家族が闇金融から借入した場合、家族に返済義務はある?家族にできることは?

家族が闇金から借金・滞納・取立…家族に返済の義務はある?
家族が闇金から借金・滞納・取立…家族に返済の義務はある?
家族が闇金融から借入した場合、家族に返済義務はある?家族にできることは?
只今の当番弁護士/司法書士
司法書士法人アストレックス
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金(ヤミ金)の相談を受け付ける中でも借入をした御本人からでは無く借入をした方のご家族からご相談を受けるケースは決して珍しいものではありません。ご家族に返済を求めるような連絡が来たら「すぐに返済しなければ…」と思ってしまうのもご家族の方であれば当然のお気持ちであると言えます。ですが相手は一般の正規登録された金融ではなく闇金(ヤミ金)融ですので安易に返済に応じたり間違った対応をしてしまうと状況が更に悪化してしまう危険性もあります。慌てず適切な対処を行った上で早急に弁護士や司法書士へ相談してください。

日本闇金(ヤミ金)解決センター 金城


ご家族及び借入を実行した本人にも返済義務はありません

「お宅の旦那さん(奥さん)、借金あるので、家族が代わりに返済してください」

「家族の借金なんだから、家族が払うのは当然じゃないですか?」

「息子さん、借金してますよ。可哀そうだと思うなら家族のあなたが代わりに返済してよ。」

などと闇金(ヤミ金)業者はご家族の不安を煽り「借金の返済」という名目で金銭の要求をしますが闇金(ヤミ金)に対してご家族が返済をする義務はありません。またこうした取立ては違法行為となります。

貸金業法21条1項7号「取立行為の規制」

ご家族を含め知人や友人であっても法律上定められた連帯保証人でなければこうした督促を受ける必要や返済の義務は一切ありません。また債務者以外に返済を要求することは法律で禁じらている取立て行為です。

貸金業法21条

1項
(前略)人を威迫し、又は次に掲げる言動その他の人の私生活若しくは業務の平穏を害するような言動をしてはならない。

7号
債務者以外の者に対し債務者等に代わって債務を弁済することを要求すること

(電子政府の総合窓口「e-Gov(イーガブ)」より引用)


最高裁「元本を含め闇金(ヤミ金)への返済義務は一切無い」

2008年6月11日の最高裁での判決例から、たとえ借りた本人であっても「元金を含む闇金(ヤミ金)への返済義務は一切無いもの」と判決が下され法律上闇金(ヤミ金)への返済義務は一切無いという解釈になっています。

最高裁判例 事件名 損害賠償請求事件
事件番号 平成19(受)569
判例集 第62巻6号1488号
1 社会の倫理,道徳に反する醜悪な行為に該当する不法行為の被害者が,これによって損害を被るとともに,当該醜悪な行為に係る給付を受けて利益を得た場合には,同利益については,加害者からの不当利得返還請求が許されないだけでなく,被害者からの不法行為に基づく損害賠償請求において損益相殺ないし損益相殺的な調整の対象として被害者の損害額から控除することも,民法708条の趣旨に反するものとして許されない。 (最高裁判例-裁判所「裁判例情報」より引用)


律上闇金(ヤミ金)への返済義務は皆無とされているためご家族やその本人は一切の返済をするべきではありません。ですが闇金(ヤミ金)業者はその違法性を知りつつも取立てと称した嫌がらせを行い債務者やその関係者を精神的に追い詰めることで返済させようとする悪質な業者なので個人がいくら闇金(ヤミ金)に対し法律を訴えたところで却って状況を悪化させ身を危険に晒してしまう可能性もあります。その場で強く反論せず穏便にやり過ごし返済の要求に応じず、早急に弁護士や司法書士へ相談してください。

日本闇金(ヤミ金)解決センター 金城
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とにかく冷静な対処を 

闇金(ヤミ金)は正規登録された一般の消費者金融と違って電話口で恫喝や脅迫を行い不安や恐怖を煽ることで返済をさせるプロです。恫喝や脅迫をすることによって取り乱す隙を狙っているので「返済しなければ!」と焦るのではなくまずは落ち着いて冷静な対処を心がけてください。

