闇金と弁護士がグルだった。信じられないかもしれませんが、実は法律事務所にはそんな相談が寄せられることがあります。
中には弁護士資格を持たず弁護士のふりをする演技派詐欺師もいますし、残念ながら見極められず被害に遭う方もいらっしゃいます。
そこで今回は、法律事務所での勤務経験がある私金城が、闇金とグルになっている弁護士の見分け方ややばい弁護士の事例を解説します。
怪しい弁護士に出くわした方はぜひ最後までお付き合いください。あなたのお時間を無駄にすることはございません。
闇金と弁護士がグルだった。信じられないかもしれませんが、実は法律事務所にはそんな相談が寄せられることがあります。
中には弁護士資格を持たず弁護士のふりをする演技派詐欺師もいますし、残念ながら見極められず被害に遭う方もいらっしゃいます。
そこで今回は、法律事務所での勤務経験がある私金城が、闇金とグルになっている弁護士の見分け方ややばい弁護士の事例を解説します。
怪しい弁護士に出くわした方はぜひ最後までお付き合いください。あなたのお時間を無駄にすることはございません。
闇金とグルになっている弁護士の中で1番多い正体は「自称弁護士」。つまり、資格を持たず弁護士のふりをしている嘘つきです。
しかし弁護士と紹介されると、それなりの身なりや安定感、口調が揃うとそれなりに見えてしまうもの。精神的にまいっている時は冷静な判断もできないので、つい信じてしまうこともあるんです。
ぜひ闇金とグルになっている弁護士の特徴をご理解いただき、怪しい人物に会った時にこれ以上接近しないようご注意ください。
まず第一として、闇金に「弁護士紹介するよ」と紹介された人物には脳内でやばい人シールを貼ってください。
基本的に弁護士が闇金と仲良くすることはありません。つまり、返済が遅れて困っている人がいるからと助け船を出すような専門家は闇金の知り合いにはいないんです。
そのため闇金から紹介される弁護士や司法書士、その他の専門家は全てニセモノと思って接してください。
流れとしては大まかにこんな感じが多いはずです。
ただし、舐めた態度を取っていると別の恐怖が降りかかるかもしれません。闇金業者の中には短気な人もいるはずなので、あくまで気が付いていない、気にしていない、そんなスタンスで接するのがいいです。
そして、その場を去った後すぐに本物の弁護士や司法書士に相談されればバッチリです。もし相談が不安な方がいらっしゃれば、初回相談無料の事務所に相談されるのがおすすめですよ。
自称弁護士はそれっぽく見えるかもしれませんが、無資格の弁護士のことです。
⑶ 非弁護士虚偽標示事案(弁護士法 74 条違反)
② 罰則
いずれも100万円以下の罰金(弁護士法77条の2)。引用元:東京弁護士会(LIBRA)
資格を持っていないにも関わらず弁護士のふりをして顧客対応などを行なった場合、100万円以下の罰金が発生します。
弁護士役の人物はバレないと思って演じるんでしょうが、闇金も違法ですからね。どちらがバレれるのが先か?とう話になると思います。
バレたら終わり、罰金や逮捕、今後の人生だって棒に振ることになりますが、そんなことより大切なのは目先の金なのかもしれません。いくら報酬が支払われるかわかりませんがね。
弁護士のふりをして闇金とグルになっている偽専門家のことを「整理屋」と言います。返済が遅れている債務者から金を回収するため働くので、借金を整理する⇒整理屋。こんな流れで名づけられたのかもしれません。
そして、そんな整理屋は先述した通りウソつき弁護士なので、いわば詐欺師です。詐欺師たるもの、利用者にバレないよう丁寧に演じてくれることと思います。
本当は資格を持った本物の弁護士かもしれない、そう感じることもあるかもしれませんが、闇金に紹介されている時点で怪しいと勘ぐってください。
一般的な弁護士は闇金に顧客を紹介されるような行動は取らないはずです。
闇金のグルとして活動する自称弁護士「整理屋」はどうすれば見分けられるのか。まずは闇金から紹介された専門家=やばそうとお考えください。
しかし、その他にも見分ける方法はあるんです。ぜひ、あなたの身近に現れた整理屋が同じような行動をとっていないか照らし合わせてみてください。
恐らく闇金とグルの整理屋を紹介される時は、返済が滞ったタイミングだと思います。返済できないとなると、闇金の資金源がなくなります。そのため、他の闇金業者を勧められることがあります。
実は裏社会の闇金業界は横のつながりを大切にしているんです。うちのお客さんを他に紹介して、お互いに儲けを出しましょうよ!こんな感覚かもしれません。
