全国対応ができる闇金に強い弁護士・司法書士
徳島県で闇金に強い弁護士・司法書士
司法書士・大日(おおくさ)司法書士事務所
費用 |
相談料/無料
着手金/33,000円(税込)/1社
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受付 |
電話/随時
メール/24時間
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支払い |
要相談 |
対応地域 |
京都、滋賀、福井、奈良・大阪府、兵庫・和歌山・富山・石川・愛知・三重・岐阜・長野・新潟・山梨・静岡・香川・徳島・高知・愛媛・島根・鳥取・岡山・広島・山口・福岡・佐賀・長崎・大分・熊本・宮崎・鹿児島・沖縄 |
近畿・四国・中国・九州対応 / 年中無休 / 闇金トラブル随時受付OK! / 相談料無料
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事業所名 |
大日(おおくさ)司法書士事務所 |
所在地 |
京都市南区東九条室町1の10 中矢ビル4F |
電話番号 |
.075-693-7607 |
定休日 |
年中無休 |
大日 貫太郎
京都司法書士会所属 登録番号 第859号
簡裁訴訟代理権 認定番号 第313018号
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金城です
大日(おおくさ)司法書士事務所です。債務整理や闇金問題に特化して相談を受け付けているんですよ。私も以前、法律関係の仕事をしていましたが、こういった専門性の高い事務所って、本当に心強い味方になってくれるんです。
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徳島県における闇金問題の実態と対策 〜阿波の国から不正金融を追放せよ〜
みなさん、こんにちは。徳島県在住の元法律事務所勤務の金城です。今日は、私たちの美しい阿波の国、徳島県で起きている闇金問題について、皆さんと一緒に考えていきたいと思います。
徳島県の概要と特徴
さて、まずは徳島県のことをおさらいしておきましょうか。徳島県は四国の東部に位置し、東は紀伊水道に面し、北は香川県、南は高知県、西は愛媛県に接しています(出典元:徳島県公式ウェブサイト「徳島県の概要」)[1]。面積は約4,147平方キロメートルで、これは九州の佐賀県とほぼ同じ大きさです。
特筆すべきは、徳島県の約80%が山地だということ。そのため、気候も地域によって結構違うんです。例えば、県西部の山間部は寒冷で降水量が多いのに対し、沿岸部は温暖で降水量が少ない。こんな地形の特徴が、実は後で触れる闇金問題とも無関係ではないんですよ(出典元:るるぶ.com「徳島県の特徴をマンガ・地図で楽しく学ぶ!」)[2]。
闇金問題の全国的な状況
ところで、闇金って聞くとみなさんどんなイメージを持ちますか? 「怖い」「高金利」「違法」なんて言葉が浮かぶかもしれません。実は、全国的に見ても闇金問題は深刻なんです。
警察庁の統計によると、令和4年中の貸金業法違反の検挙件数は480件、検挙人員は627人でした。これ、一見少ないように見えるかもしれませんが、氷山の一角だと言われています。被害者の多くが警察に相談できずにいるんですよ。
徳島県でも、闇金問題は他人事ではありません。特に、県内の経済状況や地理的特性が、この問題に独特の色を付けているんです。
次回は、徳島県の地理と人口動態について詳しく見ていきましょう。徳島の山々や川、そこに住む人々の姿が、闇金問題とどう関わっているのか。ちょっと意外な関係が見えてくるかもしれませんよ。
では、次回をお楽しみに!
徳島県の地理と人口動態
さて、前回は徳島県の概要をざっくりとお話ししましたが、今回はもう少し詳しく、徳島県の地理と人口について掘り下げていきましょう。
地理的特徴と気候
徳島県って、実はかなりユニークな地形をしているんですよ。山あり、川あり、海ありで、まさに自然の宝庫といった感じです。
県の面積は4,146.99平方キロメートルで、そのうちなんと約80%が山地なんです(出典元:徳島県公式ウェブサイト『徳島県の概要』)[1]。これ、ちょっと想像つきますか? 東京ドーム885個分くらいの面積のうち、700個以上が山だってことですよ。すごいでしょ?
そんな山々の中で一番高いのが剣山。標高1,955メートルあります。冬はスキー、夏はハイキングと、一年中楽しめる山なんですよ。ちなみに、私も若い頃によく登っていました。山頂からの眺めは最高ですよ。特に朝日を見るために夜中から登ったときの感動は今でも忘れられません。
でも、こんなに山が多いってことは、平地が少ないってことでもあるんです。これが後で触れる人口分布にも大きく影響しているんですよ。
気候の話もちょっとしておきましょうか。徳島県は、大きく分けて3つの気候区分があります。
- 東部の沿岸地域:温暖で降水量が少ない
- 県西部の山間部:寒冷で降水量が多い
- 吉野川流域:温暖だが、夏は高温多湿
こんな感じで、同じ県内でもずいぶん気候が違うんです。これって、産業や人々の暮らしにも大きな影響を与えているんですよ。
主要都市と人口分布
次は人口の話。令和6年8月1日現在の徳島県の総人口は686,625人です(出典元:徳島県公式ウェブサイト『徳島の人口(徳島県推計人口)』)[2]。これ、東京ドーム約17杯分の人々が徳島県に住んでいるってことになります。
でも、この人口、実はどんどん減っているんです。10年前と比べると約6万人も減少しています。これ、徳島県にとっては大きな課題の一つなんですよ。
さて、この人口がどう分布しているかというと、これがまた面白いんです。主要な都市をいくつか見てみましょう。
- 徳島市:250,723人
- 阿南市:70,785人
- 鳴門市:55,466人
- 吉野川市:38,772人
- 小松島市:36,391人
(出典元:region-case.com『徳島県の市町村の人口ランキング(令和4年)』)[3]
見てわかるように、徳島市に人口が集中しているんです。県庁所在地だからって言えばそれまでですが、2位の阿南市の3倍以上の人口がいるんですよ。
これ、さっき話した地形とも関係があるんです。山が多くて平地が少ないから、どうしても人口が集中しちゃうんですよね。
ちなみに、私が住んでいる町田市の人口が約43万人なので、徳島市はその半分くらいの規模感ですね。でも、町田市の面積が71.65平方キロメートルなのに対して、徳島市は191.39平方キロメートルもあるんです。つまり、同じ人口密度で考えると、徳島市はかなりゆったりとした街並みということになりますね。
こういった地理的特徴や人口分布が、実は闇金問題とも無関係ではないんです。例えば、人口が集中している都市部では匿名性が高くなり、闇金が活動しやすい環境になってしまう。一方で、山間部では金融機関へのアクセスが難しくなり、そこに闇金が付け込むといった具合です。
次回は、こういった地理的特徴や人口分布を踏まえて、徳島県の経済状況について詳しく見ていきましょう。徳島県の産業構造や雇用状況が、闇金問題とどう絡んでいるのか。意外な発見があるかもしれませんよ。
徳島県の経済状況
さて、前回は徳島県の地理と人口動態について詳しくお話ししましたね。今回は、その特徴的な地形や人口分布が、どのように徳島県の経済に影響しているのか、掘り下げていきましょう。
主要産業と特産品
まず、徳島県の産業構造について見ていきましょう。皆さん、徳島県と聞いて何を思い浮かべますか? 私なんかは、すぐに「すだち」や「鳴門わかめ」が頭に浮かびます。実は、こういった農林水産業が徳島県の重要な産業なんです。
徳島県は、全国的に見ると「0.5%経済」と言われているんです。これは何かというと、県内総生産の全国に占める割合が約0.5%だということなんです。でも、農業に関しては面白いことに、販売農家数や農業就業人口、農業産出額の全国に占める割合が1%を超えているんです(出典元:徳島経済研究所『産業構造』)[1]。これ、すごいことなんですよ。人口比で見ると、徳島県の農業はかなり元気だということがわかります。
特に、野菜類の46.6%が京阪神市場に出荷されているんです(出典元:徳島経済研究所『産業構造』)[2]。これ、徳島県が京阪神地域の重要な食料供給地になっているってことなんです。すごいでしょ?
ちなみに、徳島県の主要な産業は以下のようになっています(出典元:徳島県公式ウェブサイト『徳島県の産業』)[3]:
- 農業
- 畜産
- 林業
- 漁業
- 商業
- 工業・LED
- 観光
- 伝統産業
この中で特に注目したいのが、LEDなんです。実は徳島県は、LEDの生産で日本有数の地域なんですよ。これ、知らない人も多いんじゃないでしょうか?