穏便に電話を切る(もしくはその場を離れる)

上記しましたが個人が無闇に法律を闇金(ヤミ金)業者へ叩きつけ返済を拒否したとしても闇金(ヤミ金)業者を逆上させ状況を悪化させてしまい兼ねません。また安易に返済に応じてしまうと「脅せば返済する」と闇金(ヤミ金)業者に学習させてしまう可能性も十分にあるため、ご家族の方が対応をされる場合には返済には応じず穏便にその場をやり過ごしその場から一旦離れてください。


出来るだけ周囲に理解を求める

闇金(ヤミ金)業者から返済を要求する連絡が来た場合ご家族であるあなたの職場や友人関係などの情報が何らかの形で漏れている危険性もあるためそうした場所に取立てと称した嫌がらせをし返済を迫る可能性もあります。特に職場などの情報は抑えられている可能性は高く、職場へ返済を要求するような連絡が行ってしまうとあなた自身の信頼を失墜させてしまうため必ず先手を打って周囲へ相談してください。


弁護士や司法書士への相談を

闇金(ヤミ金)へ個人や一般の方が法律に則って返済を拒否することは非常に難しく闇金(ヤミ金)の解決を自身だけで図ることは困難です。放って置くと周囲に返済を要求する取立てなどが行き被害状況が悪化する恐れがあるため、闇金(ヤミ金)業者から返済を要求する連絡が来た段階で弁護士や司法書士へ相談してください。

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身の危険を感じる場合は警察へ

身の危険を感じる場合(実際に返済の要求に応じず闇金(ヤミ金)業者が家に来た、暴力を振るわれた、子供もしくは要介護の親や祖父母に関して「返済しないと殺すぞ!」といった脅迫をされた、など)はすぐに警察へ相談に行い被害届の提出をしてください。


金(ヤミ金)業者からの電話が来たら恐怖を感じることもあるかと思いますが慌てず冷静に状況を判断し返済には応じず、その状況に応じた適切な対処を心がけてください。対処次第で闇金(ヤミ金)業者とのトラブルは必ず終わらせる事が出来ますので絶望に暮れたり返済に応じる必要はありません。

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弁護士や司法書士への相談

弁護士や司法書士と聞くと馴染みのない言葉に驚かれる方も多いですが、警察が頼りになるのは緊急性がある場合にのみとなっており闇金(ヤミ金)からの返済を要求する嫌がらせに対応することはほぼ不可能です。警察で闇金(ヤミ金)の違法行為に関して相談をすることは可能ですが弁護士や司法書士に相談した上で被害届の作成など解決へと向けた手続きを行うと非常にスムーズで身の安全を確保しやすいです。

相談をする際は専門の弁護士や司法書士へ

弁護士や司法書士に相談とは言ったもののどこの弁護士事務所や司法書士事務所でも相談が可能というわけではありません。特に「闇金(ヤミ金)」と聞くと嫌厭されてしまいがちなので、必ず相談をする際は闇金(ヤミ金)事案を取り扱っている弁護士事務所・司法書士事務所を選んで闇金(ヤミ金)業者から返済を迫られている事や被害状況を相談をしてください。


弁護士・司法書士に相談する際の費用

通常弁護士や司法書士に相談をする際は○時間○千円といった時間制での相談料を取られることが多いですが闇金(ヤミ金)に関する事案を取り扱っている弁護士事務所・司法書士事務所では無料で相談を受け付けてくれることも多くありますので、相談をする際は無料相談を設けている弁護士事務所・司法書士事務所に相談することを強く勧めます。


弁護士・司法書士の依頼費用

依頼費用は大体の相場となっておりますが、弁護士4~5万円、司法書士3~4万円となっています。闇金(ヤミ金)の事案を取り扱う弁護士事務所や司法書士事務所では支払いが困難な場合後払いや分割での支払いに対応している場合も多くありますので相談費用同様、まずは無料相談で確認してみることを勧めます。


