メリットゼロ!電気が止まるから闇金は絶対にやめとけ

結論からお伝えしますが、闇金にメリットはありません。すぐに電気代を用意できることをメリットだと感じる方もいるかもしれませんが、それはあなたが餌に釣られただけ。
このあと紹介しますが、闇金は簡単に借金できることをアピールしてターゲットを集めます。なので、すぐにお金を借りられたのはあなたの実力でも、相手が優しいわけでもありません。もう一度言いますが、単にあなたが釣られただけです。
そして、そのあとに待っているのは激しい取り立てや悪質な嫌がらせなど、一言でいうなら「生き地獄」です。
闇金からは簡単に借金できる?!
電気が止まるような状況でこのような言葉を見たら、心が揺れ動く気持ちもわかります。そして、実際簡単に貸してくれるので一瞬助かったと思ってしまうんですね。
このように、闇金は怖いというイメージがある人も多いと思いますが、実は簡単にお金を借りられるという特徴があります。これは、とにかく借りてもらわないと、そのあとお金を搾り取れないからですね。
また、最近は個人融資というものをSNSやネット上でよく見かけますが、これも裏には闇金が潜んでいる可能性が高いです。
近年広がりを見せているヤミ金の様々な形態の取引である「#個人間融資」「後払い(ツケ払い)現金化」「先払い買取現金化」などといった手口には十分注意が必要です。安易に利用すると、法外な高金利での貸付けやしつこい取り立てなどの被害に遭う危険があります。
引用元:政府広報オンライン『新たな手口のヤミ金融に注意!「#個人間融資」「後払い(ツケ払い)現金化」「先払い買取現金化」』
政府が注意喚起するくらいなので、かなり危険だとわかるのではないでしょうか。とくにSNSでは容易に見つかるので、簡単にお金を借りられてしまい結果被害にあう方が増えています。
借りた後に待っているのは生き地獄
闇金から簡単にお金を借りた後に待っているのは、生き地獄です。例えば…
- 法外な利息により借金が増え続ける
- 早朝や深夜に取り立てが行われる
- 暴力や暴言を伴う取り立てが行われる
- 職場に「金返せ」などのFAXが届く
- 家庭が崩壊する
- 親族にまで取り立ての連絡がいく
- 性的な要求をされる
などが毎日のように続くことも少なくありません。しかも、どれか一つではなく2つ、3つが同時に行われると考えたらどうですか?最悪ですよね。
実際、闇金の被害について調べると簡単に見つかりますが、どれもひどいものです。

これはYahoo!知恵袋に寄せられた相談ですが、電話なりっぱなしで、救急車まで呼ばれたら、職場にいられないですよね…。そして、相談者も言っているとおり、放置しておけば事態は悪化する一方だと思います。
電気料金が支払えないのはたしかによくないかもしれません。しかし、私個人の見解ですが、電気代1ヶ月分のお金を用意するのに対して、この代償は不釣り合いだと思います。なので、仮に電気が止まるとしても闇金の利用は絶対NGです。
※電気代を払うなと言っているわけではありません。このあと闇金以外の方法をお伝えしますね!
金城です
昔法律事務所に勤めていた頃、簡単に借りられるからと軽い気持ちで闇金を利用した後、取り立てや嫌がらせが想像以上にひどく、家庭が崩壊しそうだと相談に来た人がいました。専門家による早急な対応で取り立てや嫌がらせは止まり、家庭が崩壊することも防げましたが、家族を守りたいなら闇金に手を出すのはご法度です。闇金の利用は自分の人生だけではなく、周囲の人の人生も狂わす恐れがあると覚えておきましょう。

口座凍結される可能性あり
闇金からの取り立てや嫌がらせのひどさをお伝えしましたが、これで終わりではありません。闇金を利用すれば、銀行口座を凍結される可能性があります。
「単にお金を借りただけでなぜ口座凍結までされるの?」と思う方もいると思います。これは、闇金があなたの口座を資金洗浄など違法行為に使うことがあるからです。
もし、あなたの口座が犯罪に利用された可能性があると判断されれば、金融機関の権限で口座が凍結されます。そして、口座が凍結されれば以下のようなリスクが生じます。
- 同じ名義のほかの口座も凍結される
- 新しく銀行口座が開設できなくなる
- 警察にマークされる など
たった数万円借りただけで、口座は使えなくなり、犯罪を疑われ警察にマークされるなんて理解できますか?正直、たった数万円のために背負うリスクとしては大きすぎると思います。
生き地獄・口座凍結を避けたいなら本物の弁護士・司法書士にご相談ください
本当に電気は止まる?料金滞納リスクも紹介

