鬱病で借金を返せなくなっても闇金には頼るな!利用するなら行政の支援制度を

鬱病で借金を返せない!働けないそんな時は支援制度の利用で完済できる?
鬱病で借金を返せない!働けないそんな時は支援制度の利用で完済できる?
鬱病で借金を返せなくなっても闇金には頼るな!利用するなら行政の支援制度を

借金の返済途中に鬱病と診断されたり、鬱病になってから借りた借金が返せない。そんな生活を送っていると、さらに精神的負担も増えて鬱状態が続いてしまいますよね。

できれば1つでも悩みを減らし、少しでも楽に生活したい。あなたは、そんな気持ちからこの記事にたどり着いたのかもしれません。

せっかくの出会いです。ぜひ、鬱病の借金解決について確認していきませんか?もしかするとほんの数ミリ、あなたの心に余白ができるかもしれませんよ。

-著者情報-
金城
日本闇金解決センター金城
1973年生まれ、大阪出身。弁護士事務所勤務を経て、2017年ヤミ金解決センターを設立。法律事務所時代、闇金被害の相談が多く困っている依頼者が多いことから一念奮起。闇金被害の解決の手助けを通して「本来持っているべき幸せ」を手に入れてほしいと願っています。
-監修者情報-
ウイズユー司法書士事務所/奥野正智
ウイズユー司法書士事務所
司法書士 奥野正智
闇金問題に関するスペシャリスト。被害者に寄り添い早期解決へ導く司法書士、闇金問題解決数は50,000件を超える。大阪司法書士会会員第2667号 / 簡裁認定番号第312416号/大阪府行政書士会会員第7123号/法テラス登録相談員/LEC東京リーガルマインド専任講師
全国の闇金に強い弁護士・司法書士

鬱病になる前に作った借金が返済できない!完済は不可能?

鬱病になる前に作った借金が返済できない!完済は不可能?

鬱病で借金の返済ができなくなると、完済を目指すのは現実的ではないと感じることもあると思います。ただでさえ思考がマイナスになってしまいやすいのに、借金のことになると余計不安になりますよね。

鬱病で働けない、そんな時は完済以外の方法で借金問題を解決することも視野に入れましょう。返済が遅れるほど遅延金を請求されてしまうため、早い段階で手を打つことがおすすめですよ。

債務整理する

債務整理する

債務整理と言うと、自己破産を思い浮かべる人も多いかもしれませんね。自己破産とは借金をチャラにするための手続きですが、その他にも個人再生任意整理があります。

返済スケジュールに余白を持たせ、減額するのが任意整理。家や財産を残しながら減額したい場合は個人再生で借金返済を調整することができます。

債務整理は専門家に依頼することで手続きが可能なので、借金返済の負担を減らしたい方はぜひ弁護士や司法書士にご相談ください。

元本140万円以上の場合は弁護士のみ対応可能なので、借入は高額な方は弁護士に相談しましょう。解決費用が支払えない場合は初回無料相談を受け付けている事務所に問い合わせてくださいね。

周囲に相談する

周囲に相談する

今あなたが悩んでいる借金問題は誰かに相談しましたか?残念ですが、返済できない借金に思い詰めていても悩みが解決することはありません。

ご家族やお友だち、信用できる方に話してみるのはいかがでしょうか?たしかに勇気がいると思います。だって、楽しい話ではありませんからね。

でも、実は話せば意外とすぐに解決したり、人に聞いてもらうことで気持ちが前向きになることってあるんです。少しでも生活を楽にしたいと思われる方は、ぜひ一度相談してみてください。

なにもお金を貸してくれって言う必要はありません。「借金が返せなくて困ってる。今はただ話しを聞いてほしいだけだ。」と相談するだけでいいと思います。問題そのものが解決できなくても、なにかアドバイスをもられることもあるので、相談してよかったと思えるかもしれませんよ。

弁護士や司法書士に相談する

弁護士や司法書士に相談する

鬱病で借金返済に困っている方は、ぜひ専門家である弁護士や司法書士にご相談ください。あなたに最適な解決法を紹介してくれるはずです。

  • 債務整理した方がいいケース
  • 労災申請を出した方がいいケース

借金に困っている時はどう解決すれば自分が楽になるかもわからなくなると思います。特に鬱病を抱えている時は考えるのが難しく、どうにでもなれとすら思うことも。しかし、自暴自棄になったところで鬱病も借金問題も解決することはありません。

