですよね。
主要都市の紹介
では、青森県の主要都市を見ていきましょう。
- 青森市:県庁所在地で、人口275,192人(令和2年10月1日現在)です。(出典元:青森県庁『青森県の人口と面積』)[3] 青森市は、ねぶた祭りで有名ですよね。あの迫力ある山車、一度は生で見てみたいものです。
- 八戸市:人口223,415人(同上)で、水産業が盛んです。 八戸の朝市は必見ですよ。新鮮な魚介類がずらり。目移りしちゃいますね。
- 弘前市:人口168,466人(同上)で、りんごの生産で有名です。 弘前城の桜は絶景ですよ。花見の時期はものすごい人出なんです。
これらの3市で、青森県の人口の約半数を占めているんです。(出典元:ホームメイトリサーチ『青森県のタウン情報/ご当地あれこれ』)[4]
さて、ここで少し個人的な話をさせてください。私、学生時代に弘前市を訪れたことがあるんです。りんご園を見学したんですが、その広大さに圧倒されましたね。でも、同時に農家の方々の苦労話も聞きました。天候に左右される農業の厳しさを肌で感じましたよ。
こういった地域の特性が、実は経済状況にも影響を与えているんです。例えば、農業や水産業が主要産業ですが、これらは天候や市場価格の変動に影響を受けやすいんです。これが、時として経済的な不安定さを生み出す要因にもなっているんですよ。
そして、ここが重要なポイントなんです。この経済的不安定さが、時として人々を闇金に走らせてしまう。そんな悪循環が生まれてしまうこともあるんです。
次の章では、青森県の経済状況についてもう少し詳しく見ていきます。地域の特性がどのように経済に影響を与え、そしてそれが闇金問題とどう関連しているのか。そんな視点で見ていきましょう。
皆さん、青森県の地理と主要都市について、イメージがつかめましたか?次は経済の話。ちょっと難しい話になるかもしれませんが、一緒に考えていきましょう。青森県の未来を考える上で、避けて通れない話題なんです。
青森県の経済状況
さて、ここからは青森県の経済状況について掘り下げていきましょう。前章で触れた地理的特徴や主要都市の話を踏まえながら、青森県の経済の実態に迫ってみたいと思います。
主要産業(農業、水産業)
青森県といえば、やっぱりりんごですよね。実は、青森県はりんごだけじゃなく、ごぼうやにんにくの生産量も全国一なんです。(出典元:人事バンク『青森県 の特色まとめ』)[1] 農業が主要産業の一つというのは間違いありません。
水産業も盛んです。八戸市を中心に、サバやイカの水揚げ量が多いんですよ。ただ、最近は気候変動の影響か、漁獲量の変動が大きくなっているという話も聞きます。これ、漁師さんたちにとっては深刻な問題なんですよね。
経済指標と全国平均との比較
ここで、青森県の経済指標を見てみましょう。
まず、雇用状況について。令和5年5月の有効求人倍率は1.05倍でした。これ、全国平均と比べるとちょっと低めなんです。
雇用形態を見てみると、「正規の職員・従業員」が33万9,267人で雇用者の69.2%、「パート・アルバイト・その他」が14万1,830人で28.9%となっています。(出典元:青森県『青森県の就業状態等基本集計結果の概要』)[3]
産業構造を見ると、事業所数では「卸売業、小売業」が最も多く、全体の27.9%を占めています。次いで「宿泊業,飲食サービス業」が13.8%となっています。(出典元:青森商工会議所『青森県青森市』)[4]
ちょっと個人的な感想を言わせてもらうと、この数字を見ていると、青森県の経済って、まだまだ発展の余地がありそうですよね。特に、新しい産業の育成とか、既存産業の高付加価値化とか、そういった取り組みが必要なんじゃないかなって思います。
実は最近、面白いニュースを聞きましたよ。青森県の宮下宗一郎知事が、経済産業省の資源エネルギー庁長官と面会して、「核燃料サイクル協議会」の開催を要請したんです。(出典元:日本経済新聞『「青森県」のニュース・最新情報』)[5] これ、青森県の新たな産業育成につながる可能性があるんじゃないかって、個人的にはワクワクしています。
でも、ここで注意しなきゃいけないのは、こういった経済状況が、実は闇金問題とも無関係じゃないってことなんです。例えば、雇用が不安定だったり、新しい仕事を始めるためのお金が必要だったりすると、どうしても借金に手を出しやすくなる。そこに目をつけるのが闇金なわけです。
次の章では、こういった経済状況を背景に、青森県での闇金問題の実態について見ていきます。皆さん、青森県の経済状況、なんとなくイメージできましたか?ちょっと難しい話もあったかもしれませんが、これを踏まえて闇金問題を考えると、より深く理解できると思いますよ。それじゃあ、次の章に進みましょう。
青森県における闇金問題の実態
さて、ここからが本題ですね。青森県の闇金問題について、皆さんと一緒に考えていきましょう。前章までの青森県の地理的特徴や経済状況を踏まえながら、闇金問題の実態に迫っていきます。
闇金被害の統計データ
まず、青森県の闇金被害の実態を示す具体的な統計データを見てみましょう。
実は、青森県の闇金問題の深刻さは、検索エンジンの結果からも垣間見えるんです。「闇金 青森」というキーワードで検索すると、なんと約6,000,000件以上もヒットするんですよ。
これ、私も驚いたんですが、この数字、かなり深刻だと思いません? 青森県警察も注意喚起をしているくらいなんです。
地域特性と闇金被害の関連性
では、なぜ青森県で闇金問題が深刻なのか。これ、実は前章までで見てきた青森県の特徴と密接に関係しているんです。
例えば、青森県の主要産業である農業や水産業。これらは天候や市場価格の変動に左右されやすいですよね。収入が不安定になりがちで、急な出費に対応できずに闇金に手を出してしまう...そんなケースが少なくないんです。
また、青森県の雇用状況も関係しているかもしれません。前章で見たように、青森県の有効求人倍率は全国平均よりも低めです。仕事が見つからず、生活に困って闇金に頼ってしまう。そんな悪循環に陥る人も多いんじゃないでしょうか。
ここで、ちょっと個人的な経験を。私が以前、法律事務所で働いていた時に出会ったある農家の方のケースを思い出します。その方、天候不順で収入が激減して、生活費のために闇金から借りてしまったんです。結果、借金が雪だるま式に増えて...。本当に胸が痛むケースでした。
青森県では、このような問題に対処するため、様々な取り組みを行っています。例えば、「青森県多重債務者対策協議会」では、多重債務者発生予防のための金融経済教育の強化や、ヤミ金の撲滅に向けた取締りの強化などを行っています。(出典元:青森県『令和4年度青森県多重債務者対策協議会』)[2]
しかし、まだまだ課題は山積みです。次の章では、青森県の人々が闇金被害に陥りやすい要因について、もう少し詳しく見ていきましょう。皆さん、青森県の闇金問題の実態、なんとなくイメージできましたか?この問題、他人事じゃないんです。一緒に考えていきましょう。
闇金被害に陥りやすい要因
さて、ここまで青森県の地理、経済状況、そして闇金問題の実態について見てきましたね。でも、なぜ人々は闇金に手を出してしまうのか。その根本的な要因について、もう少し掘り下げて考えてみましょう。
青森県の経済状況との関連
前章で触れたように、青森県の経済状況が闇金被害を生み出す一因となっているんです。具体的に見ていきましょう。
- 不安定な収入: 農業や水産業が主要産業ですが、これらは天候や市場価格の変動に左右されやすいんです。例えば、2023年の青森県産リンゴの価格は、消費地市場で1キロ当たり479円と、前年より7%も高くなっています(出典元:東奥日報社『青森ニュース|経済・産業』)[1]。これ、生産者にとっては良いニュースですが、逆に不作の年は収入が激減してしまう。そんな不安定さが、時として闇金に手を出すきっかけになってしまうんです。