電気は、人間が生きていくうえで欠かせないインフラです。電気がなければ生きていくことは難しい、ということは実際電気は使い続けられる?と思ったことはありませんか?
結論、残念ながら料金を滞納すれば電気は止まります。いくら重要なライフラインといえど普通に止まってしまうんですね。しかし、実は料金を支払えなかったからといっていきなり電気が止まることはありません。
つまり…急いで闇金からお金を借りて電気代を用意する必要はないんです。(電気代は期日に間に合うように支払うのが基本ですよ!)
全体像を把握していれば、より適切な対応ができます。ここで、電気はいつ止まるのか、ほかにデメリットはあるのかなどをチェックしていきましょう。
20日程度滞納したら電気は止まる
一般的には、通常の支払い期限から20日程度経過すると電気は止まります。例えば、各電力会社が電気を止めるまでの期間は以下のとおりです。
- 東京電力:支払い期限から20日
- 関西電力:支払い期限の翌日から20日目
- 中部電力:支払い期限の翌日から20日目
ほかの電力会社を確認しても、電気が止まるのは支払い期限からおおむね20日程度でした。なので、支払い期限から20日過ぎたら電気は止まると覚悟したほうがよさそうですね。
ただプラスに捉えれば、期限が過ぎても20日以内に支払いができれば電気は止められないということです。20日あれば、工夫次第で電気代くらいは用意できるはず。しっかりルールを把握できれば、焦って最悪の行動(闇金)をすることはなくなると思いますよ。
料金を支払ったらどれくらいで電気は使えるようになる?
では、20日の間にお金を用意できたとしたら、どれくらいで電気は使えるようになるのでしょうか?これは「電力会社による」が回答です。
たった数分で使えるようになることもありますし、2〜3時間、それ以上かかるケースもあります。こればっかりは契約状況やそのときの電力会社の対応スピードなどによって変わるので、実際に問い合わせてみないとわかりません。
ただし、少しでも電気を早く使いたい場合のコツとして、こちらから電力会社に滞納分を支払った旨を伝える方法があります。基本的に、送電の再開は以下の流れで行われます。
- 滞納した電気代を支払う
- 電力会社が確認する
- 送電が再開される
この2の部分をこちらから連絡することで時間短縮するんですね。すると、ただ待っているよりも早く電気を使えるようになることがあります。電気が使えないのは困るので、少しでも早く使えるように工夫してみてください。
電気が止まる以外にある?料金滞納のデメリット

電気が止まるだけでも嫌な思いをしますが、料金を滞納するとそれ以外にもデメリットが生じます。代表的なデメリットは、以下の3つです。
- 延滞利息が発生する
- 保証金を請求されることがある
- 強制解約されることがある
支払いが遅れているので、延滞利息が発生するのはわかりますよね。
そして、保証金は家を借りる時の敷金というとわかりやすいでしょうか。一度電気代を滞納しているので、保証金として事前にお金を預けておくように求められることがあります。もしもう一度電気代を滞納すれば、保証金から料金が支払われます。
問題は、最後の強制解約です。電気が止まってもなお支払いを無視していると、強制的に契約を解除されます。強制解約されると、電気を使うために再び電力会社と契約を結ばなければなりません。これは滞納分を支払っても同様です。
ここで厄介なのが、再契約を断られる恐れがあることです。電気代を滞納していたので当然といえばそうですが、せっかく料金を支払っても電気が使えないなんて最悪ですよね。なので、強制解約になる前に滞納分の支払いを済ませたいところです。
金城です
ちなみに、強制解約になったからといって料金の滞納分がなくなるわけではありません。支払い義務は残っているので、いずれにしても電気代は請求されます。