そのため、
この王道ルートに乗っている場合はほぼ闇金のグル。自称弁護士の整理屋だとお考えください。その人に相談するともっとヤバイ景色に連れ込まれます。
返済のために仕事を紹介してくることもあるかもしれません。その仕事は恐らく闇バイトやトクリュウ。連日ニュースにもなっているゴリゴリの違法仕事です。
ちなみに、闇バイトやトクリュウの仕事はどんどん豊富になっており、これから種類が増える可能性もあります。
集合住宅の一室に侵入し1億円入り金庫窃盗容疑 匿流か、男2人逮捕
集合住宅に侵入し、現金約1億円が入った金庫を盗んだとして、大阪府警は26日、いずれも住居不定、無職の落合丈(23)と田村武士(34)の両容疑者を住居侵入と窃盗の疑いで逮捕し、発表した。認否は明らかにしていない。
2人はそれぞれ別の人物と共謀したとして他の窃盗事件でも起訴されており、府警は匿名・流動型犯罪グループが関与した可能性があるとみて調べている。
引用元:朝日新聞(2025年5月26日)
こちらは闇金業者との関連はわかりませんが、同様の闇バイト・トクリュウの可能性が高い事件です。
こんな風に1つのコマとして使われれば逮捕や事件化につながるため、もし整理屋に仕事を紹介されても無暗に受け入れないようご注意ください。
臨時収入どころか人生まるっと終わるかもしれません。
弁護士や司法書士が怪しいけど本物かわからない、そんな時はネット検索でも見分けることができます。
誰でも調べられるので、おかしいと思ったら一度検索してみてください。面倒だからと検索せずに関係を続けるとさらに面倒な日々が待ち受けているかもしれません。
弁護士であれば日本弁護士連合会、司法書士であれば日本司法書士会連合会で必ず検索がヒットします。
北海道から沖縄までどこで活動している専門家でも必ずです。そのため、怪しいと思ったら一度検索してみてください。
ここでヒットしなかった場合は本当に闇金とグルになっている偽弁護士・整理屋かもしれません。
実在する弁護士・司法書士であれば所属事務所に実績が載っていたり、検索サイトで実績を確認できます。
弁護士・司法書士事務所のwebサイトでは顔写真も掲載されていることがほとんどなので、顔と名前が一致するかもぜひご確認ください。
ここでwebサイトと顔が違えば別人がなりすましている可能性もあるかもしれません。
過去になにか処分が下されている弁護士・司法書士はネットでも検索できます。誰がどんな禁止を犯したか確認できるので、怪しいと感じたら一度見てみるといいですね。
弁護士と司法書士で検索サイトが異なるのでご注意ください。
ここまで偽弁護士の存在をお話ししてきましたが、実は本物の弁護士が逮捕されている事例もあります。それも闇金に関する違反ではありませんが、併せてご確認ください。
今後このような悲しい事件が起きないことを祈ります。
多重債務者を弁護士にあっせん、1億円得たか…警視庁が貸金会社社長らを弁護士法違反容疑で逮捕
債務整理を必要とする多重債務者を弁護士にあっせんしたとして、警視庁が貸金会社社長の男(54)(東京都目黒区)、広告会社役員の男(71)(東京都渋谷区)を、弁護士法違反(非弁行為)容疑で5日に逮捕していたことがわかった。2人が2017年以降、弁護士3人に計約1000人の多重債務者を紹介し、約1億円の紹介料を得ていたとみている。
これは多重債務者をターゲットにした事件です。多重債務に困っていると自己破産や個人再生など借金から救済される手続きができます。
その際に弁護士や司法書士など法の専門家に依頼して行いますが、その債務者を紹介してもらっていたということですね。
お気持ちはわかります。弁護士や司法書士もマーケティングって大事で知名度によって収入は変わりますからね。
いくら実力があって債務整理が得意な専門家だって、一定の知名度がなければお給料を増やすのは難しい一面があります。
だからと言って資格を持っていない人に紹介料を払って斡旋してもらうことは法律上NG。紹介後に実際に借金問題が解決できたかは関係ありません。
なにはどうあれルールを犯してしまった弁護士はこのように罰せられる。その一例としてご紹介しました。
弁護士資格を持たずに法律事務の斡旋(あっせん)業を営んでいた人物から依頼人の紹介を受けたなどとして、警視庁は、東京弁護士会所属の弁護士、河原格(かく)容疑者(74)=東京都文京区春日2丁目=を弁護士法違反(非弁護士との提携の禁止)の疑いで逮捕し、13日発表した。調べに対して認否を保留し、「弁護士と接見するまでは事実については話しません」などと供述しているという。