経済指標と雇用状況
次に、徳島県の経済指標と雇用状況について見ていきましょう。
令和3年度の徳島県の県内総生産(名目)は3兆3,402億円で、前年度比4.8%増となっています(出典元:徳島県公式ウェブサイト『令和3年度徳島県県民経済計算結果について』)[4]。これ、パッと見ただけだと「へぇ、増えてるんだ」って思うかもしれません。でも、実はこの数字、コロナ禍からの回復を示しているんです。
雇用状況はというと、令和5年12月の有効求人倍率(季節調整値)は1.28倍でした(出典元:徳島労働局『最近の雇用失業情勢(令和5年12月分)』)[5]。これ、全国平均とほぼ同じくらいなんです。でも、前月より0.02ポイント下回っているんですよ。
ここで面白いのが、徳島県の産業構造の特徴です。2015年の就業者数で見ると、徳島県の第1次産業の就業者比率は8.2%で、全国平均の3.8%を4.4ポイントも上回っているんです(出典元:徳島経済研究所『産業構造』)[6]。これ、さっき話した農業が強いってことの裏付けですね。
でも、ここで一つ気になる点があります。徳島県の人口減少です。前回お話ししたように、徳島県の人口はどんどん減っています。これ、労働力人口の減少にもつながるんです。実際、徳島県では人手不足が深刻な問題になっています。
こういった状況を受けて、徳島県では外国人労働者の受け入れも進んでいます。令和5年10月末時点で、徳島県内の外国人労働者数は6,005人で、前年同期比10.5%増加しています(出典元:徳島労働局『徳島県における外国人雇用状況の届出状況(令和5年10月末時点)』)[7]。
ここで、ちょっと個人的な話をしてもいいですか? 私の知り合いに、ベトナム人の技能実習生がいるんです。彼女は徳島県の縫製工場で働いているんですが、最初は言葉の壁に苦労していたみたいです。でも今では、職場の人たちと仲良く、楽しく働いているみたいですよ。こういった外国人労働者の方々が、徳島県の産業を支えているんだなって、実感しました。
さて、こういった徳島県の経済状況が、実は闇金問題とも無関係ではないんです。例えば、農業が盛んな地域では、天候不順による収入の不安定さから借金に頼ってしまうケースがあります。また、人口減少による地方銀行の撤退で、正規の金融サービスへのアクセスが難しくなる地域もあるんです。
次回は、こういった経済状況を踏まえて、徳島県における闇金問題の実態について詳しく見ていきましょう。意外な事実が見えてくるかもしれませんよ。
徳島県における闇金問題の実態
さて、ここまで徳島県の地理や経済状況について詳しく見てきましたね。今回は、これらの特徴が闇金問題とどう関わっているのか、徳島県の闇金事情について掘り下げていきましょう。
闇金被害の統計データ
まず、徳島県の闇金被害の実態を示す統計データを見てみましょう。ただし、闇金被害は潜在化しやすく、正確な統計を取ることが難しいのが現状です。そのため、関連する犯罪統計から推測するしかありません。
令和5年中の徳島県内における刑法犯の認知件数は2,673件、検挙件数は1,150件、検挙人員は690人でした(出典元:徳島県警察『令和5年中の罪種別認知件数・検挙件数・検挙人員』)[1]。この中には、闇金に関連する詐欺や恐喝なども含まれているでしょう。
ちなみに、徳島県の犯罪発生率は全国的に見ても低い方なんです。でも、これは闇金被害が少ないということではありません。むしろ、被害が表面化しにくい状況にあるのかもしれません。
被害者の傾向分析
次に、闇金被害に遭いやすい人の傾向について考えてみましょう。
- 農業従事者:前回お話ししたように、徳島県は農業が盛んです。でも、農業収入って天候に左右されやすいんですよね。不作の年に資金繰りに困って、闇金の餌食になってしまうケースがあるんです。
- 若年層:徳島県の若者の県外流出が進んでいますが、残った若者の中には、就職難や低賃金に悩む人も少なくありません。そういった人たちが闇金に手を出してしまうことがあります。
- 高齢者:徳島県は高齢化が進んでいます。年金だけでは生活が苦しい高齢者が、闇金に頼ってしまうケースもあるんです。
- 中小企業経営者:徳島県は中小企業が多いんです。経営難に陥った際に、銀行融資が受けられず、闇金に手を出してしまう経営者もいます。
こういった傾向は、徳島県の地理的・経済的特徴と密接に関係しているんですよ。
ここで、ちょっと個人的な経験を。私の知り合いに、徳島で小さな会社を経営している人がいるんです。彼は一時期、資金繰りに困って闇金から借りてしまったんです。「銀行は貸してくれないし、どうしようもなかった」って言ってました。でも、結局それが借金地獄の始まりになってしまって...。幸い、今は何とか立ち直りましたが、闇金の怖さを身近に感じた出来事でした。
さて、徳島県の闇金問題で特筆すべきは、2015年10月に起きた大規模な摘発事件です。徳島県警が、ヤミ金融グループの名簿を押収したんです。なんと、その名簿には約8万3000人分の情報が載っていたそうです。これ、徳島県の人口の約10分の1に当たるんですよ。衝撃的な数字ですよね。
この事件、徳島県の闇金問題の深刻さを物語っています。でも同時に、警察の取り締まりが機能していることの証でもあります。
闇金被害者の多くは、警察や行政に相談できずにいます。その理由の一つが、「自分にも責任がある」という罪悪感です。でも、そんなことはありません。闇金は違法な存在なんです。被害に遭った人は被害者なんです。
徳島県消費者情報センターでは、多重債務相談や悪質な取り立て、ヤミ金融に関する相談を受け付けています(出典元:徳島県消費者情報センター『相談機関』)[3]。一人で抱え込まず、まずは相談してみることが大切です。
次回は、こういった闇金被害の背景にある徳島県の経済的課題について、さらに詳しく見ていきましょう。徳島県の特殊な事情が見えてくるかもしれません。
闇金被害の背景
さて、前回は徳島県における闇金問題の実態について詳しく見てきましたね。今回は、そういった問題が起こる背景について、徳島県の経済的課題を中心に掘り下げていきましょう。
徳島県の経済的課題
徳島県が抱える経済的課題は、実はかなり複雑なんです。一言で言えば「人口減少と高齢化による経済の縮小」なんですが、それだけじゃないんですよ。
まず、人口減少の問題。徳島県の人口減少率は全国的に見ても高いんです。特に若年層の県外流出が著しい。これって「ストロー現象」って呼ばれているんですよ。大都市が地方の人材を吸い上げる、まるでストローで吸うみたいな感じでね。
この人口減少が、労働力人口の減少につながっているんです。徳島県の経済同友会も「労働力人口が減少し、経済成長・経済活力が減退します」って警鐘を鳴らしているんですよ(出典元:一般社団法人徳島経済同友会『事業方針』)[2]。
次に、高齢化の問題。徳島県は高齢単身世帯が多いんです。これって、消費の減少にもつながるんですよね。年金暮らしの高齢者が増えれば、当然、地域の消費も冷え込みます(出典元:サステナNet『徳島県』)[3]。
そして、産業構造の問題。前にも話したように、徳島県は農業が盛んなんです。でも、農業って天候に左右されやすいですよね。不作の年には収入が激減することもある。そういった不安定さが、闇金に手を出すきっかけになることもあるんです。
金融機関へのアクセス状況
でも、みんな正規の金融機関から借りればいいじゃない?って思うかもしれません。ところが、そう簡単じゃないんです。
徳島県は中山間地域が多いんですよ。そういった地域では、金融機関の支店が減少しているんです。これって、金融サービスへのアクセスが悪くなるってことなんです。
それに、中小企業が多い徳島県。中小企業って、大企業に比べて融資を受けにくいんですよね。特に、最近のコロナ禍で経営が苦しくなった企業なんかは、なおさらです。
ちょっと個人的な話をさせてください。私の知り合いに、徳島で小さな食堂を営んでいる人がいるんです。コロナ禍で客足が遠のいて、本当に苦しかったって言ってました。銀行に融資を申し込んだけど、なかなか通らなくて...。そんな時に、闇金からの誘いがあったんだそうです。幸い、彼は踏みとどまったんですが、本当にギリギリのところだったって。
こういった状況が、徳島県で闇金が跋扈する土壌になっているんです。
でも、徳島県も手をこまねいているわけじゃありません。例えば、「次期e-とくしま推進プラン」では、ICTを活用した金融サービスの充実を目指しているんです(出典元:徳島県『次期e-とくしま推進プラン』)[4]。これが実現すれば、中山間地域でも金融サービスを受けやすくなるかもしれません。
また、貧困対策も進めています。子どもの教育や高校進学に係る経費の支給、児童扶養手当の支給なんかがその例です(出典元:Gooddo『徳島県で行われている貧困対策や取り組みは?』)[5]。こういった取り組みが、闇金被害の予防にもつながっていくんじゃないでしょうか。
次回は、こういった経済的背景を踏まえて、徳島県における闇金対策の現状について詳しく見ていきましょう。行政や警察がどんな取り組みをしているのか、意外な発見があるかもしれません。
徳島県における闇金対策の現状
さて、ここまで徳島県の闇金問題の実態や背景について詳しく見てきましたね。今回は、徳島県がこの問題に対してどのような対策を講じているのか、具体的に見ていきましょう。
行政の取り組み
まず、徳島県の行政がどのような取り組みを行っているのか、見ていきましょう。
徳島県では、闇金問題を含む消費者問題に対応するため、徳島県消費者情報センターを設置しています。ここでは、多重債務相談や悪質な取り立て、ヤミ金融に関する相談を受け付けているんです(出典元:徳島県消費者情報センター『相談機関』)[1]。
でもね、こういった相談窓口って、実際に利用するのはちょっと勇気がいるんですよ。「誰かに知られたらどうしよう」って思っちゃうんです。だから、徳島県では匿名での相談も受け付けているんです。これ、すごく重要なポイントだと思いません?