そこで頼ってほしいのが弁護士や司法書士。きっとあなたが暮らしやすくなるアドバイスをくれるはずです。

弁護士や司法書士への相談はぜひ無料相談をご利用ください。無料で相談したからと言って必ず契約しないといけないなんてこともありません。これ以上の相談は不要と感じたら、契約せずにはっきり断りましょう。

また、借金問題に強い専門家は全国に多数います。合わないと思ったら違う事務所に相談するのもひとつ。

いつかあなたにぴったりの弁護士・司法書士に出会えるはずです。ぜひ諦めず、鬱病と借金問題に向き合っていきましょう。あなたが思うより、世の中悪いことばかりでもないはずですよ。

返済のために闇金は利用しないで!

返済のために闇金は利用しないで!

消費者金融の借金返済のために闇金を利用することだけは避けてください。これって実は最も解決から遠ざかる行動なんです。

というのも、闇金は違法営業する金貸しで、その実態は違法と知りながらも高額な利息を請求するやばい集団なのでなにをしでかすかわからないんです。

闇金の取り立てが危ないことは、闇金ウシジマくんでも認識が広がりましたが、あの世界観はノンフィクションの物語ではなく現実世界にも似たような事件が起きています。

県内に活動拠点を置くヤミ金グループが交流サイト(SNS)で客を募り現金を貸し付けて、法定金利を超える不法な利息を得ていたとされる事件で、同グループの執拗(しつよう)な取り立てを受けて自殺した債務者がいることが18日、分かった。

引用元:琉球新聞(2024年6月19日)

これは沖縄を拠点に活動していた闇金グループの取り立てがきっかけで、利用者が自死した事件です。考えてみてください。闇金に借金をした時はお金欲しさに借りたはずですよね。それが、取り立てが苦しすぎて自ら命を絶つことになるんです。

今やSNSやネットでも簡単に借りられる闇金ですが、借金返済や生活費の足しにしようと利用することだけはおすすめできません。最悪の場合、命が、心が、奪われるかもしれませんよ。

働けない程の鬱病になってから借りた借金の返済は必要?

働けない程の鬱病になってから借りた借金の返済は必要?

鬱病の場合も原則借金の返済は必要です。借りたものには利息が発生しますし、鬱病を理由に減額されることもありません。

しかし、闇金や個人融資に借りていた場合の話は別。高額な利息も返済しなくてOKです。ご自身の借入先や借金の金額に合わせてぜひ解決法を見出していきましょう。

鬱病も借金の返済は必要

鬱病も借金の返済は必要

消費者金融からお金を借りる時、契約の同意を求められていることと思います。その時に提示される契約書に「体調不良の際は返済不要」などと書かれていることはほとんどありません。具合が悪くても、鬱病でも返済は必要です。

ですが、次の返済日までに資金を用意できない場合はまず借入先にご相談ください。事前に連絡すれば支払い調整できる場合があります。支払いできないとわかった時点で相談すれば支払い期日に猶予ができるかもしれませんよ。

ただし、支払い期限を過ぎてから借入先に相談しても企業側も協力できなくなってしまいます。鬱病の時は考えがまとまらず事前に行動できないこともあると思いますが、ぜひ早め早めに対策していきましょう。

Q.返済が遅れてしまうと、どうなるんですか?
A.担当者からご連絡させていただく場合がございます。また、遅延損害金(カードローンの場合は年率20.0%)をお支払いいただくことになります。

引用元:アコム

アコムやアイフル、プロミスやレイクなど大手消費者金融の場合、返済が遅れると年利20%の遅延金が発生します。たとえば10万円借りており、返済が5日遅れると273円の遅延金を請求されることに。

これだけでは一見少額に感じられるかもしれませんが、5日遅れただけで返せますか?30日遅れたら1643円。90日遅れたら4931円余分に請求されます。

元本の返済+遅延損害金を支払うことになるため、返済が遅れれば遅れるほど返済額は膨らんでしまうんです。なので、返済は計画的に、万が一鬱病で困ったら早めに相談されることがおすすめですよ。

自己破産するしかない?