こちらは債権回収や債務整理に困っている人を無資格の人物から紹介されたことで逮捕された弁護士の事例です。
どんな理由があれ、無資格の人物から相談者を紹介してもらうことは法律違反です。過去にどんなに優秀な実績があっても違反してしまえばこのような事件になってしまいます。
弁護士として立派に人々の相談を解決している方には、これ以上ルール違反を犯してほしくないと切に願います。
ここからはめちゃくちゃ本質的なお話しをします。困ったら相談、これ鉄則です。
では、闇金とグルの偽弁護士に騙された時はどうすればいいか。それはホンモノの弁護士・司法書士に相談すること。
これは金額で選んでください。元金140万円以上なら弁護士、140万円以下なら弁護士・司法書士どちらでも大丈夫です。
闇金とグルで悪事を働いている弁護士の話を鵜呑みにする必要はありません。これは闇金の仲間みたいなものだと感じたら、今スグ相談されることがおススメです。
相談の際、偽弁護士とのトークや通話の録音があると一気に信憑性が高くなり解決がスムーズになります。
こんな感じの証拠があるとベストです。
しかし、相手もバカではありません。逮捕はされたくないし、大事にはしたくないと考えています。なので、証拠を残す時は慎重に。相手にバレないようにお願いします。
もしもスクショを撮ったり会話を録音していることがバレたら闇金を介してさらなる取り立てをされるかもしれません。だってグルなんですから。仲間には報告する可能性が高いですよね。
証拠を残すために無理をするのではなく、全体的に意識していただければと思います。闇金問題の解決に視点を置くと、それだけでも人の行動ってかなり変わるものです。
偽弁護士に相談してしまったかも、、そう思ったら本物の弁護士・司法書士にご相談ください。
一見怖い存在に見られる法の専門家ですが、実は普通の人もいます。弁護士や司法書士も人ですし、人に相談してもらうことを生業としており、解決に向けて皆一生懸命なんです。
イメージが先行しがちな弁護士・司法書士ですが、一度ご相談いただければうまく伝わるかもしれません。
弁護士・司法書士って、初回相談料無料で相談を受け付けている事務所も多数あるんです。おす、言ってしまえばタダで専門家に相談できるんです。
なので、まずは無料相談をご活用いただき、その後本当に依頼するかご検討いただくのもひとつ。賢い解決法だと思います。これまで弁護士や司法書士への相談経験がない方もまずは一度お問合せください。
闇金問題の解決は弁護士・司法書士への相談が最短ルートですよ。
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被害が大きい場合は警察署にその証拠を持ち込み相談するのもひとつです。
警察署への相談がおススメなのは、怪我や器物破損がある場合。これは事件性が高く、忙しい警察内でも比較的早く解決に向け動いてもらいやすい事案になります。
ただし、警察に相談する場合は交番NG。最寄りの警察署に証拠を持って訪ねてください。交番では闇金対応できないことがほとんどですからね。
また、警察には毎日ありとあらゆる相談が寄せられています。人の命に関わること、被害が大きく何人もの人が巻き込まれるような事件。
その中であなたの闇金問題を解決しようとすると、どうしてもすぐに対応できないことがあります。
なので、証拠を持って警察署に行くのはマスト。さらに3回相談に行って初めて捜査してもらえると考えていただければと思います。
今すぐに解決できないと困る場合は弁護士や司法書士に直接相談するのが早いかもしれません。待っている余裕がない時はぜひ法の専門家に相談してくださいね。
闇金と弁護士がグルの場合は、資格を持っていない人物が弁護士を演じている可能性が高いことがわかりましたね。
闇金から紹介される弁護士はほぼニセモノですし、もし資格所有者であっても借金問題を解決できないとお考え下さい。
基本的に闇金と仲良くして仕事をもらおうとする弁護士・司法書士はいませんからね。
また、おかしいと感じた場合は安全な専門家に相談すればすぐに解決できるかもしれないので、まずは無料相談のご利用がおススメです。
無理に正式依頼する必要はありませんし、一度話すだけでもなにか打開策が見つかるかもしれません。
闇金とグルになって弁護士を気取っている輩にろくな人間はいません。ぜひ、これ以上被害が大きくなる前にスッキリさっぱり解決してしまいましょう。
各ページに様々な有用情報が記載されています、ご活用ください。