この記事のまとめ
┗ まとめ
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・返済できずもう死にたいと思っている人
・自殺を考えている人
・死んだらお金が手に入ると思っている人
結論:死んでも金は返せない
自殺をして降りた保険金で返済を考えたり、それを担保として融資を受けることもあるようですが、実は法律が改正された現在では死んでもお金はお返せません。
保険金が降りない可能性が高い
貸金業法では保険金を担保とする場合「自殺を保険事故と見なさない」と定められています。
こうした保険金を狙った悪質な犯罪を防ぐために家族以外の他人の口座に死亡保険金が振り込まれる場合かなり厳しい条件下になるため、振り込まれない可能性の方が高いです。
家族が無一文になる可能性も
かなりシビアな話ですが、保険金は課税対象です。仮に家族に保険金が振り込まれたとして保険金を全て闇金業者に取られた場合、家族に対して保険金の贈与・相続・所得とケースに分かれて税金がかかります。
・仮に電車に飛び込んだ場合は鉄道会社から数百~数千万円の損害賠償請求
・自宅で自殺をした場合は物件の価値が下がるため不動産からの損害賠償請求
など保険金以外にも様々なお金がかかる可能性もあります。
闇金に悩んだら弁護士や司法書士に相談
「死んで金を返そう」と思っている場合残念ながら死んでお金を返すのは無理がありすぎますし、その計画は精神的にも金銭的にも家族の負担が大きくなるためあまりにも無謀です。
とは言え闇金に精神的にも追い詰められている状況で、そこまでしても終わりにしたいという気持ちもわかります。そうなった時には通常の弁護士や司法書士ではなく闇金に強い弁護士・司法書士に相談をして下さい。
自殺をしても保険金は降りない可能性
冒頭に書きましたが借金で自殺をしても保険金が降りるとは考えづらく、その理由をここではご紹介します。
保険法では自殺について支払いの義務はない
生命保険などに関する法律で「保険法」というものがあり、この法律では被保険者が「保険金を目的とした自殺」を図った場合や、「保険金を目的に殺害」された場合には保険会社は死亡保険金の支払い義務は無いとする法律です。
自殺を防ぐための免責期間
各保険会社では1~3年間の免責期間というものを設けており、「この間に自殺をしても保険会社から死亡保険金は受け取れません」という期間があります。
これは借金の返済をするために高額な保険に加入し被保険者が自殺することを防ぐためのものです。
借金苦が自殺の理由だと明確な場合
自殺の理由が借金苦である場合、保険金の取得が目的と判断されると保険金の支払いが免責となり支払われない可能性が高くなります。
ではどうするべきか?
とは言え泣いても喚いてもお金が湧いて出てくることはありませんし、何か手を打たなければ闇金の悪質な取立てが止まることもありません。そこでこの方法をご紹介します。
まず、返済を諦める
まず大事なのは、闇金に対しての返済を諦めることです。闇金は違法な金利で金を貸し出し、人の弱みにつけ込んで暴利を貪る違法業者です。
返済が出来ないのはあなたが悪いからではありません。あなたがするのは自殺などでは無く、返済を諦め適切な対処法を取ることです。
闇金に強い法律のプロに頼る
通常の弁護士や司法書士では闇金に関する事案を取り扱っていないため、必ず闇金に強い弁護士や司法書士に相談・依頼をして下さい。
数々の闇金の事案を解決してきた闇金に強い弁護士・司法書士なら闇金の取立てを止め、これ以上の返済をしなくても良いように対応をしてくれます。
死んでもいい借金は無い
借金はお金で払うものであり、命で支払うものではありません。また自身で借りる意志を持って闇金からお金を借りたとしても、法律上元金を含め返済の義務は一切ありません。
闇金に強い弁護士・司法書士の相談
闇金事案を専門的に扱う闇金に強い弁護士や司法書士は、通常の弁護士や司法書士に比べて数が少ないため自力で探すのは至難のワザです。
日本闇金解決センタ-を使う
日本闇金解決センターでは闇金に強い弁護士・司法書士の紹介を積極的に行っています。電話やメールでの相談も受け付けていますので、地方の方でも安心してお気軽にご相談可能です。