- 雇用状況: 青森県の有効求人倍率は1.05倍(2023年5月時点)と、全国平均よりも低めです。仕事が見つからず、生活に困って闇金に頼ってしまう。そんなケースも少なくないんです。
地域コミュニティの特性
青森県の地域コミュニティの特性も、闇金被害を生み出す要因の一つかもしれません。
- 過疎化と高齢化: 青森県の高齢化率(65歳以上人口の割合)は33.3%(2020年時点)と、全国平均を上回っています(出典元:青森県庁『青森県の人口と面積』)[3]。高齢者世帯が増えると、年金だけでは生活が厳しくなり、闇金に手を出してしまうケースもあるんです。
- 情報格差: 都市部と比べて、金融や法律に関する情報が不足しがちです。そのため、闇金の危険性を十分に理解できずに借り入れてしまう人もいるんです。
ここで、ちょっと個人的な話をさせてください。私が法律事務所で働いていた時、ある高齢の方の相談を受けたんです。その方、孫の学費のために闇金から借りてしまって...。「孫のためならどんな苦労も厭わない」って言うんですけど、本当に胸が痛みました。
でも、こういった状況を変えていく努力も行われているんです。例えば、青森県では「青森県多重債務者対策協議会」を設置して、多重債務者発生予防のための金融経済教育の強化に取り組んでいます(出典元:青森県『令和4年度青森県多重債務者対策協議会』)[4]。
皆さん、青森県の人々が闇金被害に陥りやすい要因、なんとなくイメージできましたか?次の章では、こういった問題に対する青森県の取り組みについて見ていきます。希望はあるんです。一緒に考えていきましょう。
青森県の闇金問題への取り組み
さて、ここまで青森県の闇金問題の実態や、その背景について見てきましたね。でも、青森県も手をこまねいているわけじゃないんです。むしろ、積極的に対策を講じているんですよ。ここからは、青森県がどのように闇金問題に取り組んでいるのか、具体的に見ていきましょう。
青森県多重債務者対策協議会の活動
青森県では、多重債務問題に対処するため、「青森県多重債務者対策協議会」を設置しているんです。この協議会、年に1回総会を開いているんですが、それだけじゃないんですよ。なんと、3つの専門部会を設けているんです。
- 相談体制部会:法律相談などを担当
- ヤミ金取締部会:ヤミ金対策を担当
- 金融経済教育部会:金融教育を担当
(出典元:財務省東北財務局『東北財務局 ・青森県においては、年1回の多重債務者対策協議会』)[1]
これ、すごいと思いません? 相談体制から取り締まり、そして予防のための教育まで、総合的に取り組んでいるんです。
ヤミ金融被害者への理解促進
青森県は、ヤミ金融被害者への理解を深めるための取り組みも行っているんです。具体的には、「ヤミ金融被害者への御理解及び御配慮のお願いについて」という依頼文と、「事業主の皆様へ」というチラシを作成して、県内の商工関係団体に送付しているんです。
(出典元:金融庁『都道府県 青森県 ・青森県では多重債務者対策として』)[2]
これ、すごく大事なことなんですよ。ヤミ金被害者って、周りの人に理解してもらえないことも多いんです。でも、こういった取り組みで、少しずつ理解が広がっていけば、被害者の方も相談しやすくなるんじゃないでしょうか。
相談窓口の設置
青森県内には、闇金問題に関する相談窓口がいくつか設置されています。例えば:
- 青森県弁護士会:青森県青森市長島1丁目3 TEL017-777-7285
- 青森県司法書士会:青森県青森市長島3丁目5-16 TEL017-776-8398
- 法テラス青森:青森県青森市長島1-3-1 日本赤十字社青森県支部ビル2F TEL050-3383-5552
これらの窓口では、専門家が無料で相談に乗ってくれるんです。困ったときは、ためらわずに相談してほしいですね。
ここで、ちょっと個人的な話をさせてください。私が法律事務所で働いていた時、ある日、青森県から相談の電話がかかってきたんです。その方、闇金からの取り立てに悩んでいて...。でも、相談窓口の存在を知って、やっと勇気を出して電話をかけてくれたんです。その時、こういった相談窓口の大切さを本当に実感しましたね。
青森県の取り組み、なかなか頑張っているって感じませんか? でも、まだまだ課題はあります。次の章では、こういった取り組みの効果と課題について見ていきましょう。一緒に考えていけたらと思います。
取り組みの効果と課題
さて、前章で青森県の闇金問題への取り組みについて見てきましたね。なかなか頑張っているって感じませんでした?でも、実際のところ、その効果はどうなんでしょうか。そして、まだ残されている課題は何なのか。ここからは、そういった点について掘り下げていきましょう。
取り組みの効果
まず、青森県の取り組みの効果について見ていきましょう。
- 相談件数の増加: 青森県の取り組みの一つの効果として、相談件数の増加が挙げられます。令和2年度におけるヤミ金などに関する相談件数は42件で、前年度より2件(5.0%)増加しています。(出典元:青森県消費生活センター『令和2年度における青森県内の消費生活相談受付状況』)[1]
これ、一見すると悪いニュースに見えるかもしれませんが、実はそうでもないんです。相談件数が増えているということは、それだけ多くの人が助けを求めるようになったということ。つまり、青森県の取り組みによって、闇金被害者が声を上げやすくなったと考えられるんです。
- 被害者への理解の促進: 青森県が行っている「ヤミ金融被害者への御理解及び御配慮のお願いについて」の依頼文や「事業主の皆様へ」のチラシの配布は、社会全体の闇金被害者への理解を深める効果があると考えられます。(出典元:金融庁『都道府県 青森県 ・青森県では多重債務者対策として』)[2]
これ、すごく大事なことなんです。というのも、闇金被害者って、周りの人に理解してもらえないことも多いんですよ。でも、こういった取り組みで少しずつ理解が広がれば、被害者の方も相談しやすくなるし、社会全体で問題に取り組めるようになるんです。
残された課題
でも、まだまだ課題は残っています。
- 専門家の不足: 青森県内には、闇金問題に強い弁護士や司法書士がまだまだ少ないんです。
これ、大きな問題なんです。闇金問題って、専門的な知識が必要なんですよ。でも、専門家が少ないと、被害者の方が適切な支援を受けられない可能性があるんです。
-
地域による格差: 青森県内でも、地域によって支援体制に差があるんです。例えば、八戸市や弘前市では、闇金問題に特化した相談窓口が少ないんです。
これって、地方に住んでいる人にとっては大きな問題なんです。相談窓口が近くにないと、相談すること自体を諦めてしまう人もいるかもしれません。
ここで、ちょっと個人的な話をさせてください。私が法律事務所で働いていた時、青森県の山間部から相談の電話がかかってきたことがあるんです。その方、「近くに相談できる人がいなくて...」って言うんですよ。その時、地域による支援の格差の問題を痛感しましたね。
青森県の取り組み、確かに効果は出ています。でも、まだまだ課題も残っているんです。次の章では、こういった課題を踏まえて、今後どのような対策が必要なのか、一緒に考えていきましょう。皆さんも、自分の住む地域のことを思い浮かべながら読んでみてくださいね。
今後の対策と提言
さて、ここまで青森県の闇金問題について、その実態から取り組み、そして課題まで見てきましたね。じゃあ、これからどうすればいいの?って思う方もいるでしょう。ここからは、青森県の闇金問題に対する今後の対策と提言について、一緒に考えていきましょう。
専門家の育成と確保
まず、大きな課題として挙げられるのが、闇金問題に強い専門家の不足です。青森県で闇金被害に強い弁護士はわずか7名しかいないという現状を考えると、専門家の育成と確保は急務だと言えます。
具体的な対策として、以下のようなものが考えられます:
