24歳コンカフェ嬢のありささんは、給料では足りずいつしか借金をしてメン地下の推し活をするようになったのだとか。
そんな彼女の借金は収入の3分の1を超え、どこも利用できなくなりついには個人融資に手を出した。
全てはメン地下に貢ぐための借金だったが、その先に待っていたのは希望でも光でもなかった――。
今回は通称:メン地下、メンズ地下アイドルにドはまりして個人融資にも手を出してしまった体験談をお話しいただきました。
コンセプトカフェで働く彼女の現在と、借金の行く末をぜひ見届けていただきたい。
24歳コンカフェ嬢のありささんは、給料では足りずいつしか借金をしてメン地下の推し活をするようになったのだとか。
そんな彼女の借金は収入の3分の1を超え、どこも利用できなくなりついには個人融資に手を出した。
全てはメン地下に貢ぐための借金だったが、その先に待っていたのは希望でも光でもなかった――。
今回は通称:メン地下、メンズ地下アイドルにドはまりして個人融資にも手を出してしまった体験談をお話しいただきました。
コンセプトカフェで働く彼女の現在と、借金の行く末をぜひ見届けていただきたい。
私、元々人と話すのが得意ではなかったんです。でも、コンカフェってだいたいの人は女の子と話すために来店されますから。
毎日仕事が苦痛だったんです。だからと言って他の仕事もできなくて。
10代の頃からバイトはしていましたが、コンビニと居酒屋だったんです。どれも全然続かないし、店長とトラブルになって辞めることがほとんどでした。
18歳の時かな?初めてキャバクラの体入に行ったんです。4時間くらい働いて当日に15,000円もらえました。
それまでコンビニバイトを転々としていた私にとっては大金でびっくりしました。
それで、しばらくはキャバクラで働いてたんだけど他の女の子とトラブルになっちゃって…。お客さんを取ったとか取らないとか、面倒だったんです。
だからそのまま辞めて指名とかがないコンカフェで働くことにしました。
キャバクラを辞めたのはいいけど、やっぱり仕事のストレスはすごくて。Xでたまたま見つけたメン地下のライブに行ってみたんです。
別に音楽にこだわりとかもなかったんだけど、なんかすごいハマって仕事前とか休みの日とか、行ける時は頻繁に通うようになりました。
そしたら推しも私のことを覚えてくれて、チェキの時も前より優しくしてくれるようになったんです。
私が推してたグループはチェキ1枚1,000円で、1回のライブで10枚までループしてもいいルールでした。だから、上限いっぱいまで毎回買って、1枚撮ったら並んでってループを繰り返していました。
1回のライブで使う金額はだいたい13,000円でたいしたことなかったんですけど、私の給料も少なくて。
だからギリギリだったんです。一人暮らしだし。
関東近郊の田舎から出てきた私は東京に住むのが夢だったし、絶対新宿区に住みたかったんです。
家賃は13万。ワンルームです。それにあれこれしてたら月20万は絶対必要でした。
なのに、仕事が楽しいと思ってなかった私の給料は14~18万円くらいで。当欠(当日欠勤)もしてましたからね。給料から罰金も引かれてたんです。
メン地下のライブに行くにはすぐにお金が底をつきました。
それで、まずは消費者金融から借金。初めて申し込んだ時はドキドキしたけど、続けると慣れますね。
いつの間にかなんとも思わなくなったし、むしろ上限が来る度にイライラしていました。
テレビCMとかもやってるところだったんで、特にそこまで怖い印象はありませんでした。どちらかと言えば上限が嫌だった。
でも、上限だからって我慢できるほど私はできた女じゃないんです。
メン地下のライブに行けなくなるのが嫌でSNSの個人融資にDMしました。
いくつか質問はされましたけど、審査?もすぐでDMして5分くらいでお金が振り込まれていました。
たしか聞かれたのは住所と名前、電話番号と実家のこととかだったと思います。後は親の職場とパート先、兄弟のこととかかな。
とにかく早くお金が欲しかったんで、聞かれたことは全部答えました。
これがダメだったんですね。
いつだったか返済が遅れたんです。その日はどうしても眠くて、取り立ての電話もしつこかったから電源を落としていました。
電源を入れたらすごい数の着信があって、その中に父と母からの電話もありました。あとLINEも。
「変な電話が来たから連絡ちょうだい」そんな感じのことが書かれていたと思います。
母に電話したら、借金のことを知っていました。取り立てです。返済しないと家に行くって脅されたみたいでとても焦っていました。
そのまま放置してもいいと思ったけど、ちょっと怖くて。
両親にお金を借りて返済しました。
でも、それから取り立ては悪化して両親を巻き込むことになってしまいました。