自己破産するしかない?

鬱病で借金を返済をできないからと言って必ず自己破産しないといけないことはありません。減額や返済に猶予を持たせることで返済できるなら個人再生や任意整理を選んでもいいと思います。

自己破産は借金がなくなるためパっと見たところ、リスタートにぴったりな手続きに見えると思います。しかし、自己破産すればクレジットカードは5~7年利用できなくなり、家や車を処分することになります。

家や車を手放したくないけど借金を減額したい、そんな時はぜひ弁護士や司法書士にご相談ください。あなたの借入額や状況に合わせ、最適な解決策を紹介してくれるはずですよ!

放置したらどうなる?

放置したらどうなる?

借金返済を放置すると裁判を起こされることがあります。電話や郵便物の連絡を無視していた場合ですね。

さらに車や預貯金を差し押さえられるため、消費者金融からの連絡は放置しないようお願いします。後で大変な思いをすることになりますからね。

ちなみに、裁判を起こされた時に裁判所からの通知を無視するのも危険です。裁判に負けると言われた額を払うことになり、遅延金よりも恐ろしい金額を請求されることもあります。

鬱病の時は思うように身体が動かずつらいと思いますが、できる限り早く連絡してください。対応するだけで支払い額を抑えることができますよ。

闇金や個人融資は返済不要

闇金や個人融資は返済不要

あなたが借りている業者が闇金や個人融資なら今すぐ返済をストップしてください。実は闇金・個人融資などの違法業者は返済の必要がありません。

(5)年利109.5%を超える利息での貸付契約の無効化

今回の改正では、被害者への救済についても配慮がなされました。貸金業者(無登録業者も同様)が、年109.5%を超える利息での貸付けを行った場合、その契約は無効であるとして、利息については一切支払う必要がなくなりました。

引用元:日本経済教育センター

法律上違法業者からの借入は無効となり、請求された利息は1円も払わなくていいことになっています。と言っても闇金業者の本業は取り立てと言えるほど電話もしつこく、精神的にも悪影響です。

闇金取り立て

返さなくていいなら借り逃げしたいと思う方もいらっしゃるかもしれませんが、金額以上の苦痛を味わうことになるのでやめておきましょう。相手は取り立てで利用者を死に追いやるような違法業者なので、得することはありません。

鬱病の借金問題|返済できない借入を相談できる専門家とおすすめのポイント

鬱病の借金問題|返済できない借入を相談できる専門家とおすすめのポイント

返済できない借金に悩んでいても借金が減ることはない。さらに、借金のことを考えていると鬱病が酷くなる可能性が高いかもしれません。鬱病の症状を和らげるため、これ以上借金に悩まないため、ぜひ専門家にご相談ください。

また、置かれている状況や解決方法によりおすすめの専門家は違います。ご自身がどんな風に問題を解決したいかに合わせ、相談先を選んでくださいね。

早く解決したい方

早く解決したい方

とにかく早く解決したい、そんなあなたにおすすめなのは以下です。

  • 弁護士
  • 司法書士

弁護士や司法書士に直接相談すれば、やれ紹介だなんだという手間を省くことができ、最短ルートで借金問題を解決できます。

と言っても、弁護士や司法書士への相談は敷居が高いと感じる方もいらっしゃると思います。たしかにこれまで弁護士に相談したことがない場合、どこか得体の知れないイメージを持たれるかもしれません。

しかし、弁護士や司法書士は法律の専門家。日頃からあらゆる相談に乗っています。いわば困った時の駆け込み寺のようなもので、実は人の相談に乗るのが得意な職業なんですよね。

離婚問題が得意な専門家もいれば、会社トラブルが得意な場合も。さらに、今回悩まれているであろう借金問題を得意をする専門家がいます。借金問題が得意かどうかは、webサイトで手軽に確認できるので、ぜひ気になる事務所を探してみてください。

また、この記事を読んでいる方の中には実は闇金トラブルを抱えている方もいらっしゃると思います。周囲に言えない、そんな闇金・個人融資のお悩みはぜひ当サイトから相談したい専門家をお探しください。