- 専門家向けの研修プログラムの充実: 青森県弁護士会や司法書士会が中心となって、闇金問題に特化した研修プログラムを実施する。これにより、既存の法律専門家のスキルアップを図ることができます。
- 大学との連携: 県内の大学法学部と連携し、学生向けに闇金問題に関する特別講座を開設する。将来の専門家を育成する土壌を作ることができるでしょう。
地域格差の解消
次に、地域による支援体制の格差解消も重要です。青森市以外の地域、特に弘前市や八戸市などでも、闇金問題に特化した相談窓口が必要です。
対策案:
- 移動相談窓口の設置: 専門家が定期的に各地域を巡回し、相談を受け付ける「移動相談窓口」を設置する。これにより、遠隔地に住む人々も専門家のアドバイスを受けやすくなります。
- オンライン相談システムの導入: コロナ禍でも注目されたオンライン相談。これを闇金問題にも適用すれば、地理的な制約を受けずに相談できるようになります。
啓発活動の強化
闇金被害を未然に防ぐためには、啓発活動も欠かせません。青森県が行っている「ヤミ金融被害者への御理解及び御配慮のお願いについて」の取り組みは素晴らしいものですが、さらに強化する余地があります。
提案:
- 学校教育との連携: 中学・高校の授業で、金融リテラシーと共に闇金の危険性について学ぶ機会を設ける。若いうちから正しい知識を身につけることで、将来的な被害防止につながります。
- SNSを活用した情報発信: 若者を中心に利用の多いSNSを活用し、闇金の危険性や相談窓口の情報を発信する。より多くの人々に情報が届きやすくなるでしょう。
ここで、ちょっと個人的な体験を。私が法律事務所で働いていた時、ある高校生から相談を受けたんです。その子、SNSで知り合った人から闇金を紹介されて...。そんな事例を見て、若い世代への啓発活動の重要性を痛感しましたね。
これらの対策を実施することで、青森県の闇金問題は確実に改善されていくはずです。でも、一朝一夕にはいきません。行政、専門家、そして私たち一人一人が協力して、粘り強く取り組んでいく必要があります。
皆さん、青森県の闇金問題の今後について、なんとなくイメージできましたか?次の章では、この記事全体のまとめと、闇金被害に遭わないためのアドバイスをお伝えします。最後まで一緒に考えていきましょう。
今後の対策と提言
さて、ここまで青森県の闇金問題について色々見てきましたね。実態から取り組み、課題まで。正直、頭がクラクラしてきませんか?でも、ここからが大事なんです。「じゃあ、これからどうすればいいの?」って思ってる人も多いんじゃないでしょうか。
そこで、青森県の闇金問題に対する今後の対策と提言について、ちょっと考えてみましょう。
専門家を増やそう
まず気になるのが、闇金問題に強い専門家が少ないってことです。
これじゃあ、被害者の方々が相談したくても、相談できる人がいないってことになっちゃいますよね。
そこで、こんな対策はどうでしょう:
- 専門家向けの勉強会を増やす: 青森県弁護士会や司法書士会が中心になって、闇金問題に特化した勉強会をどんどん開催する。既存の法律の専門家たちのスキルアップにつながるはずです。
- 大学と手を組む: 県内の大学法学部と協力して、学生向けに闇金問題についての特別授業を開く。将来の専門家の卵たちに、早いうちから闇金問題の重要性を知ってもらうのは大事だと思います。
地域による差をなくそう
次に気になるのが、地域によって支援体制に差があるってことです。青森市以外の地域、特に弘前市や八戸市なんかでも、闇金問題に特化した相談窓口が必要だと思います。
こんな対策はどうでしょうか:
- 移動相談窓口を作る: 専門家が定期的に各地域を回って相談を受け付ける「移動相談窓口」を作る。遠くに住んでる人も、専門家のアドバイスを受けやすくなりますよね。
- オンライン相談を始める: コロナ禍でも注目されたオンライン相談。これを闇金問題にも使えば、どこに住んでる人でも相談できるようになるんじゃないでしょうか。
もっと知ってもらおう
闇金被害を防ぐには、みんなに闇金の怖さを知ってもらうことも大切です。青森県が行ってる「ヤミ金融被害者への御理解及び御配慮のお願いについて」の取り組みは素晴らしいと思います。でも、もっとできることがあるんじゃないでしょうか。
例えば:
- 学校で教える: 中学・高校の授業で、お金の管理の仕方と一緒に闇金の危険性について学ぶ時間を作る。若いうちから正しい知識を身につけることで、将来的な被害を防げると思います。
- SNSを使う: 若い人たちがよく使うSNSを使って、闇金の危険性や相談窓口の情報を発信する。より多くの人に情報が届きやすくなりますよね。
ここで、ちょっと個人的な話をさせてもらうと、私が法律事務所で働いてた時、ある高校生から相談を受けたことがあるんです。その子、SNSで知り合った人から闇金を紹介されて...。そんな事例を見て、若い世代への啓発活動の重要性を痛感しました。
これらの対策を実施すれば、青森県の闇金問題は必ず良くなっていくはずです。でも、一朝一夕にはいきませんよね。行政、専門家、そして私たち一人一人が力を合わせて、粘り強く取り組んでいく必要があります。
皆さん、青森県の闇金問題の今後について、なんとなくイメージできましたか?次の章では、この記事全体のまとめと、闇金被害に遭わないためのアドバイスをお伝えします。最後まで一緒に考えていきましょう!
まとめと闇金被害防止のアドバイス
ここまで青森県の闇金問題について、いろいろな角度から見てきましたね。長い道のりでしたが、ようやく最後のチャプターにたどり着きました。ここでは、これまでの内容をざっくりまとめつつ、闇金被害に遭わないためのアドバイスをお伝えしたいと思います。
これまでのおさらい
まず、青森県の闇金問題の実態について振り返ってみましょう。「闇金 青森」というキーワードで多数の検索結果がヒットする事実からも、この問題の深刻さがうかがえますね。
青森県では、闇金問題に対してさまざまな取り組みを行っています。例えば、「ヤミ金融被害者への御理解及び御配慮のお願いについて」の依頼文を県内の商工関係団体へ送付するなど、地道な啓発活動を続けています。
でも、課題もまだまだありますよね。特に、闇金問題に強い専門家が少ないことや、地域による支援体制の格差は大きな問題です。青森県で闇金被害に強い弁護士さんが少ない現状は、やはり気になるところです。
闇金被害に遭わないためのアドバイス
さて、ここからが本題です。闇金被害に遭わないために、私からいくつかアドバイスをさせてください。
- SNSでの見知らぬ人からの誘いには要注意 最近、SNSを通じて闇金に誘導されるケースが増えています。見知らぬ人から「お金を貸せる」といった話があっても、安易に乗らないようにしましょう。
- 正規の金融機関を利用する どうしてもお金が必要な場合は、銀行やクレジットカード会社など、正規の金融機関を利用しましょう。金利が高くても、闇金を利用するよりはずっとマシです。
- 困ったら早めに相談 もし闇金から借りてしまっても、一人で抱え込まないでください。青森市には、ヤミ金融対策について経験を持つ弁護士さんがいます。無料で相談を受け付けてくれるそうですよ。
- 迷惑電話撃退装置の活用 青森県警察では、特殊詐欺被害や不審電話に悩むご家庭に迷惑電話撃退装置を無償で貸し出しているそうです。これも一つの対策になりますね。
ここで、ちょっと個人的な話をさせてください。私の知り合いに、闇金から借りてしまって大変な思いをした人がいるんです。でも、勇気を出して専門家に相談したら、意外とすんなり解決できたんですよ。だから、本当に困ったら、恥ずかしがらずに相談してほしいんです。
最後に、闇金問題は決して他人事ではありません。青森県の皆さん、そして日本中の皆さん、この問題に関心を持ち続けてください。そして、もし困っている人がいたら、優しく手を差し伸べてあげてください。
長い間お付き合いいただき、ありがとうございました。この記事が少しでも皆さんのお役に立てば幸いです。それでは、お元気で!
