闇金による取り立ての詳細を他ページでも紹介しています。
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- 闇金業者と絶縁したい
- どのように警察に相談すればいいか知りたい
- 警察に相談しても意味がないケースを知りたい
- 警察に相談する時のポイントが知りたい
- 警察に相談しても解決しなかった
- 警察以外で闇金の被害を解決したい
闇金の被害を警察に相談して意味があるケース
闇金の被害は以下の場合、警察に相談することがおすすめです。
・違法な取り立てをされている
・ケガや器物破損などがある
・スマホや口座を担保にさせられた
事件性や危険性が高いと警察に相談しても対応してもらえるということですね!
ここでは、それぞれどのようなシチュエーションのことかを細かくご紹介します。
違法な取り立てをされている
取立てを行うのに不適当な時間帯は、午後9時から午前8時までの間とする。(第19条第1項関係)
返済が遅れた場合に取り立てをされることがありますが、21:00~08:00までの時間帯は違法 と決まっています。
21:00以降や早朝に取り立てがあった場合は違法なので、警察に相談すると対応してもらえる対象になるということですね!
ケガや器物破損がある
闇金業者が直接取り立てに来ると、ケガやモノを壊されることがあります。
たとえば業者に利用者を突き飛ばされてケガをしたり物を壊された場合も警察が対応できる被害に。
もしケガをさせられた時はケガが治る前に警察に相談することがおすすめですよ!
また、家に訪ねてきて玄関を傷つけられた時にも警察が対応できます。
可能であれば傷つけている様子を防犯カメラなどで撮影しているとより早く解決へとつながりますよ。
スマホや口座を担保にさせられた
スマホや銀行口座を担保に闇金から借金をすることは危険 です。
他人に渡すこと自体が罪に問われることもあるので注意が必要ですよ。
また、闇金に渡したスマホや銀行口座は犯罪に使われる可能性も。
闇金には「道具屋」と呼ばれるポジションがあり、道具屋が入手したスマホや口座は裏社会で売られます。
買われた端末や口座は一般人とは違い裏社会の人が使用するため、大きな事件に使用されることも。
事件に使用されたスマホの契約者も警察から事情聴取をされることもあるので、今後担保に借金をしたいと考えている人は今すぐにやめましょう。
すでにスマホや口座を担保に借金をしてしまっている場合はすぐに警察に相談してください。
大きな事件や犯罪者になる前に解決することがおすすめですよ。
闇金の被害を警察に相談しても意味がないケース
・証拠がない
・ケガなどの被害がない
被害の証拠がなく、ケガなどの被害もない場合は警察に相談しても対応してもらえないことがほとんど。
残念ながら警察は民事不介入(刑事事件などに発展しない案件は扱うことができない)のため、全ての闇金問題には対応できていないということですね。
ケガなどの被害はなくても取り立てや嫌がらせに困っている場合は、弁護士や司法書士に直接相談すると早く悩みを解決してくれますよ!
闇金の被害を警察に相談する流れ
ケガや器物破損などの被害があり、その証拠があって警察に相談したい人は以下の流れでの相談がおすすめ!
・警察のどの部署に相談するか確認する
・警察にアポイントを取る
部署の確認や事前に連絡を入れることが大切ということですね。
ここでは、細かい流れについてご紹介します!
警察のどの部署に相談するか確認する
闇金の被害は交番ではなく警察署 へ!
基本的には最寄り(自宅から1番近い)の警察署の生活安全課に相談してくださいね。
そこで、全国の警察署をまとめてみました!
この一覧から、警察に相談する時の参考にしてください。
北海道・東北
・北海道
・青森県
・秋田県
・岩手県
・山形県
・宮城県
・福島県
関東
・茨城県
・栃木県
・群馬県
・埼玉県
・千葉県
・神奈川県
・東京都
中部
・新潟県
・富山県
・石川県
・福井県
・山梨県
・長野県
・岐阜県
・静岡県
・愛知県
近畿
・三重県
・滋賀県
・京都府
・大阪府
・兵庫県
・奈良県
・和歌山県
中国・四国
・鳥取県
・島根県
・岡山県
・広島県
・山口県
・徳島県
・香川県
・愛媛県
・高知県
九州・沖縄
・福岡県
・佐賀県
・長崎県
・熊本県
・大分県
・宮崎県
・鹿児島県
・沖縄県
警察にアポイントを取る
いきなり警察に相談してもゆっくりと話しを聞いてもらえない場合があります。
可能な限り警察署に行く前に電話をすることがおすすめですよ!
「闇金の取り立てでケガをさせられたので相談したいのですが・・・」と言った感じで電話を入れると担当者につないでもらったり
相談日を指定してくれることがあるので、予約をして相談をしてくださいね。
また、警察は1度直接相談をしに行っても対応が遅れる場合があります。
1度で対応してもらえばい場合は2度、それでもダメな場合は3度警察署に相談に行きましょう。
闇金問題で警察に行く時に必要なもの
・必要な持ち物
・証拠などをまとめたもの
警察署に闇金の悩みを相談する時には被害の証拠や必要なものを持って行くことが大切ということですね!