電気が止まる前にできること3選

まず、大前提ですが、電力会社に電話してみてください。とくに、数日程度の猶予があれば支払いできる場合、事情を説明すれば電気が止まるまでの期間を延長してもらえる可能性があります。
わかります。気まずいですよね…。しかし、電話して電気が止まる期間を少しでも延長できるなら御の字ではないでしょうか。人として、期日に遅れているもしくは遅れる可能性があるのに電話をしないのはよくない気もしますよね。
なので、ここで紹介する3つの方法を実践する前に、電力会社に一本電話を入れておくことを推奨します。
そして、電力会社に報告が済んだら、今回紹介する3つの方法を実践してみてください。早めに行動すれば20日の間にしっかりお金を用意できるはずです。手続きなどが面倒なので、強制解約だけは避けましょうね。
不用品を売却する
電気代を捻出するのに、不用品の売却は有効です。1つものを売るだけで電気代を賄うのは難しいかもしれませんが、まとめて売ればある程度のお金にはなるでしょう。すぐにでも現金化したい方は、実店舗で売却してみてください。
ただ、実は私金城はフリマアプリをおすすめします。現金化するまでに少し時間をとっても問題ない場合に限りますが、フリマアプリのほうが同じ商品でも高く買い取ってもらえる可能性があるからです。
また、実店舗では買い取ってもらえなかったものが売れることがあるのもフリマアプリのいいところですね。小学生の自由研究のためにトイレットペーパーの芯が売れたり、壊れたスマホが売れたりと、まさかそんなものが売れるの?というものまで売れることがあります。
代表的なフリマアプリは、以下のとおりです。
- メルカリ:初心者でも簡単に出品できる
- ラクマ:自動で商品の情報を入力するバーコード出品が使える
- モバオク:売上から販売手数料が引かれない
どれか一つでもいいですし、管理の手間はかかりますが、複数のフリマアプリに出品すると早く売れますよ。
日払いバイトをする
売るものがないという方は、日払いバイトがおすすめです。日払いバイトをすれば、働いた分の給料がその日に受け取れます。ここで、代表的なアプリをお伝えしておきますね。
- タイミー:最短1時間からで未経験OKの仕事もある
- シェアフル:70種類以上の職種から単発のバイトを探せる
- LINEスキマニ:すぐに働ける求人案件を多数保有している
紹介したアプリ以外にも、日払いバイトを掲載しているものはたくさんあります。そして、それぞれ扱っている求人は異なるので、複数登録して自分に合う仕事を探すことをおすすめします。
うまく仕事が見つかれば、20日と言わず数日で電気代が稼げてしまうかもしれませんね。
生活困窮者自立支援制度を活用する
「売るものも見つからない」「すぐにできる仕事がない」という方は、生活困窮者自立支援制度の活用も検討してみてください。これは、経済的に困っている方の支援をする目的で整備された制度です。
生活にお困りの方の相談を受け付け、ひとりひとりの状況に合わせて、仕事の支援、家賃相当額の支給などの住まいの支援、家計の立て直しの支援などさまざまな支援を提供しています。
引用元:生活困窮者自立支援制度「生活困窮者自立支援制度の概要・対象者」
実際には、以下のような支援を行っています。
- 自立に向けたプランを作成してくれる
- 家賃相当額を支給してくれる
- 就労訓練をしてくれる
- 家計の立て直しをアドバイスしてくれる
- 子どもの学習支援をしてくれる など
絶対に支援が受けられるかはわかりませんが、私は当てはまるのかなと一人で悩んでいるくらいなら、一度住んでいる地域の自治体に確認することをおすすめします。
電気が止まったことに焦って闇金を利用したあなたへ

最後に、電気が止まったことに焦って闇金を利用してしまった方に向けて、どのように行動すればいいのかお伝えします。
今は地獄かもしれませんが、まずは落ち着いてください。NG行動を避けて専門家に相談すれば、あなたの平穏な生活を取り戻せます。まだ諦めるのは早いですよ!
まずは落ち着こう!NG行動をしないように注意
すでに取り立てや嫌がらせで頭を悩ませている方には酷かもしれませんが、まずはNG行動を取らないように落ち着くことが大切。以下のようなNG行動をすれば、被害が拡大する可能性が高いです。
- 返済しないと直接相手に伝える
- 別の闇金から借りて返済する
- 性的な要求に応じる
- 口座情報を渡す
- 携帯電話を渡す
実は、闇金から借りたお金は返済する必要がないんですが、それを直接闇金に伝えても意味がないどころか、相手を逆上させ取り立てや嫌がらせがさらにひどくなることがあります。
加えて、返済できないからといって別の闇金から借りて返済したり、性的な要求に応じるといったことはやめてください。いずれも自分がより苦しくなるだけです。
また、口座情報を渡したり、携帯電話を渡す行為は犯罪に巻き込まれるリスクがグッと上がります。いつの間にか犯罪に加担していたなんて事態を避けるためにも、不用意に自らのものを渡さないように注意しましょう。
金城です
以前法律事務所で勤務していた時に、直接闇金に「今後は返済しません」と伝えた方が相談に来ました。たしかに正しいことを言っているんですが、結果は脅迫や嫌がらせが激しくなっただけ。結局精神的にまいってしまい、支払いを続けていたようです。闇金と自分で交渉しても、物事がいい方向に進む確率は限りなくゼロに近いので、解決したいなら専門家の力を借りることをおすすめします。