青森県における闇金の実情
青森県警察
各都道府県警察本部では悪質商法110番と言う相談窓口を設けており各警察本部の生活環境課の専門部署に直接つながるようです。
悪質商法110番
017-735-9110
青森県の警察署一覧
警察署名 |
所在地 |
電話番号 |
青森警察署 |
青森市安方2丁目15-9 |
017-723-0110(代) |
八戸警察署 |
八戸市城下1丁目16-25 |
0178-43-4141 |
弘前警察署 |
弘前市大字八幡町3-3-2 |
0172-32-0111 |
五所川原警察署 |
五所川原市字栄町6番地1 |
0173-35-2141 |
黒石警察署 |
黒石市北美町二丁目47-1 |
0172-52-2311 |
十和田警察署 |
十和田市西六番町1-41 |
0176-23-3195 |
三沢警察署 |
三沢市平畑1丁目1-38 |
0176-53-3145 |
むつ警察署 |
むつ市中央1-19-1 |
0175-22-1321 |
野辺地警察署 |
上北郡野辺地町新町裏1-1 |
0175-64-2121 |
つがる警察署 |
つがる市木造赤根1番地4 |
0173ー42-3150 |
三戸警察署 |
三戸郡三戸町大字川守田字関根4-3 |
0179-22-1135 |
鰺ケ沢警察署 |
西津軽郡鰺ヶ沢町大字本町207 |
0173-72-2151 |
七戸警察署 |
上北郡七戸町字大沢57-49 |
0176-62-3101 |
青森南警察署 |
青森市浪岡大字浪岡字淋城87-1 |
0172-62-4021 |
外ヶ浜警察署 |
東津軽郡外ヶ浜町字蟹田中師苗代沢3番地 |
0174-22-2211 |
五戸警察署 |
三戸郡五戸町下モ沢向13-6 |
0178-62-3241 |
大間警察署 |
下北郡大間町大字大間字大間平20-91 |
0175-37-2211 |
相談先事務所別の特徴
|
|
全国対応 |
電話対応 |
着手金/後払い/分割 |
相談料 |
費用/件(税抜き) |
司法書士法人アストレックス |
司法書士 |
可 |
24時間 |
無料/可/可 |
相談無料 |
50,000円 (着手時お支払いの場合は30,000円)
|
ウイズユー司法書士事務所 |
司法書士 |
可 |
24時間 |
無料/可/可 |
相談無料 |
50,000円 |
SAO司法書士法人(旧Aswel) |
司法書士 |
可 |
平日10~18時 |
無料/可/可 |
相談無料 |
40,000円 |
司法書士法人グリフィン |
司法書士 |
可 |
9~21時 |
無料/可/可 |
相談無料 |
49,000円 |
アルスタ司法書士事務所 |
司法書士 |
可 |
24時間 |
無料/可/可 |
相談無料 |
50,000円 |
闇金被害の現状
- 警察が検挙している闇金の数
- 闇金の被害額
- 80%以上がネット闇金
時代とともに変化する闇金。
そんな闇金被害は80%がネット闇金になり、直接闇金業者と会うことがなく手軽に闇金から借金ができるようになってしまいました。
そこで、警察が検挙している闇金の数や被害額とどのような闇金が多いかについてご紹介します!
警察が検挙している闇金の数
引用:警察庁(令和4年4月)
|
平成24年 |
平成25年 |
平成26年 |
平成27年 |
平成28年 |
平成29年 |
平成30年 |
令和1年 |
令和2年 |
令和3年 |
検挙数 |
190 |
168 |
151 |
140 |
139 |
135 |
130 |
118 |
106 |
85 |
検挙とは・・・容疑者を捜査機関が警察に連れて行くこと。
無登録や違法な金利で警察が検挙した闇金は2012年(平成24年)に190件ありましたが、闇金の検挙数は2021年(令和3年)には85件まで少なくなっています。約10年間で半分まで減少しているということですね。
しかし、その反面無登録や違法な金利以外で検挙されているケースも。
引用:警察庁(令和4年4月)
|
平成24年 |
平成25年 |
平成26年 |
平成27年 |
平成28年 |
平成29年 |
平成30年 |
令和1年 |
令和2年 |
令和3年 |
検挙数 |
135 |
173 |
271 |
302 |
389 |
608 |
588 |
521 |
486 |
417 |
銀行口座やスマホなどの携帯端末を不正に利用したことで検挙されているケースは、2021年(平成24年)には135件でしたが2021年(令和3年)には417件に。
約10年間で3倍以上に増えているということですね。
闇金業者は返済が遅れたり新しくお金を貸す時に銀行口座やスマホを担保にすることがあるので、そういったケースが増えているのかもしれません。
即日お金が必要になると闇金業者の言いなりになってしまいたくなるかもしれませんが、銀行口座やスマホの担保は危険。
闇金業者に渡した口座やスマホは詐欺などの犯罪に使われることもあるので、気軽な気持ちで担保にしないよう気を付けましょう。
直接犯罪に関わっていなくても警察から事情聴取されることもありますよ。
また、場合によっては口座を凍結されることも。
ヤミ金に口座を渡してしまった!?すぐに解決するべき理由‼
銀行口座を凍結された!思い当たるのはヤミ金?
闇金に携帯電話を売った・スマホを渡してしまった!5分でわかる危険性と対処法
などで詳しく説明しておりますのでご覧頂ければ。
金城
闇金の検挙数は約10年間で減っていますが、その反面闇金に関連するとされる銀行口座やスマホを使ったケースが増えているということですね。
気軽な気持ちで銀行口座やスマホを担保にすると、知らない間に犯罪に協力してしまう可能性もあるため注意が必要ですよ。
闇金の被害額と被害人数
年 |
検挙数 |
被害人数 |
被害額 |
2011年 |
366 |
50334 |
117億5516万円 |
2012年 |
325 |
31528 |
109億9008万円 |
2013年 |
341 |
31049 |
150億401万円 |
2014年 |
422 |
16885 |
97億7645万円 |
2015年 |
442 |
20946 |
160億9086万円 |
2016年 |
528 |
24231 |
131億9526万円 |
2017年 |
743 |
13044 |
91億3852万円 |
2018年 |
718 |
14469 |
35億9160万円 |
2019年 |
639 |
10529 |
67億1464万円 |
2020年 |
592 |
17417 |
43億4327万円 |
参考:警察庁(令和4年4月)
参考:警察庁(平成30年6月)
無登録や違法な金利と銀行口座やスマホの不正利用を合わせて、2017年(平成29年)に約91憶円だった闇金の被害額は一度減少していますが、2021年(令和3年)には約94憶まで増えています。
その一方で被害に遭った人数は2017年に13,044人でしたが、2021年には117,689人に。
約9倍の人が闇金の被害に遭っているということがわかります。
闇金業者はこれまでよりも少ない金額を多くの人から集めるようになったようですね。
かなこ
これまで1人の利用者から多くの金額を回収していた闇金ですが、徐々に多くの人から少額を回収するようになったことがわかります。
闇金の運営も時代に合わせて変化しているということかもしれませんね。
80%以上がネット闇金
インターネットを含む非対面の手口に関する相談が86.6%
引用:警察庁(令和4年4月)
闇金はほとんどが業者とは会わず、ネットなどで被害に遭っています。
利用者も手軽に借りられることもあり、ネットで闇金を利用してしまった人も多いのではないでしょうか?