ここではどんな持ち物と証拠が必要かについてご紹介します!
必要な持ち物
・身分証
・印鑑
・返済に使っている口座の通帳
・闇金と連絡を取っていたスマホや携帯電話
返済に使っている口座の通帳は必ず記帳 して、見てすぐにどこに振り込んでいるかわかる状態にしてください。
また、スマホや携帯電話は充電がある状態になっていると早く対応してもらいやすいですよ!
証拠などをまとめたもの
・闇金との通話記録
・壊されたものや壊された部分の写真・犯行動画
・脅しのスクリーンショット
可能な限り、闇金との通話は録音しておくことがおすすめです。
LINEなど文章のやり取りも送信を削除されてしまうことがあるため、文章を確認できるうちにスクリーンショットしておくといいですね。
また、器物破損やケガの被害がある場合は犯行最中の動画があるとさらにベスト!
もし動画がない場合は壊されたものの写真やケガをしている時は直接警察に見せて相談してくださいね。
闇金問題を警察に相談する際の注意点
・証拠を集める
・闇金業者には秘密にする
・警察から闇金に警告してもらう
・警察の担当者を控える
警察に相談する時はこれらの注意点があるということですね。
ここではどのように注意すればいいかをご紹介します!
証拠を集める
・闇金とのやり取り
・通話録音
・被害内容の録画
・被害内容の写真
闇金とどんなやり取りをしてどんな被害があったか、誰が見てもわかるように証拠を集めておくことが大切です。
通話の録音や被害内容の録画も重要な証拠になりますが、録音や録画が業者にバレないよう注意しましょう。
録音・録画をしていることがバレるとさらに取り立てや嫌がらせがヒートアップすることもあるので、気づかれない範囲で証拠を集めてくださいね!
闇金業者には秘密にする
証拠を集めて警察に相談しようと決めても、警察に行くことは闇金業者にバレないよう秘密にしましょう。
もし闇金にバレると、警察に行かないように嫌がらせが激しくなったり警察に行ったことがわかるとこれまでと違った取り立てをしてくる可能性があります。
闇金業者も人間なので、自分たちが動きづらくなると怒ってしまうということですね。
「警察に相談=闇金の脅しになる」と考える人もいるかもしれませんが、さらに危険な目に遭ってしまうこともあるので、警察への相談を決めても必ず秘密にしておいてください。
警察から闇金に警告してもらう
自分で報告するのはとても危険なので警察に行ったことは必ず警察から直接警告 してもらいましょう。
警察に相談すると、「警察に相談したことは自分で闇金に報告してね」と言われる場合があります。
警察に言われたなら・・・と対応してしまいそうになるかもしれませんが、自分から言わないよう注意してくださいね!
警察の担当者を控える
警察に相談してもすぐに対応してもらえないことがあるため、必ず担当者の名刺などをもらって名前を控えましょう。
担当者がわかれば2度、3度と警察に行った時にも対応してもらいやすくなります。
相手が警察だと信用して全てお任せしたくなりますが、警察も人手不足などで相談内容を後回しにしてしまうことがあります。
担当者を控えておけば警告などの進行状況も把握しやすくなるということですね!
闇金問題は警察に被害届を出した方がいい?
・被害届とは
・被害届を出すメリット
・被害届の注意点
警察に相談=被害届というイメージがある人も多いのではないでしょうか?
被害届を出している方が早く対応してもらえる可能性が高くなるので、早く対応してほしい場合は被害届の提出がおすすめです。
ここでは被害届を出すメリットや注意点についてご紹介します!
被害届とは
被害届とは、警察にこんな被害に遭いましたという事実をお知らせするための書類です。
(被害届の受理)
第61条 警察官は、犯罪による被害の届出をする者があつたときは、その届出に係る事件が管轄区域の事件であるかどうかを問わず、これを受理しなければならない。
2 前項の届出が口頭によるものであるときは、被害届(別記様式第6号)に記入を求め又は警察官が代書するものとする。この場合において、参考人供述調書を作成したときは、被害届の作成を省略することができる。
その場で被害届を出したい時は警察関係者が代わりに書いてくれるので、どんな被害に遭ったかを正直に話しましょう。
被害届は調査の参考にはなりますが、必ず警察が対応するという約束にはなりません。
口頭で相談するより、少しでも捜査をしてもらいやすくなる書類ということですね!
被害届を出すメリット
・捜査してもらいやすくなる
・被害回復給付金支給制度を利用できるようになる
被害届を提出すると、警察に捜査してもらいやすくなる他に被害回復給付金支給制度を利用できるようになります。
犯人からはく奪した「犯罪被害財産」(※)を金銭化して「給付資金」として保管し,そこからその事件により被害を受けた方に給付金を支給する制度が「被害回復給付金支給制度」です。
引用:検察庁
被害回復給付金支給制度は同じ闇金業者から被害に遭った人たちで被害額を分け合える制度。
被害回復給付金支給制度を申請するには申請書のほかに被害届が必須になるので、被害回復給付金支給制度の利用を考えている人は被害届を提出している必要があるということですね!