金(ヤミ金)の事案を取り扱う事務所を自力で探すのは案外難しいものですが当サイトでは闇金(ヤミ金)相談に強い弁護士・司法書士をまとめていますので簡単にご自分に合った弁護士・司法書士を探し出すことができます。また様々な事案(家族や職場に返済の要求をされているなど)やアドバイスに関する記事など有用な情報を多数掲載しておりますので是非ご活用ください。

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ご家族に出来ること

大切なご家族が闇金(ヤミ金)から借入をしてしまい悪質な犯罪被害に遭っているとなれば、できるだけ状況を改善させてあげたいと思うのはご家族として当然のお気持ちであるとも言えます。ですが闇金(ヤミ金)へ安易に返済をしてしまうと借入をした本人を更に苦しめる状況になってしまったり、他のご家族や自身をも犯罪被害に巻き込む状況になってしまい兼ねません。

闇金(ヤミ金)業者への返済には応じないこと

返済に応じてしまう事は闇金(ヤミ金)業者の悪質な取立て行為を助長させ、その上他のご家族までをも危険に晒してしまう対応となるので「何かしてあげたい」と思っても安易に返済など金銭の要求には応じないことです。


弁護士や司法書士にご家族が相談する

闇金(ヤミ金)被害に遭うと正常な判断に欠けてしまう事や、精神的な圧力によるやる気の低下、脅迫により相談が出来ない・もしくは返済を続けている状況などご本人が何かしら影響を受けて相談が出来ずに居る場合が多くあるため、弁護士や司法書士への相談を渋ったり嫌がったりする場合にはご家族が弁護士や司法書士に相談することで解決への糸口を掴むことが出来ます。


闇金(ヤミ金)業者との連絡をご家族が切ってあげる

相談同様ですが取立て被害に遭うと正常な判断に欠けてしまう他、精神的な圧力からご本人が怯えて闇金(ヤミ金)業者の言われるがままに返済を続けてしまっているケースが多くあり、自分で連絡を断ち切れないケースが多々あります。そういった場合には弁護士や司法書士に相談した上でご家族が連絡を強制的に切るなど対応を取ってあげることも非常に大事です。


金銭の運用管理をご家族がサポート

闇金(ヤミ金)業者を利用してしまった背景には様々な理由がありますがずさんな金銭管理の結果こうした状況に追い込まれるケースも多くあります。無論やむを得ずに借入を実行した場合もありますが金銭の運用管理や生活の水準を見直すことで状況を改善することが出来る場合があります。ただご本人だけではそうした改善が難しいのでご家族が見直してあげるなど再発防止を含めたサポートが必要です。


状況に応じてカウンセリングの選択

再発防止を考えご本人へ反省を促すことも大事なことですが借金というのは人が思う以上に常習性があり、解決をしたとしても再発してしまう可能性が非常に高く自身でのコントロールが難しい問題でもあります。そのためご家族が自立に向けてカウンセリングを選択するというのも大事な手段となります。

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金(ヤミ金)被害は通常の借金とは違うので坂を転がるように状況が悪化してしまうケースが多く最悪の場合自死に追いやられる場合もあります。そのためご家族のサポートが非常に重要な部分になってくるのでご家族の方が返済に応じるのではなく専門の弁護士や司法書士を交えてご家族が状況改善を図ることを強く勧めます。この記事を読んでいる方が一人でも多く解決への道を掴んで元の生活を一刻でも早く取り戻せることを願っています。

日本闇金(ヤミ金)解決センター 金城


-著者情報-
金城
日本闇金解決センター金城
1973年生まれ、大阪出身。弁護士事務所勤務を経て、2017年ヤミ金解決センターを設立。法律事務所時代、闇金被害の相談が多く困っている依頼者が多いことから一念奮起。闇金被害の解決の手助けをを通して「本来持っているべき幸せ」を手に入れてほしいと願っています。
-監修者情報-
金城
ウイズユー司法書士事務所
司法書士 奥野正智
闇金問題に関するスペシャリスト。被害者に寄り添い早期解決へ導く司法書士、闇金問題解決数は50,000件を超える。大阪司法書士会会員第2667号 / 簡裁認定番号第312416号/大阪府行政書士会会員第7123号/法テラス登録相談員/LEC東京リーガルマインド専任講師