会う必要がない分闇金の怖さを感じることも少ないのかもしれませんが、ネットで闇金を利用した場合にも返済や違法な金利・取り立てが発生します。
返済に追われて生活が苦しくなることはもちろん、取り立てで精神的にもダメージを受けるため闇金の利用はおすすめできません。
闇金の取り立て恐怖の9パターンと絶対にやってはいけないこと、正しい対処方法を解説
金城
なんと闇金被害の86%はネットなど業者と会わず闇金被害に遭っていたのですね。
利用者としても、直接会う必要がなく借りやすくなってしまった一面もあるのかもしれません。
ニュースにもなった闇金問題の実害
実際にニュースにもなった闇金問題はほかにもありますが、ここでは銀行口座の提供と新手の闇金と言われている先払い買取闇金についてご紹介します。
闇金への口座提供
借金していたヤミ金融業者に銀行口座情報を提供したとして、愛知県警は28日、北署地域課の巡査の男(33)を犯罪収益移転防止法違反容疑で名古屋地検に書類送検した。県警は同日付で巡査を停職1か月の懲戒処分とし、巡査は依願退職した。
引用:讀賣新聞オンライン(2022年4月29日)
2022年4月28日に、闇金業者に銀行口座を提供したとして、愛知県北署地域課の巡査が書類送検されました。
闇金から数万円の借金があり、職場に行くという取り立てをされたことが怖くなり、ネット口座のログインIDなどの情報を闇金に教えてしまったのだとか。
また、闇金からの指示でほかの闇金利用者への取り立てにも関わっていたようです。
闇金はお金を借りる時に個人情報を伝える場合がありますが、職業が闇金業者にバレてしまうと、取り立ての手助けまでさせられてしまうこともあるということですね。
金城
一度でも闇金から借金をすると口座を譲渡するように言われたり、取り立ての手伝いをするように催促されることがあります。
場合によっては仕事を失うこともあるので、闇金の利用は危険ということですね。
課金ゲーム、ヤミ金利用の末 報酬1000円で譲渡目的口座 母娘に詐欺の有罪判決(2018年12月02日掲載)
広島地裁呉支部で18日、他人に譲り渡す目的で口座を開設し、詐欺罪に問われた神奈川県座間市の女(46)に執行猶予付きの有罪判決が言い渡された。呉市出身。生活保護を受けながらヤミ金融で借金を重ね、ヤミ金業者にそそのかされて江田島市に住む実母(69)=詐欺罪で有罪確定=にも口座開設させた上、母娘で逮捕されていた。
公判などによると、女は1月、母親に口座を開設させて通帳などを受け取り、ヤミ金業者に渡した。借金を帳消しにしてもらうためだったという。自らも昨年6月に少なくとも3金融機関で口座を開設、ヤミ金業者に渡していた。
女は生活保護を受けながら娘2人を養育している。下の娘はまだ小学生。それなのに携帯電話の課金ゲームにはまった。過去に自己破産も2回経験しているのに、昨年3月ごろからヤミ金業者に1回当たり数万円を借りていた。その経済感覚のなさが、ヤミ金業者の目には「かも」と映ったのかもしれない。
譲り渡した際の報酬はわずか千円。女は生活苦から犯罪に加担したことを悔いたが後の祭りだった。
公判では、女は昨年6月ごろに5万円を借りようとヤミ金業者に電話した際「2万円しか貸せない。口座を作れば追加で3万円を貸せる」と言われ、口座が悪用される可能性を感じつつも犯罪に手を染めるようになったという。
母親も女が生活に困っていると分かっていたが、お互いに生活保護を受けながらの暮らしに余裕はなかった。最初は口座開設を断っていたが、何度も女に懇願され「助けてやりたい」と応じてしまったという。
自宅近くの金融機関で1円だけ入れて母親が開設した口座は女を通じてすぐにヤミ金業者に渡った。母親の口座は開設から約1カ月後の2月15日から約20日間で42回の入金と44回の出金があった。金融機関が異常に気づき、母親を問い詰めてようやく犯行が明るみに出た。
検察側は公判で「ヤミ金業者の現金回収口座などに使われ、犯罪行為を助長した点も強い非難に値する」と母娘が犯した責任の重さを指摘した。
公判で女は「もうしません」と誓い、母親は「後悔している。もう江田島では暮らせない」と消え入るような声で話した。女は今月からコンビニ店で仕事を始め、来年からは座間市で母親と一緒に住む意向も示した。母娘は支え合って生活を立て直すつもりだが、失った代償はあまりにも大きい。(浜村満大)
引用:中國新聞デジタル
金城です
判決の行方まで追った重量級の珍しい記事です。被害者なのに加害者になってしまう、生活苦からの悲しい結末です。もちろん犯罪なので「知らなかった」では済まされないことなのですが、同情の念を抱いてしまいます。
公的サービスや啓発などはこの層には届きにくく、口座売買による詐欺がなくなることはないのでは無いかと金城自身感じております。
先払い買取闇金
商品の買い取りを装って業者が利用者に現金を前払いし、あとになって高額な違約金などを請求する、「先払い買い取り」と呼ばれる商法が各地で相次いでいます。
“新手のヤミ金”とも指摘され、大阪などに住む利用者7人が、実質的に超高金利の利息の貸金であり、違法で契約は無効だなどとして、全国で初めての集団訴訟を起こしました。
引用:NHK(2022年11月15日)
商品の買い取りを先払いで払われる「先払い買取」。
利用者が売りたい商品の写真を送り、その写真をもとに買い取り額を振り込まれる仕組みになっていますが、実態はキャンセルを前提に取引が進められます。
取引がキャンセルされると、契約の違約金が発生するため本当に商品を買い取って欲しかった場合でも違約金を請求されることに。
業者は違約金を支払ってもらうために先払い買取業者として営業しているということですね。
金銭のやり取りが「貸付(先払い)・金利(違約金)・返済(請求される)」となるため、新手の闇金と言われています。
闇金は単なる金銭の貸し借りだけでなく、こういった形にも変化しているということですね。
かなこ
闇金=事務所に行って借金をする
というイメージがあるかもしれませんが、このように知らない間に闇金と関係をもってしまうことがあります。
日常生活の中にも闇金が潜んでいるので、被害に遭わないよう注意が必要ですね。
急増しているLINE闇金やSNS闇金!押し貸しや古典的闇金の手法とトレンド被害
- 闇金のトレンド手口
- 昔からの押し貸し手口
- 古典的な闇金手口
SNSの発達により闇金の手口もどんどん変化しています。 そこで、闇金のトレンドや古典的な闇金手口についてご紹介します!
尚、闇金による被害ではなく、正規の事業者からの借り入れに関する借金問題は債務整理中央事務局を御覧ください。
闇金のトレンド手口
ツイッターで利用者を集めるSNS闇金やLINEだけでやり取りをするLINE闇金。
闇金の利用を考えたことがある人なら一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?
SNS闇金は闇金業者からすると簡単にお客さんを見つけることができ、LINE闇金はいざとなった時に業者がすぐに逃げられるシステムになっています。
昔からある闇金のように事務所を構えていないこともあるため、被害を警察に相談しても足が付かず捕まえることが難しいということですね。
特にLINE闇金の場合、業者には電話番号や住所などの個人情報を伝えますが、業者の情報はLINE以外ないことがほとんど。
警察はもちろん、闇金専門の法律家に相談しても手段が限られてしまうため、事務所を構えている闇金よりも決着までに時間がかかってしまうこともあります。
気軽に借金ができるSNS・LINE闇金は一度でも利用すると後で後悔する可能性が高いため、利用しないことがおすすめですよ。
LINE闇金から通知が止まらない...使い慣れてるアプリこそ危険
かなこ
SNS闇金やLINE闇金は、利用者が手軽に借りられてしまううえに闇金業者としてもいざという時に逃げることができるということですね。
ほかの闇金手口と比べて時間がかかることがあるため、手軽だからという理由で利用しないよう気を付けましょう。
昔からの押し貸し手口
一度でも闇金を利用すると闇金業界に銀行口座や電話番号などの個人情報が残ります。
業者から「追加で融資しますよ」と言われ断った場合、無理やりお金を振り込んでくる押し貸し闇金。
借りるつもりがなくても勝手にお金を振り込み、振り込んだ金額に対して利息や手数料を請求してくるということです。
どんな手法の闇金でも利用をやめた瞬間から押し貸し闇金のターゲットになるので、完済が可能な場合でも闇金の利用は危険です。
闇金の「押し貸し」?口座に預金が増えている?もしかして
闇金体験談|押し貸し被害に加え、娘が被害に(会社員 エイジ 46才)
金城
押し貸し闇金は、借金をするつもりがなくても知らない間に被害に遭ってしまうことがあるということです。
万が一押し貸し闇金の被害に遭ってしまった場合、間違っても返済しないようにご注意ください。
古典的な闇金手口
アニメ・実写ドラマ化もされた『闇金ウシジマくん』。
闇金ウシジマくんの世界では闇金業者に事務所があり、その事務所に利用者が訪ねてきますが近年はそういった実店舗がある闇金は減少しているようです。
闇金ウシジマくんみたいな取立てって本当にあるの?本当に怖い闇金の話
事務所がある=住所がわかるので、万が一警察や闇金専門の法律家に相談されてしまった時のことを考えて、闇金業者もすぐに逃げられるように事務所を持たなくなった可能性もあるのではないでしょうか?