相談無料・支払い対応
日本闇金解決センターで紹介を行っている闇金に強い弁護士事務所や司法書士事務所では無料で相談することが可能です。
また事務所によって条件は異なりますが費用の分割や後払いなどにも対応しているので、費用が今すぐに用意出来ないという方でも安心してご相談頂けます。まずは無料相談時にご相談下さい。
相談は簡単3STEP
闇金に強い弁護士や司法書士への相談は以下の順で簡単に相談することができます。
①TOPページから
②気になる事務所を選んで
③相談ボタンを押すだけ
合わせて考えたい危険性
とは言え死亡保険金で自殺を考えている人の中には、実際に死亡保険金を担保として闇金からお金を借りたという方も中には居るはずです。
死亡保険金担保は通常できない
上記した「保険法」がある限り日本では死亡保険金を担保として融資は禁じられており、死亡保険金を担保としてお金を借りられるのは闇金だけです。
原則、闇金は保険金を受け取れない
通常生命保険などを扱う保険会社では死亡保険金の受取人を二等親以内の親族、もしくは内縁関係を証明できる者に限って指定することが出来ます。となると闇金業者を受取人にすることは原則不可です。
そこで問題なのが口座
闇金から死亡保険金を担保にお金を借り入れをするとなると、債務者の死亡後闇金がお金を引き出せるように死亡保険金が振り込まれる受取人(仮に妻:A子さんとします)口座を闇金に渡す必要性があります。
この口座が後々問題になる可能性も
闇金は手に入れたこの口座から死亡保険金を手に入れたあとは違法業者に転売したり、自身らの営業に使用する可能性もあります。そうなると後々A子さん名義の口座が全て凍結され生活に支障が出る可能性もあります。
問題はそれだけじゃない
問題はそれだけではなく、仮に闇金に口座を渡していなかったとしても闇金業者はあなたが死亡したことにより死亡保険金や香典などが家族に入ったことを知ると葬儀に上がり込み奪い取ったりします。
また保険金を目当てに家族に執拗に嫌がらせを繰り返すこともあります。
自殺で得られるメリット
自殺で得られるメリットなど何もありません。
家族に残るのは深い悲しみと苦しい生活
もし家族に何かお金を残すために自殺を選ぼうとしているなら大間違いです。死亡保険金どころか自殺によって以下の請求をされ家族の生活が立ち行かなくなる危険もあります。
・不動産からの慰謝料、損害賠償
(自宅で自殺した場合、不動産の価値が下がるため不動産価値が無くなります。その損害賠償請求等を家族が請求されます。)
・鉄道会社からの損害賠償請求
(電車などに飛び込み自殺を行った場合、数百万~数千万の損害賠償請求をされます。)
・葬儀代など諸々の費用
(亡くなった後の葬儀代など様々なお金がかかる)
家族が亡くなった悲しみに加え、慰謝料や損害賠償請求等を考えると家族の胸中は決して穏やかなものではありません。
保険が降りたとしてもお金がかかる
仮に保険が降りたとしても死亡保険金には贈与・相続・所得などの税金がかかるため後々お金がかかります。自殺を考えるほど追いやられている状況でそうしたお金を家族が支払う事は出来るのでしょうか。
口座の凍結など、相次ぐ家族のトラブル
あなたの死は確実に誰かの心を蝕むものです。闇金の借金で自殺を図ったとしても残るのは悲しみと、再びお金に追いやられる生活です。
まとめ
今回の記事を簡単におさらいして、闇金解決にお役立て下さい。
闇金は自殺で解決できない
自殺をしても、闇金は解決することが出来ません。また借金を苦に自殺をすると保険金が下りない可能性もあります。
自身は楽になっても、家族や周囲には問題が残る
家族や周囲に残るのは悲しみと、その後の生活が立ち行かなくなる問題です。
・自殺による損害賠償請求(不動産や鉄道会社)
・死亡保険金の課税
・葬儀代などの諸々の費用
・闇金からの嫌がらせが家族へ移行
・口座譲渡により家族が逮捕される可能性
・心を蝕むほどの悲しみ
闇金に強い弁護士や司法書士に相談
自殺をしても得られるものは何もなく、むしろマイナスになってしまいます。闇金は自殺で解決するのではなく闇金に強い弁護士や司法書士に相談をすることで解決を図って下さい。