被害届の注意点
・受理されない可能性がある
・必ず逮捕されるわけではない
・捜査が開始されないこともある
被害届を出したつもりが実は受理されていないというケースがあります。
それは警察が一時預かりとして不受理になっている場合。
確実に受理してもらうには、多くの証拠や正しい情報を伝えている必要があるので被害届を出す時には注意してくださいね。
また、被害届を出す時にも担当者を確認しておくこともおすすめです。
受理されているかを確認する時に合わせて担当者の名前も伝えられますよね!
被害届を出したからと言って必ず捜査がスタートするわけではありません。
なるべく早く解決したい場合は小さな証拠も全て集めて被害届を出すことがおすすめですよ。
また、捜査がスタートしても闇金業者が逮捕されるとも限らないことを覚えておきましょう。
被害届=逮捕ではないということですね。
闇金の被害は警察以外も止められる
闇金の取り立てや嫌がらせは警察以外の専門家も解決へと導いてくれます。
そこで、闇金の被害を止められる専門家をまとめてみました!
・弁護士事務所
・司法書士事務所
・法テラス
・国民生活センター
・貸金業/紛争解決センター
警察以外にも多くの専門家が解決へと導いてくれることがわかりますね。
ここではそれぞれどんな人におすすめでどんな特徴があるかについてご紹介します!
弁護士事務所
借金(元金)が140万円以上の人におすすめなのが弁護士事務所!
そこで、弁護士事務所の特徴をまとめてみました。
・早く解決へと導いてくれる
・相談料無料の事務所がある
・女性弁護士所属の事務所がある
・分割払いに対応している事務所がある
弁護士事務所の中には相談料無料や分割払いに対応している事務所があるということですね!
また、事務所によっては女性弁護士が所属している事務所も。
女性に相談したいという希望がある人も安心して相談できるのではないでしょうか?
司法書士事務所
借金(元金)が140万円以下の人におすすめなのが司法書士事務所!
そこで、司法書士事務所の特徴をまとめてみました!
・早く解決へと導いてくれる
・弁護士より解決金が安い
・相談料無料の事務所が多い
・全国対応している事務所がある
・女性司法書士が所属している事務所がある
・分割払いに対応している事務所が多い
司法書士は弁護士よりも安く解決でき、全国対応が可能な事務所も多いということですね!
全国対応の場合、どちらにお住まいの人も手軽に相談できるところがおすすめです。
また、女性司法書士はもちろん分割払いに対応している事務所が多いところも司法書士の特徴。
解決金(着手金)の支払いが不安な人も安心して相談できるのではないでしょうか?
法テラス
自分で弁護士や司法書士を探すことができず、解決金(着手金)の支払いができない人におすすめなのが法テラス!
そこで、法テラスの特徴をまとめてみました。
・弁護士や司法書士を紹介してくれる
・解決金(着手金)を立て替えてくれる
・紹介された専門家は変更できない
・解決までに時間がかかる
法テラスは弁護士や司法書士を紹介してくれて、解決金を立て替えてくれるということですね!
しかし、弁護士や司法書士と比べて解決までに時間がかかり紹介された弁護士・司法書士は変更できないというデメリットも。
時間に余裕がある人は法テラスへの相談がベストかもしれませんね。
国民生活センター
解決したくてもどこに何を相談すればいいかわからない人におすすめなのが国民生活センター!
そこで、国民生活センターの特徴をまとめてみました。
・弁護士や司法書士を紹介してくれる
・解決までに時間がかかる
国民生活センターは消費者ホットライン「188(いやや)」に電話をすると解決へと導いてくれます。
弁護士や司法書士を紹介してくれますが、時間がかかるというデメリットがあるので急ぎではない人にぴったりかもしれませんね。
貸金業/紛争解決センター
自分が借りた業者が闇金かどうかわからない人におすすめなのが貸金業/紛争解決センター!
ネット検索で簡単に闇金業者かどうかを調べることができますよ。
まとめ
・相談は警察署へ
・警察に相談しても解決できない場合がある
・警察署に行く時は担当者の名刺をもらう
・警察で解決しない場合は他の専門家へ
相談は警察署へ
闇金相談は交番ではなく最寄りの警察署に相談しましょう。
お住まいの場所によって警察署の場所は変わるので、各地の所轄警察署を調べて連絡してみてくださいね!
警察に相談しても解決できない場合がある
警察は民事不介入のため解決できない闇金被害があります。
警察が解決できるケースはケガや器物破損の被害があり、その証拠が必要なので被害に遭った時は証拠を残しまとめてから警察に相談してくださいね!
警察署に行く時は担当者の名刺をもらう
警察に相談した時、担当者の名刺などをもらい担当してもらった人は誰か説明できるようにしましょう。
担当者がわかっているとより早く捜査してもらえる可能性が高くなりますよ!
警察で解決しない場合は他の専門家へ
警察に闇金被害を相談しても解決しない時はほかの専門家が闇金問題を解決してくれます。
・弁護士
・司法書士
・法テラス
・国民生活センター
・貸金業/紛争解決センター
その中でもおすすめなのは弁護士と司法書士なので、ぜひ自分に合った弁護士や司法書士に相談して早く闇金問題を解決してくださいね!