しかし、事務所を持つ闇金業者が減った分、実際に闇金に逃げられてしまうという面も。
どんな形であれ、闇金業者から一度でも借金をすると金銭的にも精神的にもダメージが大きいので利用しないよう注意してください。
闇金や個人間融資の認知度
引用:日本貸金業協会(2023年10月31日)
貸金業に関する登録業務を行なっている日本貸金業協会が公表している調査によると、闇金やSNSで集客する個人間融資についての認知度は、ほとんどの場合「名前は聞いたことがあるがよく知らない」と回答しています。
特に過去、借入経験のある個人と借入申込経験のある若年者(18~22歳)を比べると、ヤミ金融等非正規業者についてはどちらも40%以上の人が「詳しくは知らないが名前程度は聞いたことがある」と回答している結果に。
実際に利用していなかったとしても、闇金という言葉はほとんどの人が認知していることがわかります。 また、SNSなどを使った個人間融資については借入経験のある人は37.8%、申し込み経験のある若年者は46.2%が名前を聞いたことがあると回答。 聞いたことがないと回答したのは借入経験のある人が48.8%、申し込み経験がある若年者は33.8%となっています。
闇金以上に個人間融資はネットでの活動がメインとなるため、認知度の違いが出ている可能性があります。 このようにネットを拠点として活動している個人間融資は若年者の間で身近になり、被害に遭う年齢層が若くなっているという現象が起きているのかもしれません。
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闇金や個人間融資とはどこでやり取りをしているのか
闇金や個人間融資の業者とのやり取り
【ヤミ金融等非正規業者】 /年度 |
2023年度調査(n=2,000) |
2022年度調査(n=2,000) |
利用したことがある(現在も残高あり) |
4.3% |
1.9% |
利用したことがある(現在は残高なし) |
6% |
4.4% |
利用したことはない(接触したことはある) |
6.7% |
5.2% |
利用したことはない(接触したこともない) |
83% |
88.5% |
【クレジットカードショッピング枠の現金化業者】/年度 |
2023年度調査(n=2,000) |
2022年度調査(n=2,000) |
利用したことがある(現在も残高あり) |
3.6% |
2.1% |
利用したことがある(現在は残高なし) |
7.2% |
6% |
利用したことはない(接触したことはある) |
7.9% |
5.2% |
利用したことはない(接触したこともない) |
81.3% |
86.7% |
【偽装質屋】/年度 |
2023年度調査(n=2,000) |
2022年度調査(n=2,000) |
利用したことがある(現在も残高あり) |
2.4% |
1.2% |
利用したことがある(現在は残高なし) |
4.5% |
3.4% |
利用したことはない(接触したことはある) |
7.1% |
4.1% |
利用したことはない(接触したこともない) |
86% |
91.3% |
【偽装ファクタリング業者】/年度 |
2023年度調査(n=2,000) |
2022年度調査(n=2,000) |
利用したことがある(現在も残高あり) |
2.2% |
1.2% |
利用したことがある(現在は残高なし) |
4.9% |
2.5% |
利用したことはない(接触したことはある) |
6.5% |
4.1% |
利用したことはない(接触したこともない) |
86.4% |
91.4% |
【SNSなどを使った個人間融資】/年度 |
2023年度調査(n=2,000) |
2022年度調査(n=2,000) |
利用したことがある(現在も残高あり) |
3.2% |
1.5% |
利用したことがある(現在は残高なし) |
4.7% |
2.9% |
利用したことはない(接触したことはある) |
6.6% |
4.7% |
利用したことはない(接触したこともない) |
85.5% |
90.9% |
引用:日本貸金業協会(2023年10月31日)
闇金や個人間融資の業者とやり取りをしたことがあるか、という調査では2022年と2023年を比べると2022年よりも2023年の方が闇金などの非正規業者を利用したり、接触したことがある人が5.5%増加しています。 ということは、闇金から借入はしていなかったとしても闇金の利用を検討した人がそれほど増えているということですね。
借入までは至らなかったとしても問い合わせをしている時点で、今後も闇金からの勧誘が来る可能性が高いため、利用者が増えることが予想できます。 また、クレジット現金化や偽装質屋・偽装ファクタリング業者、個人間融資についても利用した人や業者と接触した人が増えています。
所謂闇金とは違ったクレジット現金化や個人間融資も違法営業する『実質闇金』なので、これらの被害も闇金と合わせて増加していく可能性がありますね。
闇金や個人間融資の業者との出会い
引用:日本貸金業協会(2023年10月31日)
闇金や個人間融資の業者との接触方法としては2022年・2023年ともに、多くの人は業者からの電話によりやり取りを行なっていました。次いで業者からのメール・DMという順でやり取りが行われていますが、ここで注目したいのはネット広告とSNSや掲示板の書き込みとFAXでのやり取りについて。
2022年には18.00%だったネット広告を見ての接触が2023年には20.40%に増えているということ。そしてSNSや掲示板の書き込みを見て接触した人は8.30%から8.00%に減少。さらに、2022年には11.80%だったFAXでのやり取りが2023年には15.90%に増加しています。
近年の闇金や個人間融資はネットを中心に活動しているため、ネットがきっかけで問い合わせをする人は増え、FAXなどのある種アナログな手段での接触は減少しているかと思われていましたが、実はそうでもないということがわかります。
ネットでの被害が増加していると言われているにも関わらずFAXでの接触が増えているということは、今後アナログな方法も増え、さらに幅広い年代での被害が起こる可能性が考えられるのではないでしょうか。
闇金への危険性意識
引用:日本貸金業協会(2023年10月31日)
闇金を利用することに対する意識は2022年よりも2023年の方が状況によっては利用したいと思うかもしれないと回答した人が増える結果に。 絶対に利用したくないという人は2年連続72%以上をマークし、わからないと回答した人は1.8%減少しました。
ということはどういうことか、それは、実際には闇金を利用しなかったとしても、いざとなった時に闇金の利用が頭をよぎる人が増えているということですね。
引用:日本貸金業協会(2023年10月31日)
また、年代別で見ると20代以下が最も闇金を利用する可能性を感じている結果に。 絶対に利用したくないと感じている人は年齢があがるごとに増加しているため、若い年代が闇金を利用する可能性を考えているということがわかりました。
引用:日本貸金業協会(2023年10月31日)
さらに男女別で比較した場合には、男性は11.40%女性は7.3%が闇金を利用する可能性を感じていることが判明。 絶対に闇金を利用したくないという回答は男性が71.8%、女性が73.80%となっているため、女性の方が闇金を利用したくないと考える人が多かったことがわかります。
闇金を利用したいと思うかもしれない理由
引用:日本貸金業協会(2023年10月31日)
闇金など、非正規の業者を利用するかもしれない理由として、20代以下と60代以上がほぼ同じ割合で「他に頼れるところがない」と回答しています。 また、あまり悪いイメージを抱いていないと回答したのは40代が最も多く、SNSの口コミや動画配信サービスの情報が信頼できれな問題ないと答えたのは20~40代が多く、50代・60代はネットに関する情報への信頼度が低いことも見えてきました。
引用:日本貸金業協会(2023年10月31日)
また、男女別で比べた際には知人からの紹介やネットの情報が信頼できるなら問題ないと回答したのは女性が多く、他に頼れるところがないと答えた人は男性の方が多いという結果になりました。
引用:日本貸金業協会(2023年10月31日)
所得別に比べた場合、あまり悪いイメージを抱いていないという回答が最も多かったのは年収800万円以上の高所得者。 SNSや動画で情報を見て信頼できれば問題ないと感じていたのも同様に高所得者という結果になりました。 高所得者は自身で会社を経営しているケースも多く、借金に対する壁が低所得者よりも薄い可能性がありますね。
借入経験のある人の特徴
・地域別 ・年収別 ・性別 ・年代別
地域別