元金が140万円以上の場合は弁護士、それ以下の場合は弁護士・司法書士どちらでも闇金問題を解決に導いてくれますよ!法の専門家はいつでもあなたの味方です。

安く解決したい方

安く解決したい方

解決費用がかけられない、手元にお金がないから安く解決できるところに相談したい。そんな方におすすめの専門家は以下です。

安く解決したい人に最もおすすめなのは初回相談料無料の弁護士や司法書士です。法テラスや#188でも無料で相談できますが、根本的な解決にはなかなかつながりません。

実は、相談窓口から弁護士や司法書士を相談され、担当になった法の専門家に再度説明することになるんですよね。紹介された担当を変更することもできないため、実は効率が悪くなってしまうことも。

なので、できれば弁護士や司法書士に直接相談されるのがいいと思います。安く・早く借金問題を解決すれば精神的な負担も少し減らすことができますね。

まだ解決方法を決めていない方

まだ解決方法を決めていない方

借金の悩みを解決したいけど、解決方法が決まっていないからとにかく誰かに話しを聞いてほしい時はこれらの相談先がおすすめです。あなたの借金や生活状況に合わせてどんな解決法があるか紹介してくれるはずです。

借金問題は人に話すだけでも案外いい解決策が見つかることがあります。始めは抵抗があるかもしれませんが、ぜひ勇気を出してお電話ください。あなたのマイナスになることはきっとありませんよ。

借金返済に使える制度も!鬱病の時に利用できる制度まとめ

借金に悩む方も申請OK!鬱病の時に利用できる制度まとめ

鬱病で働けない時にも来る取り立てで、さらに体調が悪くなってしまった方もいらっしゃると思います。精神的につらい時に催促の連絡が来ることは苦しく、着信を知らせるスマホの電源を切ってしまうこともありますよね。

そんなあなたにご確認いただきたいのは国の扶助制度審査が通れば利用できる支援です。申請がまだの方はご確認いただき、ぜひ制度をご利用ください。少しでも生活が楽になるかもしれませんよ。

傷病手当金

傷病手当金

4日以上仕事を休んでいること。
療養のために仕事を休み始めた日から連続した3日間(待期期間)を除いて、4日目から支給対象です。

引用元:全国健康保険協会

仕事はどのくらい休まれていますか?傷病手当金は、4日以上休んでいる方が受給できるお金です。

受け取れる金額は「12ヵ月間の標準報酬平均月収÷30日×(2/3)」で計算されるため、大まかに本来の給料÷2になります。

給料の半分では生活がままならないかもしれませんが、受け取る資格があるのに申請せずにいるのはもったいないと思います。鬱病と診断されたのであれば、ぜひ申請しておきましょう。

ただし、労災対象の鬱病を発症された方は適用外です。もし労災認定が下りている場合はそちらの手当を受給してくださいね。

自立支援医療制度

自立支援医療制度

精神通院医療:精神保健福祉法第5条に規定する統合失調症などの精神疾患を有する者で、通院による精神医療を継続的に要する者

引用元:厚生労働省

自立支援医療制度は医療費負担を減らすための制度です。収入によって上限は違いますが、鬱病で医療費が増えている方は一度検討してみてもいいですね。

区役所・市役所の窓口はもちろん、郵送での手続きも可能です。役所に出向くのが難しい方はぜひ郵送をご利用ください。

精神的につらい時に申請方法なんかを読んでいても頭に入ってこないこともあると思います。そんな時はご家族やパートナーに頼るのもいいかもしれません。

申請くらい自分でなんとかしたいと思っても不備があると修正や再送など手間がかかるため、信頼できる誰かに協力してもらうのもいいものですよ。

心身障害者医療費助成制度

心身障害者医療費助成制度

心身障害者医療費助成制度は、医療費を無料にするための制度です。申請には精神障害者保健福祉手帳が必要なので、申請を検討している方はまず手帳を作りましょう。

精神心障害者保険福祉手帳は別名精神障害手帳なんて呼ばれますが、手続きは区役所や市役所で可能です。1級・2級と等級があり、決められた級によって受けられる支援が異なります。

心身障害者医療費助成制度を利用しない方でもきっと役立つので、働けないほどの鬱病で困っている方はぜひ所得してくださいね。ほんの少しかもしれませんが、きっと生活にゆとりができるはずです。