それから、徳島県では「行財政改革」の一環として、オンライン行政サービスの推進にも力を入れています(出典元:徳島県『行財政改革』)[2]。これって、闇金対策とどう関係があるのかって? 実はね、オンラインサービスが充実すれば、中山間地域に住んでいる人でも、わざわざ遠くまで出向かなくても行政サービスを受けられるようになるんです。これ、闇金被害の予防にもつながるんですよ。
警察の取り組み
次に、警察の取り組みについて見ていきましょう。
徳島県警察では、24時間体制で相談を受け付ける「警察相談電話」を設置しています(出典元:徳島県消費者情報センター『相談機関』)[1]。ここでは、闇金被害の相談も受け付けているんです。
でもね、警察に相談するのって、ちょっと敷居が高いって感じる人も多いんじゃないでしょうか。実は私の知り合いにも、闇金被害に遭ったけど「自分にも責任がある」って思って、警察に相談するのをためらっていた人がいたんです。でも、そんなことないんですよ。闇金は違法なんだから、被害者は被害者なんです。
それに、警察への相談は闇金業者の摘発にもつながるんです。実際、徳島県警は過去に大規模な闇金組織の摘発に成功しています。覚えてます? 前にも話した、8万3000人分の顧客名簿が見つかった事件です。
法律専門家の支援
最後に、弁護士や司法書士といった法律専門家の支援について触れておきましょう。
ただ、ここで注意してほしいのは、すべての弁護士が闇金問題に詳しいわけではないってこと。だから、相談する際は、闇金問題の解決実績がある弁護士を選ぶことが大切なんです。
ちなみに、最近はオンラインで弁護士に相談できるサービスも増えてきています。これ、すごく便利なんですよ。特に徳島県みたいに中山間地域が多い場所では、こういったサービスは重要になってくると思います。
さて、ここまで徳島県の闇金対策について見てきましたが、どうでしょう? 行政も警察も、そして法律専門家も、それぞれの立場で闇金問題に取り組んでいることが分かりましたね。
でも、まだまだ課題はあります。例えば、相談窓口の存在を知らない人も多いんじゃないでしょうか。また、相談したくてもどこに相談していいか分からない人もいるかもしれません。
次回は、こういった現状の対策を踏まえて、徳島県でより効果的な闇金対策を進めていくためには何が必要なのか、考えていきましょう。みなさんも、一緒に考えてみてください。
より効果的な闇金対策の提案
さて、これまで徳島県の闇金問題の実態や現状の対策について詳しく見てきましたね。今回は、これらを踏まえて、どうすればより効果的な闇金対策ができるのか、一緒に考えていきましょう。
情報提供の強化
まず最初に取り組むべきは、情報提供の強化です。これまでの章で見てきたように、徳島県には闇金問題に対する相談窓口がいくつかありますよね。でも、こういった窓口の存在を知らない人も多いんじゃないでしょうか。
例えば、徳島県消費者情報センターでは、多重債務相談や悪質な取り立て、ヤミ金融に関する相談を受け付けています(出典元:徳島県消費者情報センター『相談機関』)[1]。でも、こういった情報がちゃんと県民に届いているかって言うと、ちょっと疑問なんですよね。
そこで提案したいのが、SNSを活用した情報発信です。最近はお年寄りでもLINEを使う時代です。LINEやTwitter、Instagramなんかを使って、相談窓口の情報を発信するのはどうでしょう? 特に若い人たちへの周知には効果的だと思うんです。
それから、「くらしのサポーター」という制度を活用するのもいいかもしれません。これは、地域で消費者問題に関する啓発や情報提供を行うボランティアの方々のことです(出典元:徳島県『くらしのサポーター向け活動情報のご案内』)[2]。こういった方々を通じて、闇金問題の相談窓口の情報を地域に広めていくっていうのはどうでしょう?
法律専門家との連携強化
次に提案したいのが、法律専門家との連携強化です。
そこで、県や市町村の相談窓口と、こういった専門家をもっと密接に連携させるのはどうでしょう? 例えば、相談窓口で対応しきれない複雑なケースを、すぐに専門家に繋げられるようなシステムを作るんです。
ちなみに、最近はオンラインで弁護士に相談できるサービスも増えてきています。これ、すごく便利なんですよ。特に徳島県みたいに中山間地域が多い場所では、こういったサービスは重要になってくると思います。
教育・啓発活動の充実
最後に、教育・啓発活動の充実を提案したいと思います。
闇金問題って、どうしても後手に回りがちなんですよね。被害に遭ってから相談する、みたいな。でも、本当は被害に遭う前に防ぐのが一番いいんです。
そこで、学校教育の中に金融リテラシーの授業を取り入れるのはどうでしょう? お金の借り方や返し方、金利の仕組みなんかを、中学生や高校生のうちから学んでもらうんです。
それから、最近増えている新しいタイプの闇金についても、もっと啓発が必要だと思います。例えば、「給与ファクタリング」という、闇金が形を変えて勧誘する手口があるんです。こういった新手の手口について、広く周知することが大切です。
ここでちょっと個人的な話をさせてください。私の知り合いに、若いころに闇金から借金をして苦労した人がいるんです。その人が言うには、「もし若いころにお金の怖さを知っていたら、絶対に手を出さなかった」って。これ、すごく重要なポイントだと思うんです。
さて、ここまで見てきて、どう思いました? 闇金問題、一筋縄ではいかないけど、みんなで力を合わせれば、きっと解決できると思うんです。
次回は、こういった提案を実際に実行に移すためには、どんな課題があるのか、そしてそれをどう乗り越えていけばいいのか、考えていきましょう。みなさんも、ぜひ一緒に考えてみてください。
提案の実現に向けた課題と解決策
さて、前回は徳島県でより効果的な闇金対策を進めるための提案をいくつか挙げましたね。今回は、それらの提案を実際に実現していく上での課題と、その解決策について考えていきましょう。
情報提供強化の課題と解決策
まず、情報提供の強化についてです。SNSを活用した情報発信や、くらしのサポーターを通じた地域への情報提供を提案しましたが、ここにはいくつかの課題があります。
第一の課題は、高齢者へのアプローチです。徳島県は高齢化率が全国平均を上回っているんです。2020年の時点で、徳島県の65歳以上人口の割合は33.6%でした(出典元:徳島県『徳島県消費者基本計画』)[1]。高齢者の中にはSNSを使わない方も多いでしょう。
この課題への解決策として、地域の回覧板や自治会の集まりを活用するのはどうでしょうか。高齢者が多く集まる場所での情報提供も効果的かもしれません。例えば、スーパーのレジ周りにチラシを置くとか。
第二の課題は、「くらしのサポーター」の人数不足です。これは私の推測ですが、ボランティアベースの活動なので、十分な人数を確保するのは難しいんじゃないでしょうか。
この解決策として、「くらしのサポーター」の活動をもっと広く周知し、参加者を募るのはどうでしょう。例えば、大学生や社会人にボランティア活動の一環として参加してもらうとか。これって、若い世代の金融リテラシー向上にもつながりますよね。
法律専門家との連携強化の課題と解決策
次に、法律専門家との連携強化についてです。
ここでの主な課題は、専門家の数の不足です。徳島県内には闇金問題に詳しい弁護士が16名いることが分かっていますが、これで十分かというと、ちょっと心もとないですよね。
この解決策として、まずは県外の専門家とのオンライン相談システムの構築を提案します。徳島県は中山間地域が多いので、オンライン相談は特に有効だと思います。
それから、法科大学院生や若手弁護士向けに、闇金問題に特化したセミナーや研修を実施するのはどうでしょうか。専門家の育成にもつながりますし。
教育・啓発活動充実の課題と解決策
最後に、教育・啓発活動の充実についてです。
ここでの主な課題は、学校のカリキュラムに新しい内容を追加することの難しさです。既に詰まったカリキュラムに、金融リテラシー教育を追加するのは簡単じゃありません。
この解決策として、既存の授業の中に金融リテラシー教育を組み込むのはどうでしょうか。例えば、数学の授業で金利計算を扱うとか、社会科の授業で消費者問題を取り上げるとか。
それから、学校外での啓発活動も重要です。例えば、成人式で金融トラブルに関する啓発パンフレットを配布するとか。新社会人向けのセミナーを開催するのもいいかもしれません。
ちなみに、最近のニュースで気になったのが、「不用品買取を装った闇金」の摘発事件です(出典元:日本経済新聞『不用品買い取り装いヤミ金か、「買取キング」運営者ら逮捕』)[3]。こういった新しい手口について、迅速に情報を提供していくことも大切ですね。
さて、ここまで見てきて、どう思います? 確かに課題はたくさんありますが、解決不可能なものはないと思うんです。大切なのは、一つ一つ着実に取り組んでいくこと。そして、その過程で常に新しい課題や解決策を見出していくことだと思います。
次回は、これらの提案と解決策を踏まえて、徳島県の闇金問題の将来展望について考えていきましょう。徳島県が闇金のない、安心して暮らせる街になるために、私たちに何ができるのか。一緒に考えてみましょう。
徳島県の闇金問題の将来展望
ふう、ここまで来ましたね。徳島の闇金問題、色々見てきましたけど、正直言って簡単には解決しそうにないですよね。でも、諦めちゃいけません。これからどうなっていくのか、ちょっと考えてみましょう。
地域の底力、見直してみない?
