この記事はこんな人にオススメ
・自分の情報源がどこか知りたい
・名簿屋って何?
・闇金の仕組みについて知りたい
・闇金からの連絡・嫌がらせに困っている
結論:情報は名簿屋から漏れているが、大事なのは対処法
闇金への情報元は名簿屋から仕入れることが多いようですがなぜ漏れてしまったかということを考えるよりも、どのように対処していくかということが重要になります。
名簿屋とは?
氏名・住所・電話番号・メールアドレスといった個人情報を扱う業者のことで、ヤミ金が呼ぶ名簿屋とはその個人情報法を売買する業者のことを指します。
名簿屋から情報が漏れるのは防ぎようがない
闇金に個人情報がもれる原因のひとつとして「名簿屋」の存在がありますが、情報が漏れる原因は名簿屋だけではないため原因の特定は非常に難しいです。
情報が漏れることよりも、大事なのは対処
どうして情報が漏れたのかを考えるよりも身の安全に関わる最も重要な情報を漏らさないための対処が求められます。
闇金からの要求には応じない
闇金からの要求に一度でも応じてしまうと際限なく要求されてしまうほか、更に被害を拡大させる事態になりかねません。
絶対に闇金からの要求には応じないでください。
困った事があったら闇金に強い弁護士・司法書士に相談
闇金からの嫌がらせや要求に悩んでいる場合は、闇金に強い弁護士や司法書士を選んで相談してください。
名簿屋とは?
名簿屋は三種の神器のひとつ「名簿」に関する情報を売買する業者のことを指します。
闇金「三種の神器」のひとつ
闇金三種の神器とは「飛ばし携帯・飛ばし口座・名簿」のことで、名簿屋は闇金にとって三種の神器のひとつといっても過言ではありません。
正式名称は個人情報取扱事業者
名簿屋とは要するに個人情報を取り扱う事業者のことで、正式名称は個人情報取扱事業者と呼びます。主にダイレクトメールなどの発行業務を代行したりする会社ですが、中には闇金業者や違法業者に情報を流している業者もあると言われています。
実態がハッキリしないのが名簿屋
もちろん闇金業者や詐欺グループなど違法組織に個人情報を売買することは個人情報保護法に違反する違法行為です。ですが情報漏えいの原因を追求するのは難しく、名簿屋の実態はハッキリしないというのが現状です。
個人情報保護法で守れないのか
国の法律では闇金業者や詐欺グループなど違法組織に情報を売買することは禁じられています。
個人情報保護法
個人情報保護法では基本的に、法令に基づく規定以外では第三者に情報を開示する場合は本人の同意を得ることが必要とされています。
個人情報保護法に違反したら
個人情報保護法に違反した場合「6ヶ月以下の懲役または30万円以下の罰金」という刑事罰則が下されます。
また刑事罰則以外にも民事訴訟により損害賠償請求をされることも十分に考えられるためその影響は非常に大きいものです。
とは言え取締りは非常にむずかしい
詐欺グループや闇金業者間でも情報の売買はある上、アダルト系サイトや恋愛系サイトの入力フォームから個人情報が漏れる場合もあります。
そのため名簿屋から確実に情報が売買されているという原因や証拠を明確に掴むのは難しく、名簿屋という存在はハッキリしているのに取締が非常に難しいというのが現状です。
名簿屋から自分の情報を守るには?