都道府県別の就業人口に対する利用者数の割合では、「福岡県」、「沖縄県」が 11.6%と最も高く、次いで「宮崎県」が 10.8%、「北海道」が 10.7%と続いている。一方、利用者数の割合 が低い地域では「富山県」が 6.5%と最も低い。
引用:日本貸金業協会(2023年10月31日)
消費者金融などから借入があり、現在返済中の人を地域別で見ると福岡・沖縄が最も多く、最も利用者の割合が低い地域は富山という結果が出ました。
引用:日本貸金業協会(2023年10月31日)
借入経験のある個人をグラフで比較すると、関東や近畿エリアの借入割合が多いという結果に。人口が多いエリアは自ずと借入経験のある人が多くなるということがわかりますね。 また、人口に対して利用者数が多い福岡県や沖縄県は、今後人口が増えるとさらに借入者の数が増える可能性が考えられます。
年収別
引用:日本貸金業協会(2023年10月31日)
借入経験のある人を年収別で比較した場合、最も多いのは年収300~500万円の人という結果になりました。 次いで100万円以下、500~800万円となっているため、それぞれ借入をした理由が異なる可能性が考えられますね。
性別
引用:日本貸金業協会(2023年10月31日)
男女別に比較した場合、借入経験のある人は男性が62.9%、女性が37.10%という結果になりました。 借入をしたことがある人の多くは男性というのは、ご自身で事業を行なっている人や家計を支えるために借入をした男性が多いという可能性が考えられますね。
年代別
引用:日本貸金業協会(2023年10月31日)
年代別に借入経験のある人を比較すると、40・50代が最も多く、次いで60代、20代・30代はほぼ同じ割合ということがわかりました。
日経転職版によると、借入経験が最も多い40代の平均年収は約552万円と言われているため、年収と年代を合わせて見ると、年収500万円前後の40~50代が最も借入を行なっている可能性があります。 というのも、40~50代は会社でも役職に就いている人が多く、その分借金ができる環境にいることもあるため、なにか新しい事業を行なう際に借入をしていることもあるでしょう。
仮に事業のために借入をした人が多かったとすると、生活のための借金はあまりないのかもしれませんね。
借入経験のある若年者の特徴
- 年代別
- 性別
- 申し込み経験
- 借入先として検討した先
- 検討した理由
ひとことで借入経験がある若者と言っても、性別や年代、なぜ借りようと思ったかは個人により異なります。そこで、借入経験のある若年者の特徴を比較してみました。
年齢別借入経験
引用:日本貸金業協会(2023年10月31日)
借入経験がある若年層のうち、18~19歳と20~22歳を比較すると20~22歳の方が借入経験のある人が多いことがわかりました。
男女別借入経験
引用:日本貸金業協会(2023年10月31日)
また、男女別で比較すると18~19歳、20~22歳と年齢に関わらず男女比はちょうど50%づつ。性別による差はないことがわかりました。 若年層で年齢を縛らなかった場合には男女比が男性が62.9%、女性が37.10%となっているため、年齢があがるにつれ男女による借入経験の差が生まれる可能性が考えられます。
借入申込の経験
引用:日本貸金業協会(2023年10月31日)
借入を考えたことすらない若年層と借りたもしくは借りることを考えたことがある人の割合はちょうど50%。 実際に借入をしていなかったとしても18~19歳、20~22歳ともに借入を視野に入れたことがある人は半分いるということがわかります。 借入については20~22歳の方が多く26.80%となっているため、18~19歳は借入を考えても借りるまでには至らなかった人が多かったということですね。
年代別借入先の検討
引用:日本貸金業協会(2023年10月31日)
借入先の検討を借入経験のある個人と申込経験のある若年者とで比較すると、若年者の方が個人間融資やクラウドファンディング、闇金やファクタリング業者の利用を考えていることがわかりました。
反対に借入経験のある個人は銀行からの借入を考える人や保険会社・共済組合からの借金を考える人が多く、若年者と比べて個人間融資や闇金からの借入を考える人は少ないという結果に。 年齢で比較すると若年者の方がより闇金や個人間融資を身近に感じながら生活を送っているのかもしれません。
若年者による借入先の検討
引用:日本貸金業協会(2023年10月31日)
申込経験のある若年層を年齢別に比較すると、20~22歳よりも18~19歳の方が貸金業者や闇金、個人間融資やファクタリング業者の利用を考え、18~19歳よりも20~22歳の方が家族や知人にお金を借りることを考えたということがわかります。 これは、年代による性質の違いや環境の違いも考えられますが、闇金や個人間融資がどういったものかを理解していない18~19歳が利用を考えたという可能性も見えてきますね。
借入の原因と借入先の検討
借入の原因
借入経験のある個人の家計収支の変化をみると、前年比で悪化傾向は鈍化しているものの、依然 悪化(3 割)が改善(2 割)を上回っている。一方で年代別では年代が下がるほど、所得階層別 では所得階層が上がるほど改善傾向は強まっており、今後の見込みについても同様の結果となっ た。また、家計収支変化の要因については、特にエネルギー価格高騰、原材料高騰による物価上 昇の影響が大きいことがわかる結果となった。
引用:日本貸金業協会(2023年10月31日)
借入の原因として、エネルギーや原材料の価格高騰が原因により、家計のために借入をしたと回答している人が増加していることがわかりました。全ての人が価格高騰により借入をしたとは限りませんが、少なくとも以前より物価の高騰により借入を余儀なくされた人がいるということですね。
借入先の検討
引用:日本貸金業協会(2023年10月31日)
借入先として検討したのは貸金業者が最も多く、2022年と2023年を比較すると2023年には1.4%貸金業者を検討した人が増えたという結果になりました。 家族や親せきから借りることを検討した人は反対に減少し、預貯金取扱金融機関からの借入を考えた人も減っているということがわかりました。 また、個人間融資は1%増加し闇金は1.6%減少。 このことから、闇金の危険性や闇金に対する興味は薄れているものの個人間融資の知名度や利用者が増加している可能性を考えられますね。
借入先として選んだ理由
引用:日本貸金業協会(2023年10月31日)
最も多い借入先の選び方は金利の安さ、次いで申し込み手順のわかりやすさに注目している人が多いようです。 また、保証人を立てなくても借りられることや審査の通りやすさも人気の理由で、審査が通りやすいため借入先を決めたという人は2022年よりも4.2%増えた結果となりました。 さらにSNSでの口コミを参考に借入先を決めた人は2.8%増えていることから、ネットの情報を頼りにどこから借金をするかを考えている人が増えていることもわかります。
借金の返済方法と返済が困難になった際の行動
借金の返済方法
引用:日本貸金業協会(2023年10月31日)
返済が困難になった場合における手段や行動等_経年⽐較 返済が難しくなった際に取る行動として、最も多く回答されたのは毎月の支出を抑えて返済に充てるという手段でした。 次いで家族や親族への相談が上位にランクインし、返済額や期間についての再考という回答もありますがどれも2022年よりも2023年の方がそういった回答をした人が減っているという結果になりました。
ここで注目したいのが、返済のために闇金から借入をするという回答。 これは2022年にはなかった回答で、2023年には4.40%の人がこの行動を選んでいるようです。
返済が困難になった際の年齢による行動の違い
引用:日本貸金業協会(2023年10月31日)
借入経験のある人と申込経験のある若年層を比較すると、毎月の支出を減らし返済に充てると回答した人の違いが大きいことがわかりました。 毎月の支出を切り詰めることと、その他以外は若年層の方が割合が多いため、相談窓口への相談や闇金から借りて返済に充てたいと考えている人が多いようです。
闇金の相談は専門家へ、取り立てをストップする最短距離!警察や法テラスよりも専門家への相談がおすすめ
- 早くお得に終わらせたい
- 借金(元金)が140万円以上ある
- 費用をかけずに決着したい
- ケガや器物破損の証拠がある
法テラスや警察で解消できる闇金問題もありますが、早く確実に終わらせたい場合は闇金専門の法律家に相談すると、返済や取り立てに追われる生活に終止符を打つことができます。
そこで、ここでは状況別におすすめの相談先をご紹介します。
早くお得に闇金問題を終わらせたい
早くお得に闇金を終わらせたい人におすすめなのが司法書士への相談。
司法書士は弁護士と比べて費用が安い事務所が多いところが特徴です。
相談料無料や分割払いに対応している事務所もあるので、支払い面が不安な人は司法書士に相談してみてはいかがでしょうか?