まず、徳島の強みって何だと思います?そう、人と人のつながりですよ。都会じゃ見られなくなったような、ご近所付き合いがまだ残ってるんです。
例えば、徳島県警察では「地域住民の意見、要望を業務運営に反映させる」取り組みをやってるんですって(出典元:徳島県警察『令和5年版』)[1]。これ、闇金対策にも使えるんじゃないですか?ご近所さんで「あそこの家、最近様子おかしいよ」なんて情報共有できたら、早めに手が打てるかもしれません。
それに、「地域おこし協力隊」ってご存知ですか?これ、地域の活性化のために外から人材を呼び込む制度なんですけど、これが面白いんですよ。この活動を通じて「地域住民の主体性が芽生える」んだそうです(出典元:森林文化協会『「地域おこし協力隊」の成果と課題、今後の方向性』)[2]。これ、闇金対策にも応用できそうじゃないですか?
新しいテクノロジー、使わない手はない
さて、次は新しいテクノロジーの話。最近、不用品買取を装った闇金が捕まったって聞きました?(出典元:日本経済新聞『不用品買い取り装いヤミ金か、「買取キング」運営者ら逮捕』)[3]。こういう新手の手口、どうやって見つけるんでしょうね。
そこで思うんですけど、AIを使って怪しい投稿を見つけ出すシステムとか作れないんですかね。SNSやネットの書き込みをチェックして、「これ、闇金かも?」って教えてくれるやつです。
あとは、ブロックチェーンってやつ。これ、お金の動きを透明にできるんですって。これが普及すれば、闇金なんてすぐバレちゃうんじゃないですか?
教育こそ王道、でも新しいやり方で
さて、最後は教育の話。学校での金融教育は大事ですけど、それだけじゃダメなんです。
徳島県には「消費生活コーディネーター」っていう制度があるんですよ(出典元:徳島県『徳島県消費者基本計画』)[4]。これ、消費者問題の専門家を育てる制度なんです。これをもっと発展させて、金融トラブル防止のプロを育てるのはどうでしょう?
私の知り合いに、昔闇金から借りちゃった人がいるんです。その人が言うには、「若い頃にお金の怖さを知ってたら、絶対に手を出さなかった」って。これ、すごく大事なポイントだと思うんですよ。
法律も変えていこう
最後に、法律の話。今のままじゃ、闇金被害者が自己破産しても、闇金からの借金は免除されないんですって。これじゃあ、被害者救済にならないですよね。
将来的には、闇金被害者を救済する特別な法律が必要になるかもしれません。例えば、闇金からの借金は全部無効!みたいな。
さて、ここまで色々言ってきましたけど、どうですか?確かに闇金問題、一筋縄じゃいきませんよ。でも、地域の力とか新しい技術とか、教育とか、色んなものを組み合わせれば、なんとかなるんじゃないでしょうか。
徳島が闇金のない、安心して暮らせる街になるために、私たち一人一人にできることってあるはずです。正しい知識を身につけること、困ってる人がいたら助けること、そして地域の問題に関心を持ち続けること。これくらいなら、みんなできるんじゃないですか?
次回は、この連載の締めくくりとして、今すぐできる闇金対策について、具体的なアイデアを出してみたいと思います。みなさんも、自分にできることを考えてみてくださいね。
具体的なアクションプラン
さて、皆さん。ここまで徳島県の闇金問題について、様々な角度から見てきましたね。「で、私たちに何ができるの?」と思っている方もいらっしゃるでしょう。そこで今回は、私たち一人一人ができる具体的なアクションプランについて考えてみましょう。
地域の絆を活かした見守り活動
まずは、地域の絆を活かした見守り活動から始めてみてはいかがでしょうか。徳島県は、都会と比べるとまだまだ人と人のつながりが強い地域です。これは闇金対策にとって大きな強みになると思います。
例えば、地域おこし協力隊の活動を参考にしてみるのはどうでしょう。地域おこし協力隊の活動では、地域住民からのサポートが38.5%と最も多いそうです(出典元:nhk『【クロ現】地域おこし協力隊 移住先のトラブル 解決策は?』)[1]。これは、地域の力を結集すれば大きな効果が得られる可能性を示していますね。
具体的には、次のようなことができるのではないでしょうか。
- 近所の方の様子がおかしいと感じたら、さりげなく声をかける
- 町内会や自治会で、闇金の危険性について話し合う機会を設ける
- 怪しい勧誘や広告を見つけたら、すぐに警察や行政に通報する
金融リテラシー向上のための自主学習会
次に、金融リテラシー向上のための自主学習会を提案します。「知らなかった」が最大の敵です。特に若い世代に向けて、お金の正しい知識を広めていく必要があります。
徳島県には「消費生活コーディネーター」という制度があります(出典元:徳島県『徳島県消費者基本計画』)[2]。この専門家を講師として招き、地域の公民館やコミュニティセンターで勉強会を開催するのはいかがでしょうか。
具体的なアクションとしては:
- 月1回程度の定期的な勉強会を開催する
- SNSを活用して若い参加者を募る
- 参加者同士で体験談を共有する時間を設ける
オンラインでの情報発信と相談窓口の設置
最後に、オンラインでの情報発信と相談窓口の設置を提案します。最近は「090金融」という新手の闇金も出てきているようです。こういった新しい手口の情報をいち早く共有することが大切です。
徳島県の住民の方々は、「地域社会問題に対する主体性や共同性」を持っているとされています。この主体性を活かして、オンラインでの情報発信や相談活動を行うのはどうでしょうか。
具体的なアクションプランとしては:
- LINEやTwitterなどのSNSを使った情報発信グループを作る
- オンライン相談窓口を設置し、匿名で相談できる環境を整える
- 定期的にオンライン座談会を開催し、体験談や対策を共有する
さて、ここまで様々な提案をしてきましたが、いかがでしょうか。「そんなこと、本当にできるの?」と思われた方もいるかもしれません。でも、大丈夫です。一人でやろうとする必要はありません。みんなで少しずつ、できることから始めていけばいいのです。
私自身、若い頃に借金で苦しんだ経験があります。だからこそ、誰かを助けられるなら、そうしたいと思うのです。皆さんも、自分にできることから始めてみませんか?
そうそう、最後にひとつ。徳島県の某市長選挙後のアンケートで、ある50代の方が「争点となった見直しの方向性が全く見えない」と書いていました(出典元:徳島県『居住地 年代 御意見 1 徳島市 50代 選挙終了後』)[5]。これは闇金問題対策にも言えることだと思います。方向性を示すのは、私たち一人一人なのです。
では、この連載はここまでとさせていただきます。長い間お付き合いいただき、ありがとうございました。これからも徳島県の闇金問題、一緒に考えていきましょうね。皆さんの力を合わせれば、きっと何かが変わるはずです。そう信じています。
徳島県における闇金の実態
ヤミ金8.3万人名簿所有 徳島県警逮捕
徳島県警押収 個人情報勧誘に悪用
千葉市のヤミ金融グループの男6人が貸金業法違反(無登録営業)と出資法違反(超高金利受領)の疑いで徳島県警に逮捕された事件で、グループが所有していた複数の名簿に約8万3千人分の個人情報が記載されていたことが30日、県警への取材でわかった。県警はグループが名簿を介して全国の顧客を勧誘していたとみて取引の実態を調べるとともに、名簿の入手先の解明も進める。
引用:徳島新聞
徳島県警察
各都道府県警察本部では悪質商法110番と言う相談窓口を設けており各警察本部の生活環境課の専門部署に直接つながるようです。
悪質商法110番
088-653-9110
徳島県の警察署一覧
相談先事務所別の特徴
|
|
全国対応 |
電話対応 |
着手金/後払い/分割 |
相談料 |
費用/件(税抜き) |
司法書士法人アストレックス |
司法書士 |
可 |
24時間 |
無料/可/可 |
相談無料 |
50,000円 (着手時お支払いの場合は30,000円)
|
ウイズユー司法書士事務所 |
司法書士 |
可 |
24時間 |
無料/可/可 |
相談無料 |
50,000円 |
SAO司法書士法人(旧Aswel) |
司法書士 |
可 |
平日10~18時 |
無料/可/可 |
相談無料 |
40,000円 |
司法書士法人グリフィン |
司法書士 |
可 |
9~21時 |
無料/可/可 |
相談無料 |
49,000円 |
アルスタ司法書士事務所 |
司法書士 |
可 |
24時間 |
無料/可/可 |
相談無料 |
50,000円 |
闇金被害の現状
- 警察が検挙している闇金の数
- 闇金の被害額
- 80%以上がネット闇金
時代とともに変化する闇金。
そんな闇金被害は80%がネット闇金になり、直接闇金業者と会うことがなく手軽に闇金から借金ができるようになってしまいました。
そこで、警察が検挙している闇金の数や被害額とどのような闇金が多いかについてご紹介します!