結論から言うと名簿屋から自分の情報を守り切るのは非常に難しいです。ですが多少個人情報が漏れたとしても本当に大事な情報を守ることで身を守ることは可能です。
情報を守り切るのは難しい
名簿屋の情報データベースがどこのものであるかわからない限り名簿屋から情報を守る切ることは非常に難しいです。また恋愛系サイトやアダルトサイトなど入力フォームがあるサイトから情報が漏れる場合もあります。
情報屋でなくても情報は漏れることはいくつでも考えられますので、情報を守り切ると考えることは諦めた方が良いです。
大事なのは「どうして」より「どうするか」
大事なのはどうして情報が漏れてしまったのかということよりも、どう対処していくかということです。
実際漏れた情報により闇金業者から連絡が来てしまった場合は情報がどうしてもれたのかを考えるよりも、連絡がきた闇金業者に対してどれだけ正しい対処ができるかです。
怖いのは個人情報よりも実生活の情報
メールアドレスや電話番号、名前、住所などが知られてしまうことは実はそれほどまでに恐ろしいことではなく、実際にあなたがどこの会社で働いていて、どんな人とつながりがあって、どんな家族構成をしているのかというような周囲に関わる実生活の情報を握られることの方が非常に危険です。
こうした情報は闇金業者に関わったり、SNSに投稿してしまうことで漏れてしまうので「どうして漏れたか」よりも「本当に大事な情報を漏らさない」対処が重要です。
もし闇金から嫌がらせを受けている場合は?
今闇金からお金を借りていないのにも関わらず金銭の要求や嫌がらせを受けているといった場合には次のような対処を取ってください。
闇金に強い弁護士や司法書士に相談・依頼
通常の弁護士や司法書士に相談すると断られてしまう可能性が高いので、必ず闇金の事案を扱っている弁護士・司法書士に相談してください。依頼を受けると嫌がらせを止めるためにすぐに対応してくれます。
絶対に要求には応じないこと
闇金から金銭の要求を受けている場合は絶対に応じてはいけません。一度応じてしまうと理由をつけて際限なく要求されることにもなりかねません。
もし一度でも応じてしまった場合は闇金に強い弁護士・司法書士に相談してください。
緊急性がある場合には警察に相談
実際に暴力を振るわれた、ものを壊された、後を着けられた、身の危険が及ぶような脅迫をされたという場合には緊急性が高いので警察に相談に行ってください。一時でも身の安全を守れます。
その後嫌がらせが続くようであれば闇金に強い弁護士・司法書士に相談してください。
闇金に強い弁護士・司法書士の探し方
闇金事案は通常の弁護士・司法書士では取り扱ってくれないので闇金に悩んだ場合は闇金事案を扱っている弁護士・司法書士に相談しなければなりません。
闇金に強い弁護士・司法書士には限りがある
闇金事案を取り扱っている闇金に強い弁護士・司法書士は実際そこまで数が居るものではなく、自力で探すのは大変です。
地元で探すと高くなる可能性
通常弁護士や司法書士は○時間○千円と時間制で相談料がかかるため、地元の弁護士・司法書士となると相談料が高くついてしまう可能性もあります。
闇金に強い弁護士や司法書士は相談料を取らないことも多くありますが条件の揃う弁護士・司法書士を探すとなるとかなり骨が折れる作業になることも考えられます。
全国対応してくれる弁護士・司法書士
全国対応の闇金に強い弁護士・司法書士では相談料をとらず電話やメールで気軽に相談ができるため、相談や依頼を考えている場合には全国対応してくれる弁護士・司法書士を選んだほうがおすすめです。
まとめ
今回の記事をまとめると以下のようになりました。
自身の個人情報は「名簿屋」から漏れている可能性がある
闇金三種の神器のひとつである名簿屋から闇金に情報が漏れている可能性があります。
個人情報保護法違反になりますが原因の救命は非常に難しいです。
どうして情報が漏れたのかより、大事なのはどうするか
情報が漏れる原因には名簿屋以外にもさまざまなものがあるので、どうして情報が漏れたのかという原因究明よりも大事な情報を漏らさないことや闇金に対する対処を重要視してください。
金銭の要求などには絶対に応じないこと
情報が漏れてしまったことに恐怖をおぼえるかも知れませんが、金銭の要求に一度応じてしまうと被害が拡大したり際限なく金銭の要求をされます。絶対に金銭の要求には応じないでください。
今、嫌がらせや金銭の要求に悩んでいるなら
漏れた情報のせいで闇金業者からの金銭の要求や嫌がらせに悩んでいる場合は、闇金に強い弁護士や司法書士に相談・依頼をしてください。