かなこ
司法書士事務所の中には全国対応や土日営業の事務所も多いため、ぜひ自分に合った司法書士事務所に相談してみてくださいね!
借金(元金)が140万円以上ある
元金・・・利息などを除く、もともとの借金額のこと
借金(元金)が140万円以上の人におすすめなのが弁護士への相談。
闇金問題は司法書士も決着へと導いてくれますが、司法書士は140万円以下のケースのみ取り扱うことができます。
そのため、140万円以上の高額被害の場合は相談してみてくださいね!
費用をかけずに終わらせたい
費用をかけずに闇金問題を終わらせたい人におすすめなのが法テラスへの相談。
法テラスに相談すると、闇金専門の法律家を紹介してもらうことができ、さらに費用を立て替えてくれるため費用をかけずに闇金問題を終わらせることができます。
しかし、紹介された弁護士や司法書士は変更ができず、決着に時間がかかるというデメリットも。
急いでいない場合にはぴったりですが、早く取り立てをストップしたい人は闇金専門の法律家に法テラスを介さず直接相談することがおすすめですよ。
ケガや器物破損の証拠がある
取り立てなどで闇金業者にケガをさせられたり器物破損の被害があり、さらにその証拠がある人におすすめなのが警察への相談。
ケガをさせられる最中の動画や録音・写真や、器物破損をしている最中の動画と実物が手元にある場合は警察に相談してみてくださいね。
闇金の取り立て恐怖の9パターンと絶対にやってはいけないこと、正しい対処方法を解説
警察に相談したい場合、交番ではなく最寄りの警察署に相談することがおすすめです。
スムーズに終わらせるために警察署で担当してくれた人の名刺をもらっておくことも大切ですよ!
闇金の悩みを専門家に相談するメリット!相談料無料や即日対応、後払いOKの事務所
- 弁護士に相談するメリット
- 司法書士に相談するメリット
闇金問題は弁護士・司法書士のどちらでも闇金業者と交渉・決着へと導いてくれますが、相談するメリットはそれぞれ異なります。
そこで、それぞれに相談するメリットをまとめてみました!
弁護士に相談するメリット
- 早く終わらせることできる
- 借金(元金)140万円以上でもOK
闇金問題を弁護士に相談する1番のメリットは借金(元金)140万円以上の高額被害の場合にも交渉できるところ。借金が高額で早く終わらせたい人は相談してみてくださいね!
闇金に強い弁護士・司法書士【毎週更新中】136事務所
金城
弁護士に相談するメリットやデメリットは以下の記事で詳しく紹介しています。
相談を考えている人は合わせてチェックしてみてくださいね!
司法書士に相談するメリット
闇金問題を司法書士に相談する1番のメリットは弁護士よりも安く解決できるところ。
事務所によっても料金相談料・着手金)は異なりますが、比較的お得に相談できる事務所が多いので安く終わらせたい人は司法書士に相談してみてくださいね!
闇金に強い弁護士・司法書士【毎週更新中】136事務所
かなこ
司法書士に相談するメリット・デメリットは以下の記事で詳しく紹介しています。
司法書士への相談を考えている人は合わせてチェックしてみてくださいね!
相談窓口の認知度
引用:日本貸金業協会(2023年10月31日)
相談窓口の認知度としては貸金業者が個々で行っている相談窓口や国民生活センターの相談窓口が高いという結果になりました。
反対にまったく知らないと言われた相談窓口は日本貸金業協会などが行っている貸付自粛制度。 貸付自粛制度は、借り過ぎにより返済が苦しくなることを防ぐための相談窓口で、あなたに合った借入計画を専門家が教えてくれるシステムになっています。
無理な借入をしたことでより生活が困窮しないよう、新たな借金をする前に一度カウンセリングを受けることがおすすめですよ。
貸付け自粛制度についてはこちら
闇金問題の相談からの流れ
闇金に関する相談先の選び方
実際に専門家に相談しようと思っても、どの事務所に相談すればいいかわからないという人も多いのではないでしょうか?
そこで、闇金専門の法律家の選び方をまとめてみました。
- 相談料無料
- 分割払いに対応している
- 全国対応している
- 女性弁護士や司法書士が所属している
相談料や全国対応など、その人の状況によって選び方がかわるということです。
ここでは、選び方のポイントをそれぞれご紹介します。
相談料無料
どの事務所に相談すればいいかわからない人は、まず相談料が無料の事務所に問い合わせることがおすすめです。
初回相談料無料や何度でも相談料無料の事務所などさまざまなので、不安な人は何度でも相談料が無料な事務所に問い合わせてみるのもいいですね!
金城
無料相談の予約で万が一相性が合わないと感じた場合、予約を取らずにほかの事務所に問い合わせることもおすすめです。
無理に相談する必要はないので、まずは気軽に問い合わせてみてはいかがでしょうか?
分割払いに対応している
支払い面が不安な人は、分割払いに対応している事務所への相談がおすすめです。
分割払いを希望する場合は、問い合わせの時に闇金について相談したいことと合わせて分割払いを希望することを伝えてくださいね!
かなこ
分割払いのほかにも、後払いに対応している事務所もあります。
後払いを希望の場合は後払いが可能な事務所を選んで相談してみてくださいね!
全国対応している
お住まいの近くに気になる事務所がない場合は、全国対応が可能な法律家に相談することがおすすめです。
全国対応が可能な事務所の場合、メールや電話でやり取りをして闇金問題に対応してくれるため直接事務所に行く必要がありません。
どこにお住まいの人も安心して闇金問題を相談できるのではないでしょうか?
金城
全国対応が可能な事務所はやり取りがメールや電話になります。
直接事務所に行くことができない人にも全国対応の事務所がおすすめですよ!
女性弁護士や司法書士が所属している
女性の専門家に相談したい人は、女性弁護士や司法書士が所属している事務所に相談しましょう。
問い合わせの際に女性に担当して欲しいと相談してみるのもいいかもしれませんね。
かなこ
男性の専門家に相談しづらい場合、女性の専門家なら安心して話せるという人もいるのではないでしょうか?
女性を希望の人は問い合わせの時に合わせて伝えておくこともおすすめですよ!
闇金問題を相談する時の注意点
- 闇金問題に強い事務所に相談する
- 自分に合った事務所に相談する
- 被害の内容をまとめておく
闇金問題を相談する時には、相談先や被害内容をまとめておくとスムーズに決着まで進むということですね!
闇金問題に強い事務所に相談する
闇金問題は必ず闇金に強い弁護士・司法書士事務所に相談しましょう。
全ての事務所が取り扱っている案件ではないため、取り扱いがない事務所に相談しても闇金問題は終わりません。
闇金問題に強い専門家は日本ヤミ金解決センターで紹介しているので、当サイトで紹介している事務所に相談してみてくださいね!
自分に合った事務所に相談する
闇金問題は自分に合った弁護士・司法書士事務所への相談がおすすめです。
方針は事務所によって異なるため、自分が納得のいく事務所に相談してみてくださいね!
相談にあたり被害の内容をまとめておく
闇金問題を相談する時には被害の内容をまとめておくことがおすすめです。
- 被害額
- 被害期間
- 連絡内容
- 闇金業者の連絡先
- 闇金担当者の名前
などを事前にメモにまとめておくとより早く闇金問題を終わらせることができますよ!
スムーズに進めるために相談前にまとめてから相談してみてはいかがでしょうか?