障害年金

障害年金

精神の障害に対する障害年金は、精神障害、知的障害又は発達障害により日常生活に継続的に制限が生じ、支援が必要な場合に、これを障害状態と捉え、その障害の程度(=日常生活の制限度合いや労働能力の喪失)に応じて障害等級を決定し、支給するものです。

引用元:厚生労働省

先ほどお話しした障害者手帳を持っていると、障害年金を受け取れる可能性があります。鬱病の他、統合失調症と診断された方も受給対象なので、まだ申請されていない方はぜひ一度ご確認ください。

ただし、こちらも申請には書類の提出が必要です。いつから発症したか障害の状態はどの程度なのかも聞かれるため、できれば信頼できる方と一緒に作成いただくといいと思います。長文やつらつらと書かれた文字を認識するのは体力がいりますしね。

せっかく生活をよくしようと思えたのであれば、ぜひスムーズに年金を受給して人生を再スタートしましょう。

生活福祉資金貸付制度

生活福祉資金貸付制度

生活福祉資金貸付制度は国にお金を借りられる制度で、精神障害者保健福祉手帳を持っている方がいる世帯が利用できます。

鬱病に悩んでいるご本人だけでなく、そのご家族も利用できるので、家族の鬱病で金銭的支援が必要な方も借入可能です。

状態 利子
連帯保証人を立てて利用する場合 利子ゼロ
連帯保証人を立てず利用する場合 年利1.5%

 保証人を立てない場合は年利1.5%かかりますが、一般的な消費者金融の年利が平均18%と考えるとかなり良心的に利用できる制度です。

利用には精神障害者保健福祉手帳が必要なので、まだ交付されていない方はまず手帳の申請からお手続きください。

労災保険

労災保険

労災保険制度は、労働者の業務上の事由または通勤による労働者の傷病等に対して必要な保険給付を行い、あわせて被災労働者の社会復帰の促進等の事業を行う制度です。その費用は、原則として事業主の負担する保険料によってまかなわれています。

引用元:厚生労働省

労災保険は仕事が原因で鬱病になったと診断された場合、労災保険が下りることがあります。しかし、労災が適用されるのはあくまで業務が理由と診断されたケースなので、基本的に労災保険が下りることは少ないです。

というのも、鬱病になるのは仕事と併せてプライベートなことも要因になっていることが多く、「業務だけ」が原因と言い切れないことが多いんですよね。

鬱病で労災認定を受けるための要件は以下です。

①認定基準の対象となる精神障害を発病していること

②認定基準の対象となる精神障害の発病前おおむね6か月の間に、
業務による強い心理的負荷が認められること

③業務以外の心理的負荷や個体側要因により発病したとは認められな
いこと

引用元:厚生労働省

労災の申請は自分から出すこともできますし、会社から申請することも可能です。もし会社に依頼できない場合は必要書類を揃えて労働基準監督署に提出してください。

労働基準監督署は各都道府県に設置されているため、お住まいのエリアを管轄している労働基準監督署に申請しましょう。

手続きをしたくても鬱病が酷く、自分で申請できないこともあると思います。労災のことは弁護士にも相談できるので、申請に困ったらぜひご相談ください。初回相談無料で労災申請について質問できますよ。

失業保険

失業保険

鬱病で退職し、今すぐに働ける方は失業保険を受け取ることができるかもしれません。申請には病院の診断が必須なので、診断書をご用意のうえ失業保険をお手続きください。診断書を持参してハローワークに行けば失業保険受給の手引きを教えてもらえますよ。

ただし、以下の方は鬱病と診断されていても失業保険を受け取れないためご注意ください。

  • 公務員
  • 自営業
  • 就業できないほど症状が重い

このような方は失業保険を受給できないため、傷病手当金や自立支援医療制度、障害年金をご検討ください。

生活保護

生活保護

鬱病で働けない方は生活保護を受給できる可能性があります。生活保護は最寄りの福祉事務所で申請可能ですが、受け取ったお金を借金返済に充てるのはNG

バレると生活保護費が打ち切りになるかもしれないのでご注意ください。生活保護はあくまでこれからの生活費に使うもので、過去借りた借金の返済に使っていいものではありません。