警察が検挙している闇金の数
引用:警察庁(令和4年4月)
|
平成24年 |
平成25年 |
平成26年 |
平成27年 |
平成28年 |
平成29年 |
平成30年 |
令和1年 |
令和2年 |
令和3年 |
検挙数 |
190 |
168 |
151 |
140 |
139 |
135 |
130 |
118 |
106 |
85 |
検挙とは・・・容疑者を捜査機関が警察に連れて行くこと。
無登録や違法な金利で警察が検挙した闇金は2012年(平成24年)に190件ありましたが、闇金の検挙数は2021年(令和3年)には85件まで少なくなっています。約10年間で半分まで減少しているということですね。
しかし、その反面無登録や違法な金利以外で検挙されているケースも。
引用:警察庁(令和4年4月)
|
平成24年 |
平成25年 |
平成26年 |
平成27年 |
平成28年 |
平成29年 |
平成30年 |
令和1年 |
令和2年 |
令和3年 |
検挙数 |
135 |
173 |
271 |
302 |
389 |
608 |
588 |
521 |
486 |
417 |
銀行口座やスマホなどの携帯端末を不正に利用したことで検挙されているケースは、2021年(平成24年)には135件でしたが2021年(令和3年)には417件に。
約10年間で3倍以上に増えているということですね。
闇金業者は返済が遅れたり新しくお金を貸す時に銀行口座やスマホを担保にすることがあるので、そういったケースが増えているのかもしれません。
即日お金が必要になると闇金業者の言いなりになってしまいたくなるかもしれませんが、銀行口座やスマホの担保は危険。
闇金業者に渡した口座やスマホは詐欺などの犯罪に使われることもあるので、気軽な気持ちで担保にしないよう気を付けましょう。
直接犯罪に関わっていなくても警察から事情聴取されることもありますよ。
また、場合によっては口座を凍結されることも。
ヤミ金に口座を渡してしまった!?すぐに解決するべき理由‼
銀行口座を凍結された!思い当たるのはヤミ金?
闇金に携帯電話を売った・スマホを渡してしまった!5分でわかる危険性と対処法
などで詳しく説明しておりますのでご覧頂ければ。
金城
闇金の検挙数は約10年間で減っていますが、その反面闇金に関連するとされる銀行口座やスマホを使ったケースが増えているということですね。
気軽な気持ちで銀行口座やスマホを担保にすると、知らない間に犯罪に協力してしまう可能性もあるため注意が必要ですよ。
闇金の被害額と被害人数
年 |
検挙数 |
被害人数 |
被害額 |
2011年 |
366 |
50334 |
117億5516万円 |
2012年 |
325 |
31528 |
109億9008万円 |
2013年 |
341 |
31049 |
150億401万円 |
2014年 |
422 |
16885 |
97億7645万円 |
2015年 |
442 |
20946 |
160億9086万円 |
2016年 |
528 |
24231 |
131億9526万円 |
2017年 |
743 |
13044 |
91億3852万円 |
2018年 |
718 |
14469 |
35億9160万円 |
2019年 |
639 |
10529 |
67億1464万円 |
2020年 |
592 |
17417 |
43億4327万円 |
参考:警察庁(令和4年4月)
参考:警察庁(平成30年6月)
無登録や違法な金利と銀行口座やスマホの不正利用を合わせて、2017年(平成29年)に約91憶円だった闇金の被害額は一度減少していますが、2021年(令和3年)には約94憶まで増えています。
その一方で被害に遭った人数は2017年に13,044人でしたが、2021年には117,689人に。
約9倍の人が闇金の被害に遭っているということがわかります。
闇金業者はこれまでよりも少ない金額を多くの人から集めるようになったようですね。
かなこ
これまで1人の利用者から多くの金額を回収していた闇金ですが、徐々に多くの人から少額を回収するようになったことがわかります。
闇金の運営も時代に合わせて変化しているということかもしれませんね。
80%以上がネット闇金
インターネットを含む非対面の手口に関する相談が86.6%
引用:警察庁(令和4年4月)
闇金はほとんどが業者とは会わず、ネットなどで被害に遭っています。
利用者も手軽に借りられることもあり、ネットで闇金を利用してしまった人も多いのではないでしょうか?
会う必要がない分闇金の怖さを感じることも少ないのかもしれませんが、ネットで闇金を利用した場合にも返済や違法な金利・取り立てが発生します。
返済に追われて生活が苦しくなることはもちろん、取り立てで精神的にもダメージを受けるため闇金の利用はおすすめできません。
闇金の取り立て恐怖の9パターンと絶対にやってはいけないこと、正しい対処方法を解説
金城
なんと闇金被害の86%はネットなど業者と会わず闇金被害に遭っていたのですね。
利用者としても、直接会う必要がなく借りやすくなってしまった一面もあるのかもしれません。
ニュースにもなった闇金問題の実害
実際にニュースにもなった闇金問題はほかにもありますが、ここでは銀行口座の提供と新手の闇金と言われている先払い買取闇金についてご紹介します。
闇金への口座提供
借金していたヤミ金融業者に銀行口座情報を提供したとして、愛知県警は28日、北署地域課の巡査の男(33)を犯罪収益移転防止法違反容疑で名古屋地検に書類送検した。県警は同日付で巡査を停職1か月の懲戒処分とし、巡査は依願退職した。
引用:讀賣新聞オンライン(2022年4月29日)
2022年4月28日に、闇金業者に銀行口座を提供したとして、愛知県北署地域課の巡査が書類送検されました。
闇金から数万円の借金があり、職場に行くという取り立てをされたことが怖くなり、ネット口座のログインIDなどの情報を闇金に教えてしまったのだとか。
また、闇金からの指示でほかの闇金利用者への取り立てにも関わっていたようです。
闇金はお金を借りる時に個人情報を伝える場合がありますが、職業が闇金業者にバレてしまうと、取り立ての手助けまでさせられてしまうこともあるということですね。
金城
一度でも闇金から借金をすると口座を譲渡するように言われたり、取り立ての手伝いをするように催促されることがあります。
場合によっては仕事を失うこともあるので、闇金の利用は危険ということですね。
課金ゲーム、ヤミ金利用の末 報酬1000円で譲渡目的口座 母娘に詐欺の有罪判決(2018年12月02日掲載)
広島地裁呉支部で18日、他人に譲り渡す目的で口座を開設し、詐欺罪に問われた神奈川県座間市の女(46)に執行猶予付きの有罪判決が言い渡された。呉市出身。生活保護を受けながらヤミ金融で借金を重ね、ヤミ金業者にそそのかされて江田島市に住む実母(69)=詐欺罪で有罪確定=にも口座開設させた上、母娘で逮捕されていた。
公判などによると、女は1月、母親に口座を開設させて通帳などを受け取り、ヤミ金業者に渡した。借金を帳消しにしてもらうためだったという。自らも昨年6月に少なくとも3金融機関で口座を開設、ヤミ金業者に渡していた。
女は生活保護を受けながら娘2人を養育している。下の娘はまだ小学生。それなのに携帯電話の課金ゲームにはまった。過去に自己破産も2回経験しているのに、昨年3月ごろからヤミ金業者に1回当たり数万円を借りていた。その経済感覚のなさが、ヤミ金業者の目には「かも」と映ったのかもしれない。
譲り渡した際の報酬はわずか千円。女は生活苦から犯罪に加担したことを悔いたが後の祭りだった。
公判では、女は昨年6月ごろに5万円を借りようとヤミ金業者に電話した際「2万円しか貸せない。口座を作れば追加で3万円を貸せる」と言われ、口座が悪用される可能性を感じつつも犯罪に手を染めるようになったという。
母親も女が生活に困っていると分かっていたが、お互いに生活保護を受けながらの暮らしに余裕はなかった。最初は口座開設を断っていたが、何度も女に懇願され「助けてやりたい」と応じてしまったという。
自宅近くの金融機関で1円だけ入れて母親が開設した口座は女を通じてすぐにヤミ金業者に渡った。母親の口座は開設から約1カ月後の2月15日から約20日間で42回の入金と44回の出金があった。金融機関が異常に気づき、母親を問い詰めてようやく犯行が明るみに出た。
検察側は公判で「ヤミ金業者の現金回収口座などに使われ、犯罪行為を助長した点も強い非難に値する」と母娘が犯した責任の重さを指摘した。
公判で女は「もうしません」と誓い、母親は「後悔している。もう江田島では暮らせない」と消え入るような声で話した。女は今月からコンビニ店で仕事を始め、来年からは座間市で母親と一緒に住む意向も示した。母娘は支え合って生活を立て直すつもりだが、失った代償はあまりにも大きい。(浜村満大)
引用:中國新聞デジタル
金城です
判決の行方まで追った重量級の珍しい記事です。被害者なのに加害者になってしまう、生活苦からの悲しい結末です。もちろん犯罪なので「知らなかった」では済まされないことなのですが、同情の念を抱いてしまいます。
公的サービスや啓発などはこの層には届きにくく、口座売買による詐欺がなくなることはないのでは無いかと金城自身感じております。
先払い買取闇金
商品の買い取りを装って業者が利用者に現金を前払いし、あとになって高額な違約金などを請求する、「先払い買い取り」と呼ばれる商法が各地で相次いでいます。
“新手のヤミ金”とも指摘され、大阪などに住む利用者7人が、実質的に超高金利の利息の貸金であり、違法で契約は無効だなどとして、全国で初めての集団訴訟を起こしました。
引用:NHK(2022年11月15日)
商品の買い取りを先払いで払われる「先払い買取」。
利用者が売りたい商品の写真を送り、その写真をもとに買い取り額を振り込まれる仕組みになっていますが、実態はキャンセルを前提に取引が進められます。
取引がキャンセルされると、契約の違約金が発生するため本当に商品を買い取って欲しかった場合でも違約金を請求されることに。
業者は違約金を支払ってもらうために先払い買取業者として営業しているということですね。
金銭のやり取りが「貸付(先払い)・金利(違約金)・返済(請求される)」となるため、新手の闇金と言われています。
闇金は単なる金銭の貸し借りだけでなく、こういった形にも変化しているということですね。
かなこ
闇金=事務所に行って借金をする
というイメージがあるかもしれませんが、このように知らない間に闇金と関係をもってしまうことがあります。
日常生活の中にも闇金が潜んでいるので、被害に遭わないよう注意が必要ですね。
急増しているLINE闇金やSNS闇金!押し貸しや古典的闇金の手法とトレンド被害
- 闇金のトレンド手口
- 昔からの押し貸し手口
- 古典的な闇金手口
SNSの発達により闇金の手口もどんどん変化しています。 そこで、闇金のトレンドや古典的な闇金手口についてご紹介します!