もちろん返せるわけもなく、個人融資からの取り立ては続きました。私だけでなく両親への電話も当たり前になって、本当にきつかったです。
ある日出勤した時、常連のおじさんが来店しました。話すのが得意じゃない私ですが、その人はベラベラ話すタイプでもなくなんとなくボーっと過ごすことが多かったんです。
でも、その日はいつもよりやる気もなくてお客さんの目を見るのがやっとで。普段は無口な人なのに「なにかあったの?」そう聞かれたんです。
いつもならわざわざ自分の話しをしないと思うんですけど、取り立てで精神的に参ってて。
借金のことと個人融資のことを話したら急に怒られました。
後からわかったことですが、その人昔は弁護士を目指してたらしくて普通の人よりちょっと法律に詳しい人だったんです。
それで、ヤミ金とか個人融資みたいな違法な業者には返済しなくていいって。そんなこと知りませんでした。
取り立ては怖いし、借りたものは絶対返さないといけないと思ってたから親にまでお金借りて返済してたのに。
そのおじさんに聞いたら、司法書士の方が安く済むことがあるっていうからまずは近くの事務所に相談してみました。
最初の相談は無料。言ってしまえば通話料だけでした。
それで、ここに相談したいと思えたから個人融資のことを依頼することにしました。
もっと早く行けばよかったです。相談した次の日には取り立てがなくなって、電話1本来なくなったんです。
あんなに悩んでいたのが嘘みたいだし、両親もビックリしていました。
個人融資もですが、他の借金のことも相談して任意整理っていう債務整理をしてもらいました。もう返済できる状態じゃなかったので。
両親に借りたお金も併せて返すようになって、やっと普通の生活が戻ってきたような気がしました。
なんか久しぶりに息をした感覚でした。
それまではいつ取り立てが来るか、いついくら返すんだったかわからなくて。正直、そのころの記憶があまりないんです。
借金の返済はまだまだ残っています。個人融資に返さなくよくなっても他がありますからね。
仕事ですか?今もコンカフェで働いていますよ。以前の私なら考えられませんが、キャストの女の子たちの相談役もしています。
借金解決に向けて動き始めたら仕事も楽しくなってきて(笑)
同じお店で働いているけど、同じ人じゃないみたいってみんなにビックリされています。
司法書士に相談しろ!って怒ってくれたおじさんとは今でも時々会っています。もちろんお店でね。
いつも気にかけてくれて、また借金は作っていないか確認されるようになりました(笑)
大きなお世話だと思うこともあるけど、おじさんのお陰なんです。あのままだとどうなっていたかわかりませんから。
メン地下のライブは今でも時々行っています。前程じゃないですけどね。頻度は半分以下になりました。
推しグループ?借金する前と同じグループ、同じ人ですよ。意外と一途なんです。
あんなにいつもライブに参加していたから、始めはメンバーに心配されました。多担に乗り換えたとか変な噂も立ったけど、今では落ち着きました。
趣味の範囲でメン地下を推せるようになって我ながら成長したとすら思いますね。と、そんな冗談はいいとして、なんか気持ちも明るくなったんです。
ストレスのはけ口がなくてライブに行っていた時とは違って、メンバーもみんな輝いて見えるようになりました。
それはそうと、せっかく推してるんでもっと売れてほしいのも正直なところですけど(笑)
今回体験談を話してくれたありささんは、嫌々行っていた職場のお客さんに助けられて個人融資との関係を切ることに成功した。
しかし、世の中には違法業者との関係が切れず、いつまでも苦しい生活を強いられている人がいる。
無登録で女性に金を貸し付けて法定を上回る利息を受け取ったとして、大阪府警八尾署は5日、出資法違反容疑などで、大阪府千早赤阪村の人事財政課主査、藤田祐容疑者(36)=堺市美原区大饗(おわい)=を逮捕したと発表した。容疑を認めている。
引用元:産経新聞(2019年6月5日)
これは実際にあった個人融資に関するニュースだ。個人間の融資を装い高額な金利を請求し、大阪で逮捕に至った。
男は利用した女性に性行為も要求したとされている。
個人融資はこのように逮捕につながる立派な犯罪だ。そして、違法な業者、または違法な金利(この場合年109.5%)を超える金利が発生する金貸しは返済の必要がない。
なにも取り立てに怯え、耳を揃えて金銭を用意する必要はないのだ。だからぜひ覚えておいてほしい。
万が一違法業者から借入てしまった場合はすぐに相談すること。弁護士や司法書士に相談する、たったそれだけで無駄な借金から解放されるのだから。
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