生活保護受給を検討されている方は、注意点をご確認のうえ申請してくださいね。

福祉手帳による料金の減額制度

福祉手帳による料金の減額制度

  • 所得税や住民税の控除
  • 電車やバスの割引
  • 美術館や動物園の割引
  • 福祉タクシー料金の助成
  • 医療費助成

福祉手帳を持っている方は各種割引や税金の控除が適用されます。内容はお住まいの市区町村によって異なるので、手帳を付与された方は併せて確認してみてくださいね。

ちなみに福祉手帳を持っていると障害雇用の対象となり、鬱病の人でも働きやすい環境の仕事を紹介してもらえます。もちろん職場の合う合わないなどはあると思いますが、症状と前向きに向き合いながら働くには心強い制度ですよね。

鬱病かも?借金が原因で精神的につらくなる理由

鬱病かも?借金が原因で精神的につらくなる理由

借金返済に悩むようになってから鬱病の症状が強くなっていませんか?実はお金の悩みを抱えたまま過ごすと、私生活にも影響する場合があります。

単純に考えてもそうですよね。生活費や支払い、返済が予定通りに進まないと精神的に安定するはずがありません。

ぜひ自分の悩みと照らし合わせ、生活にゆとりができるよう工夫していきましょう!

予定通りに返済できない

予定通りに返済できない

  • お金のことばかり考えてしまう
  • 遅延金が発生して返済額がさらに増える
  • 返済日が来る度に気分が落ち込む

借金返済予定が遅れると遅延金が発生します。すると本来の返済よりも多くのお金が必要になり、結果としてさらに生活が苦しくなることに。

また、お金のことばかり考えていると前向きな気持ちになれるはずもなく、気分は落ち込む一方だと思います。予定通りに返済できても借金を抱えているだけでつらいのに、さらに負担が増えてしまいますね。

なので、ぜひ早い段階で解決していきましょう。借金問題を解決したからと言って鬱病が急激に改善されるなんてことはないかもしれませんが、借金で悪化することは防げますよね。

鬱状態が続き働けない

鬱状態が続き働けない

借金返済が追いつかない、でも精神的につらく動けない、そんな悪循環に陥ると、さらに鬱の症状が重くなるかもしれません。

実は私も精神的なことが原因で働けなくなったことがあるので、少しは気持ちがわかると思うんです。考えれば考えるほど気分は落ち込むし、なにもする気が起きなかったりしますよね。

と言っても、なにもする気がしないことに気が付けないレベルまで落ちている時もありますが。

鬱病は今日、明日でスッキリなくなる症状ではありません。今日はまし、明日はつらいかも?そんな波の中で生活されていることと思います。

だからこそ1つでも不安要素を解決していただきたいんですよね。ほんの少しかもしれません。でも、借金の悩みがなくなって余計につらくなることはないと思うんです。

周囲にバレそうで怖い

周囲にバレそうで怖い

実は借金問題で鬱病に影響するきっかけとして周囲にバレるのが怖いというのがあります。たしかにそうですよね。まだ周囲にバレていない方はこれからどうなるのかとても不安です。

そんな方はバレる前に解決してしまいませんか?もし闇金から借りている方がいらっしゃれば尚更早く解決されることがおすすめです。会社やご家族にバラすと脅しながら取り立てを行なうこともありますからね。

鬱病の借金問題は今すぐ相談を!まとめ

鬱病の借金問題は今すぐ相談を!まとめ

今回は鬱病で借金に悩む方の解決法や放置した際のリスクについてお話ししてきましたがいかがでしたか?

  • 借金問題を放置すると鬱病が酷くなる可能性がある
  • 実は弁護士や司法書士は怖くない
  • 借金の悩みをなくすことで生活が少し楽になるかもしれない

返済できない借金に悩みながら鬱の症状と向き合うのは正直不可能なレベルだと思います。人ってそんなに器用にできていませんからね。

また、問題解決は弁護士や司法書士への相談が最短ルートです。早く解決したい方はぜひ気になる事務所に直接お問合せください。事務所によっては闇金の相談も受け付けていますから。

最後に、借金の悩みが解決すれば鬱の症状がほんの少し抑えられるかもしれません。やはり心配要素と鬱は相性が悪いんですよね。

症状を抑えて少しでも安定した生活を送りたい方はぜひ相談をご検討ください。一歩ずつ、少しずつ、肩の力を抜いて暮らせるようになるかもしれません。