尚、闇金による被害ではなく、正規の事業者からの借り入れに関する借金問題は債務整理中央事務局を御覧ください。
闇金のトレンド手口
ツイッターで利用者を集めるSNS闇金やLINEだけでやり取りをするLINE闇金。
闇金の利用を考えたことがある人なら一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?
SNS闇金は闇金業者からすると簡単にお客さんを見つけることができ、LINE闇金はいざとなった時に業者がすぐに逃げられるシステムになっています。
昔からある闇金のように事務所を構えていないこともあるため、被害を警察に相談しても足が付かず捕まえることが難しいということですね。
特にLINE闇金の場合、業者には電話番号や住所などの個人情報を伝えますが、業者の情報はLINE以外ないことがほとんど。
警察はもちろん、闇金専門の法律家に相談しても手段が限られてしまうため、事務所を構えている闇金よりも決着までに時間がかかってしまうこともあります。
気軽に借金ができるSNS・LINE闇金は一度でも利用すると後で後悔する可能性が高いため、利用しないことがおすすめですよ。
LINE闇金から通知が止まらない...使い慣れてるアプリこそ危険
かなこ
SNS闇金やLINE闇金は、利用者が手軽に借りられてしまううえに闇金業者としてもいざという時に逃げることができるということですね。
ほかの闇金手口と比べて時間がかかることがあるため、手軽だからという理由で利用しないよう気を付けましょう。
昔からの押し貸し手口
一度でも闇金を利用すると闇金業界に銀行口座や電話番号などの個人情報が残ります。
業者から「追加で融資しますよ」と言われ断った場合、無理やりお金を振り込んでくる押し貸し闇金。
借りるつもりがなくても勝手にお金を振り込み、振り込んだ金額に対して利息や手数料を請求してくるということです。
どんな手法の闇金でも利用をやめた瞬間から押し貸し闇金のターゲットになるので、完済が可能な場合でも闇金の利用は危険です。
闇金の「押し貸し」?口座に預金が増えている?もしかして
闇金体験談|押し貸し被害に加え、娘が被害に(会社員 エイジ 46才)
金城
押し貸し闇金は、借金をするつもりがなくても知らない間に被害に遭ってしまうことがあるということです。
万が一押し貸し闇金の被害に遭ってしまった場合、間違っても返済しないようにご注意ください。
古典的な闇金手口
アニメ・実写ドラマ化もされた『闇金ウシジマくん』。
闇金ウシジマくんの世界では闇金業者に事務所があり、その事務所に利用者が訪ねてきますが近年はそういった実店舗がある闇金は減少しているようです。
闇金ウシジマくんみたいな取立てって本当にあるの?本当に怖い闇金の話
事務所がある=住所がわかるので、万が一警察や闇金専門の法律家に相談されてしまった時のことを考えて、闇金業者もすぐに逃げられるように事務所を持たなくなった可能性もあるのではないでしょうか?
しかし、事務所を持つ闇金業者が減った分、実際に闇金に逃げられてしまうという面も。
どんな形であれ、闇金業者から一度でも借金をすると金銭的にも精神的にもダメージが大きいので利用しないよう注意してください。
闇金や個人間融資の認知度
引用:日本貸金業協会(2023年10月31日)
貸金業に関する登録業務を行なっている日本貸金業協会が公表している調査によると、闇金やSNSで集客する個人間融資についての認知度は、ほとんどの場合「名前は聞いたことがあるがよく知らない」と回答しています。
特に過去、借入経験のある個人と借入申込経験のある若年者(18~22歳)を比べると、ヤミ金融等非正規業者についてはどちらも40%以上の人が「詳しくは知らないが名前程度は聞いたことがある」と回答している結果に。
実際に利用していなかったとしても、闇金という言葉はほとんどの人が認知していることがわかります。 また、SNSなどを使った個人間融資については借入経験のある人は37.8%、申し込み経験のある若年者は46.2%が名前を聞いたことがあると回答。 聞いたことがないと回答したのは借入経験のある人が48.8%、申し込み経験がある若年者は33.8%となっています。
闇金以上に個人間融資はネットでの活動がメインとなるため、認知度の違いが出ている可能性があります。 このようにネットを拠点として活動している個人間融資は若年者の間で身近になり、被害に遭う年齢層が若くなっているという現象が起きているのかもしれません。
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闇金や個人間融資の業者とのやり取り
【ヤミ金融等非正規業者】 /年度 |
2023年度調査(n=2,000) |
2022年度調査(n=2,000) |
利用したことがある(現在も残高あり) |
4.3% |
1.9% |
利用したことがある(現在は残高なし) |
6% |
4.4% |
利用したことはない(接触したことはある) |
6.7% |
5.2% |
利用したことはない(接触したこともない) |
83% |
88.5% |
【クレジットカードショッピング枠の現金化業者】/年度 |
2023年度調査(n=2,000) |
2022年度調査(n=2,000) |
利用したことがある(現在も残高あり) |
3.6% |
2.1% |
利用したことがある(現在は残高なし) |
7.2% |
6% |
利用したことはない(接触したことはある) |
7.9% |
5.2% |
利用したことはない(接触したこともない) |
81.3% |
86.7% |
【偽装質屋】/年度 |
2023年度調査(n=2,000) |
2022年度調査(n=2,000) |
利用したことがある(現在も残高あり) |
2.4% |
1.2% |
利用したことがある(現在は残高なし) |
4.5% |
3.4% |
利用したことはない(接触したことはある) |
7.1% |
4.1% |
利用したことはない(接触したこともない) |
86% |
91.3% |
【偽装ファクタリング業者】/年度 |
2023年度調査(n=2,000) |
2022年度調査(n=2,000) |
利用したことがある(現在も残高あり) |
2.2% |
1.2% |
利用したことがある(現在は残高なし) |
4.9% |
2.5% |
利用したことはない(接触したことはある) |
6.5% |
4.1% |
利用したことはない(接触したこともない) |
86.4% |
91.4% |
【SNSなどを使った個人間融資】/年度 |
2023年度調査(n=2,000) |
2022年度調査(n=2,000) |
利用したことがある(現在も残高あり) |
3.2% |
1.5% |
利用したことがある(現在は残高なし) |
4.7% |
2.9% |
利用したことはない(接触したことはある) |
6.6% |
4.7% |
利用したことはない(接触したこともない) |
85.5% |
90.9% |
引用:日本貸金業協会(2023年10月31日)
闇金や個人間融資の業者とやり取りをしたことがあるか、という調査では2022年と2023年を比べると2022年よりも2023年の方が闇金などの非正規業者を利用したり、接触したことがある人が5.5%増加しています。 ということは、闇金から借入はしていなかったとしても闇金の利用を検討した人がそれほど増えているということですね。
借入までは至らなかったとしても問い合わせをしている時点で、今後も闇金からの勧誘が来る可能性が高いため、利用者が増えることが予想できます。 また、クレジット現金化や偽装質屋・偽装ファクタリング業者、個人間融資についても利用した人や業者と接触した人が増えています。
所謂闇金とは違ったクレジット現金化や個人間融資も違法営業する『実質闇金』なので、これらの被害も闇金と合わせて増加していく可能性がありますね。
闇金や個人間融資の業者との出会い
引用:日本貸金業協会(2023年10月31日)
闇金や個人間融資の業者との接触方法としては2022年・2023年ともに、多くの人は業者からの電話によりやり取りを行なっていました。次いで業者からのメール・DMという順でやり取りが行われていますが、ここで注目したいのはネット広告とSNSや掲示板の書き込みとFAXでのやり取りについて。
2022年には18.00%だったネット広告を見ての接触が2023年には20.40%に増えているということ。そしてSNSや掲示板の書き込みを見て接触した人は8.30%から8.00%に減少。さらに、2022年には11.80%だったFAXでのやり取りが2023年には15.90%に増加しています。
近年の闇金や個人間融資はネットを中心に活動しているため、ネットがきっかけで問い合わせをする人は増え、FAXなどのある種アナログな手段での接触は減少しているかと思われていましたが、実はそうでもないということがわかります。
ネットでの被害が増加していると言われているにも関わらずFAXでの接触が増えているということは、今後アナログな方法も増え、さらに幅広い年代での被害が起こる可能性が考えられるのではないでしょうか。
闇金への危険性意識
引用:日本貸金業協会(2023年10月31日)
闇金を利用することに対する意識は2022年よりも2023年の方が状況によっては利用したいと思うかもしれないと回答した人が増える結果に。 絶対に利用したくないという人は2年連続72%以上をマークし、わからないと回答した人は1.8%減少しました。
ということはどういうことか、それは、実際には闇金を利用しなかったとしても、いざとなった時に闇金の利用が頭をよぎる人が増えているということですね。
引用:日本貸金業協会(2023年10月31日)
また、年代別で見ると20代以下が最も闇金を利用する可能性を感じている結果に。 絶対に利用したくないと感じている人は年齢があがるごとに増加しているため、若い年代が闇金を利用する可能性を考えているということがわかりました。
引用:日本貸金業協会(2023年10月31日)
さらに男女別で比較した場合には、男性は11.40%女性は7.3%が闇金を利用する可能性を感じていることが判明。 絶対に闇金を利用したくないという回答は男性が71.8%、女性が73.80%となっているため、女性の方が闇金を利用したくないと考える人が多かったことがわかります。
