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- 子どもが闇金から借金した
- 突然の闇金問題にどう対処していいかわからない
- 返済を強要されて悩んでいる
こどもが闇金から借金したらどう対応すべき?
子どもが闇金から借金した場合、以下3つに沿って冷静な行動をしましょう。
まずは状況の整理
まずは以下の情報をしっかりと整理し、借金をした業者側の話と照合する必要があります。
この時、子どもを強く責めてしまいがちですが正確に状況判断をするためにも”冷静さを失わず、子どもの話しやすい環境を作ること”が重要です。

専門家への相談
闇金に関する問題は、闇金に強い弁護士・司法書士へ相談を検討されることを強く勧めます。
子どもの将来のためにも、問題の早期解決は重要です。
間違っても返済に応じない
いくら闇金に借金したとは言え、安易に返済に応じることはやめましょう。
却って状況悪化や被害増大につながる恐れもあります。
もし、どうしても返済したい場合は弁護士・司法書士に相談の上ですることを強く勧めます。


未成年の借金は無効化ができる
未成年がした闇金の借金は無効化する事ができますし、法律上・返済の義務もありません。
借金取り消しの注意点
基本的に未成年の保護者・後見人の承諾無い借金は無効化する事が可能ですし、相手が闇金であるなら尚更、法律上・返済の義務はありません。
ですが、闇金かどうかも曖昧な場合・以下のケースには注意が必要です。

闇金に返済の義務なし
日本では法律上・闇金に対し返済の義務は一切ありません。
闇金から借入れた金銭は"不法原因給付"(民法 708条)と言い、法律上・闇金に権利のある金銭としてみなされないためです。
これは借入れた本人が未成年・成人問わず同じです。

返済をする場合は安易にしない
借金が無効になると言えど返済はしたいという方も中にはいらっしゃるかもしれませんが、新たな被害につながる恐れがあります。
安易な自己判断で行動せず、闇金に強い弁護士や司法書士とよく相談することを強く勧めます。


できるだけ状況を整理し、証拠を集める
子どもの借金相手が"闇金業者"の場合、借金を無効化するために"相手の違法行為"を明確にする必要性が出てくる事もあります。
ご自身が不利な状況にならないよう、以下の対策を強く勧めます。

電話・会話はすべて録音
取立ての電話や、状況を把握するために闇金業者と話す機会があるかもしれませんが、すべて録音し記録証拠として残しておきましょう。

闇金業者に確認する7つのこと
冒頭でも書きましたが、闇金業者にも以下7つの点を確認しましょう。
とくに登録番号・所在地・電話番号を明確にしたがらない場合は、闇金業者である可能性は非常に高くなります。
穏便にやりすごす
これは証拠集めの話ではありませんが、闇金業者とのやりとりの中で煽られたり・酷く言われることもあるかもしれません。
ですが、絶対に穏便にやり過ごす・挑発に乗らない事が重要です。
相手の情報を引き出すのに冷静さを欠いてご自身の大切な情報を渡すことがないよう、注意が必要です。

今取立てに困っている!そんな時は?
今現在、とにかく取立てに困っている状況という方は下記の対処法を参考にされてみてください。
ただし、これで取立てが一時的に止まったからといって油断せず、かならず専門家への相談・依頼をしてください。
返済しない、とは言わない。
相手が闇金業者の場合、返済に応じる必要はありませんが「返済しない」というと力づくで支払わせようと取立てをさらに激化させることがあります。
頭ごなしに払わないというのではなく、正当な借金であれば支払う・借金の内容を調べるといった内容を伝える事で緩和するケースもあります。
法律家への相談を伝える
未成年の借金のため知り合いの弁護士や司法書士に相談する、と伝えることも有効な手段です。
闇金は違法業者ですので、こうした法律関係に詳しい第三者を出すことで手を引く・取立てを緩和させるケースもあります。
闇金に強い弁護士・司法書士に相談する
闇金業者と直接連絡を取り合うのが怖い・激化しそうと感じる場合は無理に話す必要はありません。
闇金に強い弁護士や司法書士に相談・依頼することですぐに闇金の取立てを止める事ができます。