取り立てや嫌がらせを止めたいなら弁護士・司法書士に相談

電気が止まることに焦って闇金を利用してしまった方は、弁護士・司法書士に相談してみてください。弁護士・司法書士に相談すると、以下のようなメリットがあります。
- 早期解決を期待できる
- 一人で悩む必要がなくなる
- 取り立てや嫌がらせが止まる
- ほかの借り入れも精算できる可能性がある
ただし、どの専門家も闇金に強いというわけではないので、適当に選ぶと後悔する可能性があります。弁護士・司法書士を選ぶときは、以下の点に注目しましょう。
- 闇金の解決実績は豊富か
- こちらの話を親身に聞いてくれるか
- 支払い方法(分割払いや後払いがあると楽)
- 口コミ、評判は良好か
- 自分の住んでいるエリアに対応しているか
法律の専門家と聞くと敷居が高いように感じるかもしれませんが、実は親身になってくれる弁護士や司法書士は多いです。なので、一人で抱え込まずに、まずは相談してみることをおすすめします。
闇金に強い・親身になってくれる弁護士・司法書士はこちら
同時にほかの借り入れや生活費を見直すのもあり
闇金を解決したからといって、ほかの借り入れがなくなるわけではありません。そのため、状況は改善するものの、返済に圧迫される生活は続くという人もいるでしょう。そこで、闇金の解決をするタイミングで、ほかの借り入れも整理してもらってもいいかもしれません。
例えば、闇金の解決に併せて債務整理の相談をすると、返済の負担が大きく改善される可能性があります。債務整理は、大きく3種類に分けられます。
- 任意整理:債権者と交渉することで借金の総支払額を減らせる可能性がある
- 個人再生:裁判所を通じて借金の元本を減らせる可能性がある
- 自己破産:免責が認められると借金のすべてが免除される
借金が減るなんて怪しくない?と思う方もいるかもしれませんが、いずれも合法の手続きなので安心してください。
3つの手続きの中だと、借金のすべてが免除される自己破産は魅力的にみえると思います。しかし、どの手続きが最適なのかは人によって異なるため、もし債務整理を行うのであれば専門家と相談して決めることをおすすめします。
また、せっかくですからこのタイミングで生活費も見直しておくといいかもしれません。電気代が支払えなかったということは、収入よりも支出のほうが大きくなっているということです。
「収入>支出」にならなければ、また闇金に手を出してしまうかもしれません。まずは不要な支出を削るところから始めてみてはいかがでしょうか。
【闇金=生き地獄】電気が止まるほうがマシ!まとめ

「闇金=生き地獄」ということはこの記事で伝わったのではないでしょうか?正直な話、闇金を利用するくらいなら電気が止まるほうがマシです。
※電気代の支払いが遅れることを推奨しているわけではありません。
しかし、電気はいきなり止まるわけではありません。支払い期日から20日程度は猶予が設けられています。つまり、この20日間でお金を用意できれば電気は使い続けられます。
お金を用意する方法としては、不用品の売却や日払いバイトがおすすめですが、国が提供している生活困窮者自立支援制度を活用するのも一つの手です。
また、「もう闇金から借りちゃったよ…」という方は、すぐにでも弁護士・司法書士に相談してみてください。取り立てや嫌がらせは高確率で止まります。ほかにも借り入れがある場合は、併せて相談すれば同時に解決できるかもしれません。
家族や友人に相談しにくいトラブルもあると思います。そのような時は、公的機関や専門家を頼ってみてください。一人で悩んでいるよりも早くトラブルが解決しますよ。