闇金を利用したいと思うかもしれない理由
引用:日本貸金業協会(2023年10月31日)
闇金など、非正規の業者を利用するかもしれない理由として、20代以下と60代以上がほぼ同じ割合で「他に頼れるところがない」と回答しています。 また、あまり悪いイメージを抱いていないと回答したのは40代が最も多く、SNSの口コミや動画配信サービスの情報が信頼できれな問題ないと答えたのは20~40代が多く、50代・60代はネットに関する情報への信頼度が低いことも見えてきました。
引用:日本貸金業協会(2023年10月31日)
また、男女別で比べた際には知人からの紹介やネットの情報が信頼できるなら問題ないと回答したのは女性が多く、他に頼れるところがないと答えた人は男性の方が多いという結果になりました。
引用:日本貸金業協会(2023年10月31日)
所得別に比べた場合、あまり悪いイメージを抱いていないという回答が最も多かったのは年収800万円以上の高所得者。 SNSや動画で情報を見て信頼できれば問題ないと感じていたのも同様に高所得者という結果になりました。 高所得者は自身で会社を経営しているケースも多く、借金に対する壁が低所得者よりも薄い可能性がありますね。
借入経験のある人の特徴
・地域別 ・年収別 ・性別 ・年代別
地域別
都道府県別の就業人口に対する利用者数の割合では、「福岡県」、「沖縄県」が 11.6%と最も高く、次いで「宮崎県」が 10.8%、「北海道」が 10.7%と続いている。一方、利用者数の割合 が低い地域では「富山県」が 6.5%と最も低い。
引用:日本貸金業協会(2023年10月31日)
消費者金融などから借入があり、現在返済中の人を地域別で見ると福岡・沖縄が最も多く、最も利用者の割合が低い地域は富山という結果が出ました。
引用:日本貸金業協会(2023年10月31日)
借入経験のある個人をグラフで比較すると、関東や近畿エリアの借入割合が多いという結果に。人口が多いエリアは自ずと借入経験のある人が多くなるということがわかりますね。 また、人口に対して利用者数が多い福岡県や沖縄県は、今後人口が増えるとさらに借入者の数が増える可能性が考えられます。
年収別
引用:日本貸金業協会(2023年10月31日)
借入経験のある人を年収別で比較した場合、最も多いのは年収300~500万円の人という結果になりました。 次いで100万円以下、500~800万円となっているため、それぞれ借入をした理由が異なる可能性が考えられますね。
性別
引用:日本貸金業協会(2023年10月31日)
男女別に比較した場合、借入経験のある人は男性が62.9%、女性が37.10%という結果になりました。 借入をしたことがある人の多くは男性というのは、ご自身で事業を行なっている人や家計を支えるために借入をした男性が多いという可能性が考えられますね。
年代別
引用:日本貸金業協会(2023年10月31日)
年代別に借入経験のある人を比較すると、40・50代が最も多く、次いで60代、20代・30代はほぼ同じ割合ということがわかりました。
日経転職版によると、借入経験が最も多い40代の平均年収は約552万円と言われているため、年収と年代を合わせて見ると、年収500万円前後の40~50代が最も借入を行なっている可能性があります。 というのも、40~50代は会社でも役職に就いている人が多く、その分借金ができる環境にいることもあるため、なにか新しい事業を行なう際に借入をしていることもあるでしょう。
仮に事業のために借入をした人が多かったとすると、生活のための借金はあまりないのかもしれませんね。
借入経験のある若年者の特徴
- 年代別
- 性別
- 申し込み経験
- 借入先として検討した先
- 検討した理由
ひとことで借入経験がある若者と言っても、性別や年代、なぜ借りようと思ったかは個人により異なります。そこで、借入経験のある若年者の特徴を比較してみました。
年齢別借入経験
引用:日本貸金業協会(2023年10月31日)
借入経験がある若年層のうち、18~19歳と20~22歳を比較すると20~22歳の方が借入経験のある人が多いことがわかりました。
男女別借入経験
引用:日本貸金業協会(2023年10月31日)
また、男女別で比較すると18~19歳、20~22歳と年齢に関わらず男女比はちょうど50%づつ。性別による差はないことがわかりました。 若年層で年齢を縛らなかった場合には男女比が男性が62.9%、女性が37.10%となっているため、年齢があがるにつれ男女による借入経験の差が生まれる可能性が考えられます。
借入申込の経験
引用:日本貸金業協会(2023年10月31日)
借入を考えたことすらない若年層と借りたもしくは借りることを考えたことがある人の割合はちょうど50%。 実際に借入をしていなかったとしても18~19歳、20~22歳ともに借入を視野に入れたことがある人は半分いるということがわかります。 借入については20~22歳の方が多く26.80%となっているため、18~19歳は借入を考えても借りるまでには至らなかった人が多かったということですね。
年代別借入先の検討
引用:日本貸金業協会(2023年10月31日)
借入先の検討を借入経験のある個人と申込経験のある若年者とで比較すると、若年者の方が個人間融資やクラウドファンディング、闇金やファクタリング業者の利用を考えていることがわかりました。
反対に借入経験のある個人は銀行からの借入を考える人や保険会社・共済組合からの借金を考える人が多く、若年者と比べて個人間融資や闇金からの借入を考える人は少ないという結果に。 年齢で比較すると若年者の方がより闇金や個人間融資を身近に感じながら生活を送っているのかもしれません。
若年者による借入先の検討
引用:日本貸金業協会(2023年10月31日)
申込経験のある若年層を年齢別に比較すると、20~22歳よりも18~19歳の方が貸金業者や闇金、個人間融資やファクタリング業者の利用を考え、18~19歳よりも20~22歳の方が家族や知人にお金を借りることを考えたということがわかります。 これは、年代による性質の違いや環境の違いも考えられますが、闇金や個人間融資がどういったものかを理解していない18~19歳が利用を考えたという可能性も見えてきますね。
借入の原因と借入先の検討
借入の原因
借入経験のある個人の家計収支の変化をみると、前年比で悪化傾向は鈍化しているものの、依然 悪化(3 割)が改善(2 割)を上回っている。一方で年代別では年代が下がるほど、所得階層別 では所得階層が上がるほど改善傾向は強まっており、今後の見込みについても同様の結果となっ た。また、家計収支変化の要因については、特にエネルギー価格高騰、原材料高騰による物価上 昇の影響が大きいことがわかる結果となった。
引用:日本貸金業協会(2023年10月31日)
借入の原因として、エネルギーや原材料の価格高騰が原因により、家計のために借入をしたと回答している人が増加していることがわかりました。全ての人が価格高騰により借入をしたとは限りませんが、少なくとも以前より物価の高騰により借入を余儀なくされた人がいるということですね。
借入先の検討
引用:日本貸金業協会(2023年10月31日)
借入先として検討したのは貸金業者が最も多く、2022年と2023年を比較すると2023年には1.4%貸金業者を検討した人が増えたという結果になりました。 家族や親せきから借りることを検討した人は反対に減少し、預貯金取扱金融機関からの借入を考えた人も減っているということがわかりました。 また、個人間融資は1%増加し闇金は1.6%減少。 このことから、闇金の危険性や闇金に対する興味は薄れているものの個人間融資の知名度や利用者が増加している可能性を考えられますね。
借入先として選んだ理由
引用:日本貸金業協会(2023年10月31日)
最も多い借入先の選び方は金利の安さ、次いで申し込み手順のわかりやすさに注目している人が多いようです。 また、保証人を立てなくても借りられることや審査の通りやすさも人気の理由で、審査が通りやすいため借入先を決めたという人は2022年よりも4.2%増えた結果となりました。 さらにSNSでの口コミを参考に借入先を決めた人は2.8%増えていることから、ネットの情報を頼りにどこから借金をするかを考えている人が増えていることもわかります。
借金の返済方法と返済が困難になった際の行動
借金の返済方法
引用:日本貸金業協会(2023年10月31日)
返済が困難になった場合における手段や行動等_経年⽐較 返済が難しくなった際に取る行動として、最も多く回答されたのは毎月の支出を抑えて返済に充てるという手段でした。 次いで家族や親族への相談が上位にランクインし、返済額や期間についての再考という回答もありますがどれも2022年よりも2023年の方がそういった回答をした人が減っているという結果になりました。
ここで注目したいのが、返済のために闇金から借入をするという回答。 これは2022年にはなかった回答で、2023年には4.40%の人がこの行動を選んでいるようです。
返済が困難になった際の年齢による行動の違い
引用:日本貸金業協会(2023年10月31日)
借入経験のある人と申込経験のある若年層を比較すると、毎月の支出を減らし返済に充てると回答した人の違いが大きいことがわかりました。 毎月の支出を切り詰めることと、その他以外は若年層の方が割合が多いため、相談窓口への相談や闇金から借りて返済に充てたいと考えている人が多いようです。
闇金の相談は専門家へ、取り立てをストップする最短距離!警察や法テラスよりも専門家への相談がおすすめ
- 早くお得に終わらせたい
- 借金(元金)が140万円以上ある
- 費用をかけずに決着したい
- ケガや器物破損の証拠がある
法テラスや警察で解消できる闇金問題もありますが、早く確実に終わらせたい場合は闇金専門の法律家に相談すると、返済や取り立てに追われる生活に終止符を打つことができます。
そこで、ここでは状況別におすすめの相談先をご紹介します。
早くお得に闇金問題を終わらせたい
早くお得に闇金を終わらせたい人におすすめなのが司法書士への相談。
司法書士は弁護士と比べて費用が安い事務所が多いところが特徴です。
相談料無料や分割払いに対応している事務所もあるので、支払い面が不安な人は司法書士に相談してみてはいかがでしょうか?
かなこ
司法書士事務所の中には全国対応や土日営業の事務所も多いため、ぜひ自分に合った司法書士事務所に相談してみてくださいね!
借金(元金)が140万円以上ある
元金・・・利息などを除く、もともとの借金額のこと
借金(元金)が140万円以上の人におすすめなのが弁護士への相談。
闇金問題は司法書士も決着へと導いてくれますが、司法書士は140万円以下のケースのみ取り扱うことができます。
そのため、140万円以上の高額被害の場合は相談してみてくださいね!
費用をかけずに終わらせたい
費用をかけずに闇金問題を終わらせたい人におすすめなのが法テラスへの相談。
法テラスに相談すると、闇金専門の法律家を紹介してもらうことができ、さらに費用を立て替えてくれるため費用をかけずに闇金問題を終わらせることができます。
しかし、紹介された弁護士や司法書士は変更ができず、決着に時間がかかるというデメリットも。
急いでいない場合にはぴったりですが、早く取り立てをストップしたい人は闇金専門の法律家に法テラスを介さず直接相談することがおすすめですよ。
ケガや器物破損の証拠がある
取り立てなどで闇金業者にケガをさせられたり器物破損の被害があり、さらにその証拠がある人におすすめなのが警察への相談。
ケガをさせられる最中の動画や録音・写真や、器物破損をしている最中の動画と実物が手元にある場合は警察に相談してみてくださいね。
闇金の取り立て恐怖の9パターンと絶対にやってはいけないこと、正しい対処方法を解説
警察に相談したい場合、交番ではなく最寄りの警察署に相談することがおすすめです。
スムーズに終わらせるために警察署で担当してくれた人の名刺をもらっておくことも大切ですよ!
闇金の悩みを専門家に相談するメリット!相談料無料や即日対応、後払いOKの事務所
- 弁護士に相談するメリット
- 司法書士に相談するメリット
闇金問題は弁護士・司法書士のどちらでも闇金業者と交渉・決着へと導いてくれますが、相談するメリットはそれぞれ異なります。
そこで、それぞれに相談するメリットをまとめてみました!
弁護士に相談するメリット
- 早く終わらせることできる
- 借金(元金)140万円以上でもOK
闇金問題を弁護士に相談する1番のメリットは借金(元金)140万円以上の高額被害の場合にも交渉できるところ。借金が高額で早く終わらせたい人は相談してみてくださいね!
闇金に強い弁護士・司法書士【毎週更新中】136事務所
金城
弁護士に相談するメリットやデメリットは以下の記事で詳しく紹介しています。
相談を考えている人は合わせてチェックしてみてくださいね!
司法書士に相談するメリット
闇金問題を司法書士に相談する1番のメリットは弁護士よりも安く解決できるところ。
事務所によっても料金相談料・着手金)は異なりますが、比較的お得に相談できる事務所が多いので安く終わらせたい人は司法書士に相談してみてくださいね!
闇金に強い弁護士・司法書士【毎週更新中】136事務所
かなこ
司法書士に相談するメリット・デメリットは以下の記事で詳しく紹介しています。
司法書士への相談を考えている人は合わせてチェックしてみてくださいね!
相談窓口の認知度
引用:日本貸金業協会(2023年10月31日)
相談窓口の認知度としては貸金業者が個々で行っている相談窓口や国民生活センターの相談窓口が高いという結果になりました。
反対にまったく知らないと言われた相談窓口は日本貸金業協会などが行っている貸付自粛制度。 貸付自粛制度は、借り過ぎにより返済が苦しくなることを防ぐための相談窓口で、あなたに合った借入計画を専門家が教えてくれるシステムになっています。
無理な借入をしたことでより生活が困窮しないよう、新たな借金をする前に一度カウンセリングを受けることがおすすめですよ。
貸付け自粛制度についてはこちら
闇金問題の相談からの流れ
闇金に関する相談先の選び方
実際に専門家に相談しようと思っても、どの事務所に相談すればいいかわからないという人も多いのではないでしょうか?
そこで、闇金専門の法律家の選び方をまとめてみました。
- 相談料無料
- 分割払いに対応している
- 全国対応している
- 女性弁護士や司法書士が所属している
相談料や全国対応など、その人の状況によって選び方がかわるということです。
ここでは、選び方のポイントをそれぞれご紹介します。
相談料無料
どの事務所に相談すればいいかわからない人は、まず相談料が無料の事務所に問い合わせることがおすすめです。
初回相談料無料や何度でも相談料無料の事務所などさまざまなので、不安な人は何度でも相談料が無料な事務所に問い合わせてみるのもいいですね!
金城
無料相談の予約で万が一相性が合わないと感じた場合、予約を取らずにほかの事務所に問い合わせることもおすすめです。
無理に相談する必要はないので、まずは気軽に問い合わせてみてはいかがでしょうか?
分割払いに対応している
支払い面が不安な人は、分割払いに対応している事務所への相談がおすすめです。
分割払いを希望する場合は、問い合わせの時に闇金について相談したいことと合わせて分割払いを希望することを伝えてくださいね!
かなこ
分割払いのほかにも、後払いに対応している事務所もあります。
後払いを希望の場合は後払いが可能な事務所を選んで相談してみてくださいね!
全国対応している
お住まいの近くに気になる事務所がない場合は、全国対応が可能な法律家に相談することがおすすめです。
全国対応が可能な事務所の場合、メールや電話でやり取りをして闇金問題に対応してくれるため直接事務所に行く必要がありません。
どこにお住まいの人も安心して闇金問題を相談できるのではないでしょうか?
金城
全国対応が可能な事務所はやり取りがメールや電話になります。
直接事務所に行くことができない人にも全国対応の事務所がおすすめですよ!
女性弁護士や司法書士が所属している
女性の専門家に相談したい人は、女性弁護士や司法書士が所属している事務所に相談しましょう。
問い合わせの際に女性に担当して欲しいと相談してみるのもいいかもしれませんね。
かなこ
男性の専門家に相談しづらい場合、女性の専門家なら安心して話せるという人もいるのではないでしょうか?
女性を希望の人は問い合わせの時に合わせて伝えておくこともおすすめですよ!
闇金問題を相談する時の注意点
- 闇金問題に強い事務所に相談する
- 自分に合った事務所に相談する
- 被害の内容をまとめておく
闇金問題を相談する時には、相談先や被害内容をまとめておくとスムーズに決着まで進むということですね!
闇金問題に強い事務所に相談する
闇金問題は必ず闇金に強い弁護士・司法書士事務所に相談しましょう。
全ての事務所が取り扱っている案件ではないため、取り扱いがない事務所に相談しても闇金問題は終わりません。
闇金問題に強い専門家は日本ヤミ金解決センターで紹介しているので、当サイトで紹介している事務所に相談してみてくださいね!
自分に合った事務所に相談する
闇金問題は自分に合った弁護士・司法書士事務所への相談がおすすめです。
方針は事務所によって異なるため、自分が納得のいく事務所に相談してみてくださいね!
相談にあたり被害の内容をまとめておく
闇金問題を相談する時には被害の内容をまとめておくことがおすすめです。
- 被害額
- 被害期間
- 連絡内容
- 闇金業者の連絡先
- 闇金担当者の名前
などを事前にメモにまとめておくとより早く闇金問題を終わらせることができますよ!
スムーズに進めるために相談前にまとめてから相談してみてはいかがでしょうか?